【グーグルの将来にピンチ到来！】決算シーズン本格前に静観した米国市場

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週が明けて昨日の米国市場はわずかに上昇しました。

これから決算発表が本格化する前のひと休みといったところでしょうか。

それでは4/17の米国市場を振り返り【グーグルの将来にピンチ到来！】決算シーズン本格前に静観した米国市場について解説していきます。

4/17 米国市場の値動き

昨日の米国市場はわずかに上昇しました。

大きなニュースはありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

買い戻された米主要3指数

昨日の米国市場は3指数そろって上昇しました。

マーケットがオープンするとしばらくヨコヨコした後に、ズルズルと売られる展開となりました。

今日も上値が重い展開となると思われましたが、引けにかけて急激に上昇していきました。

何か特別な発表があったワケではなさそうですが、安ければ買われるといった株式にとっては強気な相場が続いているようです。

連日上昇した長期金利

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値3.515から3.606に上昇しました。

昨日3.6を超えてきた長期金利は、4月に入ってからおよそ2週間ほど上昇を続けています。

3月には4.0%を超える場面もありましたが、現状3.5-4.0のレンジが株式にとっては心地よい水準と言えそうです。

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が上昇しているように見えます。

GOOGL（アルファベット）が▲2.66%下落と目立っていますが、理由は後ほど触れていきます。

他にもエネルギーやヘルスケア銘柄が売られていますが、金融株はまた上昇していましたね。

セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち9セクターが上昇、2セクターが下落した1日となりました。

不動産セクターが2%以上といった大きな上昇をしていますが、他はそれほどの変動はありませんでした。

一方で通信が1%以上下落しており、エネルギーを含んだ両セクターだけがマイナスでした。

金融セクターは3月の急落から少しづつ戻しており、1週間ではもっとも上昇しているセクターとなっています。

年初来高値を試すS&P500

昨日のS&P500はわずかに上昇して、終値では4,151にまで上げています。

レジスタンスとなると思われた4,100の水準を上抜けしたS&P500は、次なる目標である年初来高値を試す展開に入りました。

2月に付けた4,180は昨年8月の水準であり、年初来で+8.86%に位置しています。

2024年は2桁上昇すると予想するアナリストも多い中で、ひとまず突破しなければならない壁といったところです。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

サムスン端末の初期搭載グーグルからBingに

韓国のサムスン電子が自社の端末製品に初期搭載するサーチエンジンをグーグルからマイクロソフトの『Bing』に切り替えることを検討していたと報道されました。

アルファベットはサムスンと交渉中ですが、この報道を受けてGOOGL（アルファベット）の株価は▲2.66%下げ、MSFT（マイクロソフト）の株価は+0.93%と上昇しています。

話題のチャットGPTに出資しているマイクロソフトですから、AIの将来を見越した検討だと考えています。

5ヶ月ぶりに拡大となったNY連銀製造業景気指数

昨日発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数は、5ヶ月ぶりとなる活動拡大を示しました。

市場予想の▲18に対して+10.8となった景気指数は、前月の▲24.6から35ポイントほど回復しています。

予想から大きくぶれることの多いNY連銀指数ですが、景気後退懸念を和らげる効果がありました。

チャールズシュアブ自社株買い停止でも株高へ

米金融サービス大手のチャールズシュアブは、一連の銀行破綻の危機を発端に自社株買いを停止したことを発表しました。

決算発表で明らかになった事実ですが、利益が前年同期比で12％増加していることが好感されて、株価は+3.94と上昇しています。

4月の注目イベントについて

4月も重要な経済指標の発表が続きますので、日程の確認をしておきましょう。

おおむね重要な経済指標の発表は無事に通過していますが、5月FOMCの利上げは経済指標によって決まりますから、今後も引き続きウォッチしていきたいと思います。

昨日の注目決算

昨日発表された決算発表のなかでも、注目の銘柄について解説しておきます。

SCHW（チャールズ・シュワブ）のQ1決算

米国の金融持株会社のSCHW（チャールズ・シュワブ）の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが売上高をミスしました。

プレで決算発表のあったチャールズ・シュワブの株価は、+3.94%の上昇をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、金融ショックの影響で株価は▲35％の急落をしています。

銀行破綻のニュースによって地銀の株価は急落してきましたが、大手銀行はそれなりに回復しています。

一方で、チャールズ・シュワブの回復は鈍く、今回の決算発表でも大きく戻すことはありませんでした。

今週の注目決算

今週には決算発表がさらに本格化していきます。市場に大きな影響を与えそうな企業決算をピックアップしておきました。

それぞれの決算発表については、また当ブログでも追いかけていきたいと考えています。

まとめ

【グーグルの将来にピンチ到来！】決算シーズン本格前に静観した米国市場をまとめます。

昨日の米国市場は3指数そろって上昇しました。

先週の銀行株の決算発表で良いスタートを切った第1四半期決算ですが、明日からはさらに本格化します。

リセッション懸念が高まる米国市場において、根底を支える企業業績ですから今後の株価を大きく左右すると考えています。

気になる銘柄があったとしても決算発表前にエントリーすることなく、しっかりと業績を確認してからにしましょうね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

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