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昨日の米国市場は大きく下落しました。
今週に入りS&P500は▲3.15%の下落をしており3月に入ってからのリターンもマイナスとなってしまいました。
前日までに2日続けてのパウエル議長の議会証言がありましたが、時間差で株式市場を襲ったようです。
今夜には雇用統計の発表があり、そこで株価の急落を予想した投資家による売りが集中したのでしょうか?
それでは3/9の米国市場を振り返り【サポートを失ったS&P500】計り知れないダウンサイドに個人投資家がやるべきことはについて解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
3/9 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落しました。
大きな経済指標の発表はありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
大きく下落した米主要3指数
昨日の米国市場は3指数そろって大きく下落しました。
・S&P500…▲1.85%
・ダウ…▲1.66%
・NASDAQ…▲2.05%
プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンしても上昇していきました。
今日は反発する日なのかと思った矢先に下落がはじまり、特に引けにかけての下落は何が起きたのかと思うほどでした。
7,8日に開催された委員会のパウエル議長の議会証言によって、利上げが『速く』『高く』『長く』といった金融引き締めに向かうことが、時間差で市場に伝わったのでしょうか?
バリュー、グロース共に下落していますが、小型株の売り圧力が強かったようです。
ハイパーグロース株はズタボロよ!
急落した長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.999から3.907に低下しました。
昨日は株式市場が下落する中で、債券利回りも低下するといった現象が起きました。
通常であれば逆相関の関係にある両者ですが、株価の将来に不安を抱いた資金が債券市場に流れたといった状況でしょうか。
4%といった水準にまで利回りが上がると、投資家としては無リスクで得られる大きなリターンに魅力を感じるのだと考えています。
ノーリスク4%はおいしいよな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が下落していることがわかります。
金融は特にヤバいわね!
TSLA(テスラ)▲4.99%、NVDA(エヌビディア)▲3.08%、NFLX(ネットフリックス)▲4.99%など、大型株ですら大きな下落をしています。
とりわけ、金融銘柄に関しては短期金利の上昇によって株価は急激に下落しています。
一方で、一部上昇した銘柄もあり、INTC(インテル)+1.77%、LLY(イーライリリー)+1.38%、GE(ゼネラルエレクトリック)+5.27%などありましたが、相場全体としては焼け石に水ですね。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクター全てが下落した1日となりました。
・生活必需品…▲0.9%
・公益事業…▲1.04%
・ヘルスケア…▲1.2%
・エネルギー…▲1.49%
・資本財…▲1.56%
・情報技術…▲1.76%
・通信…▲2.22%
・不動産…▲2.48%
・素材…▲2.69%
・一般消費財…▲2.73%
・金融…▲3.23%
利上げ観測が高まったことで金融セクターは連日の急落です。
他にも4セクターが2%以上の下落をしており、株式への楽観がここにきて急落したようです。
それでも上位はディフェンシブセクターが占めており、現在の相場には保守的な対象への投資の方が向いているのかも知れません。
まだまだ下落続きそうやな
サポートラインを失ったS&P500
昨日のS&P500は大きく下落したことで、終値では3,918まで下げています。
今週の下落によって200日移動平均線を下に切り、テクニカル的にはサポートラインをすべて失ってしまいました。
下値目途のなくなったS&P500は、前回安値の3,800あたりをターゲットに下落を続けると、現在値より▲3%程度は下げる見込みが高まりました。
次は来週のCPIに注目ね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
雇用強ければ利上げ再加速か
パウエル議長は7,8両日の議会公聴会で、利上げペースを再加速させるかどうかの判断は雇用統計だけでなくそれ以外の経済指標にも左右されると述べました。
一方で、エコノミストは10日発表の2月雇用統計が上振れただけでも、FRBが利上げ幅を拡大するのに十分だと見込んでいるようです。
雇用統計では『非農業部門雇用者数』『平均時給の伸び』『失業率』に焦点が当てられそうですが、力強い労働市場が示されるようなことがあれば3月FOMCでの利上げ幅は0.5%となるかも知れません。
バイデン大統領が富裕層に増税の法案
バイデン米大統領は2024会計年度の予算教書を公表しました。
内容には法人や超富裕層に対する大幅な増税も盛り込まれており、共和党が支配する下院が拒否するのは確実と見られています。
、向こう10年間で財政赤字を3兆ドル縮小する計画も盛り込まれていますが、連邦政府総債務残高は10年後に51兆ドルに膨らむ見通しとのこと。
中には投資のキャピタルゲインに対する大幅増税なんかもありますので、株式市場が混乱しなければいいですね。
シリコンバレーの銀行持ち株会社60%の急落
シリコンバレーを中心に事業を展開する銀行持ち株会社のSVBファイナンシャルグループの株価は▲60%の暴落に見舞われました。
SVBは増資とポートフォリオの売却可能有価証券を実質的に全て売却したことを発表しており、通期業績見通しを急激な減少予想に更新しています。
FRBによる金融引き締めの犠牲者となった同社ですが、リーマンショックの時のように他社に飛び火しないことを祈るばかりです。
銀行の破綻は飛び火するからな
3月の注目イベントについて
3月も重要な経済指標の発表が続きますので、相場に大きな影響を与えそうなイベントをピックアップしておきます。
まずは今夜の雇用統計やな
まとめ
【サポートを失ったS&P500】計り知れないダウンサイドに個人投資家がやるべきことはをまとめます。
昨日の米国市場は大きな下落となりました。
今夜発表される雇用統計や来週のCPI次第では、3月FOMCでの利上げ幅やターミナルレートが引き上げられることが予想されます。
今年に入り楽観してきた株式投資家がそろって下を向くことで、今後のダウンサイドも計り知れないほどの下落に見舞われるかも知れません。
われわれ個人投資家は慌てて参入するのではなく、利上げ完了がいつになるのかをしっかり見極めてからのエントリーでも十分な利益になると考えています。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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