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昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
週間ベースで見てもS&P500は+1.39%の上昇となり、銀行破綻への懸念は少し和らいできたのでしょうか?
クレディ・スイスに続いてドイツ銀行にもデフォルト危機が迫っているようですが、先進国への景気後退が近付いているように見えます。
それでは3/24の米国市場を振り返り【政策金利の引き上げはもうない?】銀行破綻は景気後退を呼び込まないのかについて解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
3/24 米国市場の値動き
昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
金融システムへの懸念は世界に広がっているようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
わずかに上昇した米主要3指数
昨日の米国市場は3指数そろってわずかに上昇しました。
・S&P500…+0.56%
・ダウ…+0.41%
・NASDAQ…+0.31%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
さすがに今日は反落するのかと思っていたのですが、引けにかけて上昇することで3指数ともにプラス域まで回復していきました。
週間ベースで見るとS&P500は+1.39%上昇しましたが、金融ショック前の株価までは1.9%のアップサイドがあります。
少し安定してきたわね!
ハイパーグロース株はイマイチやな
続落する長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.414から3.372に低下しました。
一時は3.3を切る水準にまで下げた長期金利ですが、およそ2週間前には4%を超える高利回りにあったことを考えると、相当急速に低下していることがわかります。
長期金利の低下は長期債が買われていることを示しますが、債券トレーダーが買い向かっていることを鑑みると、市場はまだ底堅いのかも知れませんね。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が上昇していることがわかります。
ディフェンシブ銘柄が強かったわ!
前日大きく上昇していた半導体やソフトウェア企業は反落していますが、公益や不動産を中心にディフェンシブ銘柄の上昇が目立っています。
前日大きく上昇していたネットフリックスは+2.5%と続伸しており、年初来リターンを+11.36%にまで伸ばしています。
一方で、銀行株が反落しており、エヌビディアやディズニー、ワーナー・ブラザースやテスラなども下落していましたね。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち8セクターが上昇、3セクターが下落した1日となりました。
・公益事業…+2.78%
・不動産…+2.42%
・生活必需品…+1.49%
・ヘルスケア…+1.15%
・素材…+0.52%
・資本財…+0.24%
・通信…+0.15%
・金融…+0.01%
・情報技術…▲0.09%
・エネルギー…▲0.13%
・一般消費財…▲0.37%
公益事業と不動産は2%を超える上昇を見せました。
他にも、生活必需品やヘルスケアなども買われており、昨日はディフェンシブセクターが強かったようです。
一方で、一般消費財とエネルギー、情報技術はマイナスとなりましたが、週間ベースでは1%以上は上昇できています。
週間では公益と不動産だけがマイナスやな
200日移動平均線にサポートされたS&P500
昨日のS&P500は上昇したことで、終値では3,971まで上げています。
昨日も一時は200日移動平均線を下に抜ける場面もありましたが、なんとかサポートされて上昇できています。
それでもまだ2月からの下落トレンドを抜け切れていませんので、来週の相場に注目が集まります。
3月は何とかプラスになって欲しいわね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
独銀の株価急落で欧州銀行への不安再熱
金融株の売り圧力が再び強まりドイツ銀行は一時▲15%安と急落を見せたことで、欧州でも金融システムへの不安は再熱しています。
シュルツ首相はこれに対して『何も心配はない』とドイツ銀行への信頼を表明していますが、クレディ・スイスに続き独銀のデフォルト懸念によって金融システムへの懸念が高まっています。
ブラード総裁は金利予想を5.625%に引き上げ
セントルイス連銀のブラード総裁は自身の利上げ予想をこれまでの5.375%から5.625%に引き上げたことを明らかにしました。
銀行セクターへの不安はじきに和らぐとして、それでも経済は力強いと考えているようです。
常にタカ派のブラード総裁ですが、FOMCでの投票権はありませんのでそこまで注視する必要はないかも知れませんけどね。
6月には利下げに転じる市場予想
米国は景気後退が近いと考える債券トレーダーは、6月には政策金利の引き下げがはじまると予想しているようです。
現在4.75-5.0の政策金利は5月に上がることなく6月から利下げとなるといった予想は、銀行破綻の懸念からFRBはこれ以上の利上げができないと判断したのでしょうか。
パウエル議長はFOMC声明発表後の記者会見で『利下げは基本シナリオではない』と述べていますので、市場はFRBと真っ向勝負しているということになります。
『Don’t fight Fed』はどこへやら
3月の注目イベントについて
3月も重要な経済指標の発表についてはおおむね出尽くしていますが、まだ少しウォッチを続ける必要がありそうです。
まとめ
【政策金利の引き上げはもうない?】銀行破綻は景気後退を呼び込まないのかをまとめます。
今週ラストとなる昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
金融不安が世界に広がる中で、銀行システムを保護する当局の姿勢によって懸念が晴れているのでしょうか?
いくら保護される安心感があるとはいえ、銀行の業績が悪くなれば景気も後退していきますから、投資家は手放しに喜んでいる場合ではないと思いますけどね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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コメント
円安の為、もう引き上げがない事を祈ります。
≫yoshiさん
コメントありがとうございます。
円安は保有資産の円評価が上がるのでありがたい面もありますが、
投資家としても追加投資しにくいし、消費者としてもモノの値段が上がるのであまり嬉しくありませんね(>_<)