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今週はじめとなる昨日の米国市場は、思ったより小幅な値動きとなりました。
市場はSVBの話題で持ちきりですが、どうやらリーマンショックのような状況にはならないという見解が広がったことで、金融株以外は好調なようです。
ホワイトハウスやFRBも出動することとなった今回の破綻騒動ですが、本当にリーマンショックのような連鎖倒産はないのでしょうか?
それでは3/13の米国市場を振り返り【SVBの破綻も連鎖倒産はない?】優良銀行株の買い場到来について解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
3/13 米国市場の値動き
昨日の米国市場は比較的小幅な値動きとなりました。
連日SVBの話題で持ちきりですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
なんとか持ち直している米主要3指数
昨日の米国市場は金融パニックの中でもナスダックは上昇しました。
・S&P500…▲0.15%
・ダウ…▲0.28%
・NASDAQ…+0.45%
プレマーケットでは売られていた相場は、マーケットがオープンすると上昇していきました。
その後はショートや買い戻しによって株価は大きく乱高下しましたが、引けにかけて売られたことでプラスで引けたのはナスダックのみとなりました。
金融株が大きく下落していますので、金融株を含むダウとS&P500はマイナスに転じています。
そこまでパニックは大きくなかったわね!
グロース株よりバリュー株の方が下落しており、特に中小型株の売り圧力が強かったようです。
ハイパーグロース株は差が出たわね!
急落した長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.704から3.545に急落しました。
前日に続き長期金利の急落が続いています。
次回FOMCでの利上げが0.5%になる観測が高まったことで、一時は4%を超える場面のあった長期金利でしたが、金融リスクの高まりから債券が買われています。
10年債以外にも短期債も急落していますから、株式にとっては上を向くチャンスとも言えそうです。
グロース株のチャンスかもしれんな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、金融株が大きく下落していることがわかります。
地銀は崩壊してるわね!
GAFAMは軒並み上げていますが、公益事業や不動産などは全体的に大きく上昇しました。
他にもヘルスケアが好調に見え、LLY(イーライリリー)+3.01%や、AMGN(アムジェン)+2.33%など、これまで低迷してきたヘルスケアが日の目を見る相場に転換するかもしれませんね。
しかし、昨日はやはり金融株の下落が目立ち、特に地銀の急落は数日間は続きそうですね。
SVB(シリコンバレーバンク)の破綻が他銀行へ波及することが懸念されて、地銀を中心に株価を急落させています。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち6セクターが上昇、5セクターが下落した1日となりました。
・公益事業…+1.18%
・不動産…+1.15%
・ヘルスケア…+1.01%
・情報技術…+0.56%
・通信…+0.22%
・生活必需品…+0.22%
・一般消費財…▲0.1%
・素材…▲0.22%
・資本財…▲0.81%
・エネルギー…▲2.24%
・金融…▲2.97%
やはり金融セクターが売られており、3%近い急落をしています。
他にもエネルギーセクターも大きく下落したことで、ダウなどの指数もマイナスとなったようです。
一方で公益事業、不動産、ヘルスケアセクターなど、比較的ディフェンシブセクターは上昇を見せました。
金融はもう少し下げそうやな
不確実性が増したS&P500
昨日のS&P500は下落したことで、終値では3,855まで下げています。
これまでインフレと戦ってきたFRBに対して、経済指標は徐々に反応してきたことで市場には『そろそろターミナルレートが近いのか?』といった憶測が広がっていました。
そこにきてSVBの破綻ですから、本当に株式市場ってわからないものですよね。
それでも待ったなしに消費者物価指数(CPI)の発表があり、FOMCも控えています。
FRBがどちらに舵を切るのか不確実性が高まっています。
テクニカル的には弱いチャートね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
次回FOMC利上げ停止まである?
SVB(シリコンバレー・バンク)の破綻を受けて、次回FOMCでは利上げ停止に追い込まれるのではないかといった憶測が広がっています。
パウエル議長の委員会証言によって、次回FOMCでの利上げ幅が0.5%になるとの観測が広がっていました。
一方で、SVBの破綻のニュースが広がると、連鎖倒産の懸念から利上げ停止に追い込まれる観測が広がりました。
現在は0.25%利上げが73%を占めていますが、利上げ停止の予想が27%にまで増加しています。
今夜の消費者物価指数(CPI)次第では、本当に利上げ停止の可能性が浮上してきます。
まあ恐らく0.25%利上げやろな
SVB破綻受けてドル円急落
SVBの破綻の影響は為替にまで波及しており、ドル円は一時132円台前半にまで急落しました。
同様に破綻の恐れのあるファースト・リパブリック・バンクの株価は62%安となり、地銀の連鎖倒産の懸念が広がることでドルが売られました。
同様に2年債利回りは▲0.5%低下して、3日間の下げが▲13%を超え1987年のブラックマンデー以来の最大を記録しています。
急落する銀行株はお買い得
パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントのCEOを務める資産家のビル・アックマンは、米政府が「正しいこと」を行う限り、地銀株は現時点で「信じられないほど割安」との認識を示しました。
今回のSVBの破綻によって、地銀を中心に株価は急落しています。
しかし、実際には経営状態の良い銀行まで株価を急落させていますので、今回の下落は『買い時』と判断しているようです。
確かにWFC(ウェルズファーゴ)やMS(モルガンスタンレー)なども、前回決算で素晴らしい業績を発表していましたので、今回の下落は『押し目買いのチャンス』かもしれませんね。
もう少し待った方が良さそうやけどな
3月の注目イベントについて
3月も重要な経済指標の発表が続きますので、相場に大きな影響を与えそうなイベントをピックアップしておきます。
今夜は消費者物価指数(CPI)やな
まとめ
【SVBの破綻も連鎖倒産はない?】優良銀行株の買い場到来をまとめます。
昨日の米国市場はSVBの破綻を受けても小幅な値動きだったと思います。
一部ではリーマンショックのように銀行が連鎖倒産するといった憶測まで聞かれましたが、ホワイトハウスやFRBなどがそれを許さないようです。
今夜には消費者物価指数(CPI)の発表もあり、来週にはFOMCも控えています。
われわれ個人投資家ができることは、日々のニュースに踊らされることなく、市場をじっくり眺めながら、長期の視線で相場に向き合いたいところですね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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コメント
>われわれ個人投資家ができることは、日々のニュースに踊らされることなく、市場を>じっくり眺めながら、長期の視線で相場に向き合いたいところですね。
全く同感です。
yoshiさん
コメントありがとうございます。
当ブログでは毎日のニュースや株価動向を配信していますが
内心では『それでもあまり気にしない方がいいですよ』と心でつぶやいてます(笑)
株式投資というものは『結果的にジタバタしない方がパフォーマンスが良かった』
なんてことがよくありますからね。(←経験者😭)