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昨日の米国市場は先週末に続けて大きく下落しました。
1月から大きく上げすぎてきた米国市場ですから、一旦の利確売りといったところでしょうか。
大きな下落要因としては、今夜のイベントでパウエル議長の発言が控えているということでしょうね。
ウォール街を中心に多くの投資家は、パウエル議長のコメントに注目すると共に警戒を高めています。
それでは2/6の米国市場を振り返りパウエル議長の発言前に警戒する米国市場『空飛ぶバイク』の上場初日は急落でしたについて解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
2/6米国市場の値動き
週の明けた昨日の米国市場は、先週金曜日に続けて大きな下落となりました。
大きなニュースはありませんでしたですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
ナスダックを中心に続落した米主要3指数
昨日の米国市場は先週末に続けて、ナスダックを中心に続落しました。
・S&P500…▲0.61%
・ダウ…▲0.10%
・NASDAQ…▲1.00%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても上昇することはありませんでした。
ダウの下落は限定的でしたが、これまで大きく上昇してきたナスダックは2日連続での▲1%超えの下落でした。
全体的に下落していますが、小型株の売り圧力が強かったようです。
ハイパーグロース株も下げだったわ!
わりとガマンできとるな
1ヶ月ぶりの高水準となった長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.519から3.644に上昇しました。
急激に上昇した長期金利ですが、3.6を超えたのはおよそ1ヶ月ぶりのことです。
これまで3.5をレンジに推移してきた利回りですが、このままキュンキュンと上昇をするようであれば、株式市場は要注意ということになります。
債券投資家が売ってるいうことやな
上昇したVIX
昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日の終値18.33から19.43に上昇しました。
上のチャートを見ると上昇したようには見えないのですが、すでに先週金曜日のアフターマーケットで急騰しており、昨日1日でのチャートは横ばいといったところです。
それだけ昨日は変動要素が何もなかった1日とも言えます。
それでもまだ20以下やな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、大半の銘柄が下落していることがわかります。
テスラは光ってるわね!
TSLA(テスラ)は+2.52%の上昇となり、これで5日連続の上昇となりました。決算発表から8営業日で+34.85%の爆上げをしていますね。
一方で、他の大型株は下げています。AAPL(アップル)▲1.79%、GOOGL(アルファベット)▲1.66%、AMZN(アマゾン)▲1.17%といった比較的大きな下落です。
上昇した銘柄に目を向けると、それなりにネームバリューがある企業が目立ちます。
他にも小売りや食品業が強い1日でした。
それにしてもテスラはどこまで上がるんや
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち1セクターのみが上昇、他10セクターが下落した1日となりました。
・公益事業…+0.54%
・生活必需品…▲0.19%
・エネルギー…▲0.39%
・一般消費財…▲0.49%
・金融…▲0.54%
・資本財…▲0.54%
・ヘルスケア…▲0.67%
・不動産…▲0.88%
・素材…▲1.26%
・通信…▲1.4%
・情報技術…▲1.48%
唯一プラスだったのが公益事業セクターでした。
全体的に下げた割に下落率は小幅だった印象ですが、情報技術、通信、素材セクターといったところは1%を超える大きな下落となりました。
原油価格が急落したのにエネルギーセクターが、そこまで下落しなかったのが不思議な感じがしましたね。
一方で大幅に下落した情報技術セクターですが、半導体やソフトウェアの中には▲3%以上も下落した銘柄も散見されました。
INTC(インテル)は▲5.38%下落よ!
ゴールデンクロスが虚しいS&P500
昨日のS&P500は続落して、終値では4,111にまで下げています。
先週の木曜日の高騰によりS&P500のチャートはゴールデンクロスを完成させていましたが、虚しいことにその後の2日間は下落してますね。
それでもまだボリンジャーバンドの2σに近い位置で推移しているので、上昇トレンドは継続中と言っても良さそうです。
今夜は少しパウちゃんに警戒よ!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
パウエル議長の発言に警戒高まる
FRBのパウエル議長が7日のイベントで何を発言するのかに注目が集まっています。
特に政策金利の見通しを5.1%としているFRBに対して、年末には利下げに転じると考えている市場予想に間違いだと指摘するのではないかと、警戒が高まっています。
思いのほか高かった雇用者数についても、どのような見解を持っているのか、発信内容次第では株価急落の可能性もあるため、昨日の相場は下落したと考えられます。
ディスインフレは否定しないで欲しいわね!
強い雇用に金利ピーク引き上げの懸念
1月の雇用統計が強かったことを受けて、アトランタ連銀のボスティック総裁はターミナルレート(政策金利のピーク)を従来の予想よりも引き上げる必要があると語っています。
今後あと2回の0.25%の利上げが予想されているFOMCですが、さらにもう一回の利上げの可能性があるということです。
ボスティック総裁は2023年FOMCのメンバーではありませんが、比較的ハト派よりの要人の発言にウォール街も反応せざるを得ませんでした。
雇用統計強すぎたもんな
最新機種iPhone中国で大幅値引き
アップルは中国においてiPhoneを約1万5000円の値引きで販売しているようです。
最新機種の発売後、数ヶ月で異例の大幅値引きで販売されていることに対して、アップルはコメントを控えているとのこと。
公式サイトでは定価で売ってるの!
『空飛ぶバイク』の株価が初取引で急落
ホバーバイク(空飛ぶバイク)の開発、販売を手掛けるA.L.Iテクノロジー(米法人名はエアウイングテクノロジーズ)が、ナスダック上場初日に株価を急落させています。
A.L.Iテクノロジーは日本のベンチャー企業で、ナスダックへはSPAC(特別買収目的会社)ポノキャピタルとの合併を通じての上場となります。
ポノキャピタルの株価は3日の終値から一時59%安となり、売買停止措置が2回も発動されました。
やはりSPAC銘柄が歓迎されるほど、楽観的な市場環境ではないようです。
しかし、1台7,770万円といった高額の『空飛ぶバイク』ですが、いったい誰が買うんでしょうね。
2月の注目イベントについて
2月も重要な経済指標の発表が続きます。
相場に大きな影響を与えそうなイベントをピックアップして、注目イベントについてはウォッチしていきたいと思います。
来週はいよいよCPIやな
注目の決算発表
昨日も市場に影響のありそうな企業決算がありましたので、決算結果について見ていきたいと思います。
2/6(月)
・ON(オン・セミコンダクター)
・PINS(ピンタレスト)
・ZI(ズームインフォ)
ON(オン・セミコンダクター)のQ4決算
米半導体メーカーのON(オン・セミコンダクター)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りましたが、ガイダンスをミスしました。
プレで決算発表のあったオン・セミコンダクターの株価は▲0.61%の下落をしました。
決算ミスのワリに株価下がらんかったな
最近、半導体は強いわね!
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、年始から堅調に株価を上昇させています。
オン・セミコンダクターの株価は年始の安値から+35%も上昇しており、上場来高値を更新しています。
現在は50日移動平均線の上にありMACDも上昇トレンドを示していますが、少し買われすぎの傾向にありますので一旦の下落を覚悟する必要がありそうです。
直近1年のリターンは+43%の上昇よ!
PINS(ピンタレスト)のQ4決算
写真共有のウェブサイトを運営するPINS(ピンタレスト)の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが、売上高をミスしました。
ピンタレストの株価は+1.49%上昇していましたが、決算発表のあったアフターで▲2.01%の下落をしました。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、上昇レンジを形成していることがわかります。
実はピンタレストの株価は2021年の高値から、最大で▲80%もの下落をしていました。
2022年の逆金融相場ではハイパーグロース株は大きく売られてきましたが、2023年は巻き返しがはじまっています。
現在の株価は50日移動平均線のはるか上にあり、MACDも上昇トレンドを示していますので、今後の期待がかかります。
SNSの伸び次第ね!
これまで良かった銘柄ですが今後エントリーするのであれば、少し様子を見てからの方がいいかも知れませんね。
ZI(ズームインフォ)のQ4決算
米国のマーケティング・ソフトウェア企業のZI(ズームインフォ)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りましたが、ガイダンスをミスしました。
アフターで決算発表のあったズームインフォの株価は、時間外で▲4.6%の下落をしました。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年11月の決算時には大きく株価を急落させています。
ズームインフォは2021年11月の高値から70%近く下落しており、現在の株価は上場来安値を掘り下げています。
今回ピックアップした理由は、ハイパーグロース株が決算をミスするとどうなるかを見ていただくためです。
2021年にはモテはやされたハイパーグロース株ですが、現在のような景況感では業績が出せないようだと厳しい未来が待っていますね。
株価を上昇させるためには
好決算を連発させる必要があるわね!
それかまた金融相場を待つかやな
今週の注目決算
今週にも注目の決算発表が続きますが、重要と思われる銘柄をピックアップしました。
2/7(火)
・LIN(リンデ)
・VRTX(バーテックス)
・FISV(ファイサーブ)
・CMG(チポトレ)
・FTNT(フォーティネット)
・ENPH(エンフェーズエナジー)
・RCL(ロイヤル・カリビアン・クルーズ)
2/8(水)
・DIS(ディズニー)
・CVS(CVSヘルス)
・CME(CMEグループ)
・MPWR(モノリシック・パワー)
・MGM(MGMリゾーツ)
・DOCS(ドキシミティ)
・AFRM(アファーム)
2/9(木)
・ABBV(アッヴィ)
・PEP(ペプシコ)
・SPGI(S&Pグローバル)
・PM(フィリップモリス)
・PYPL(ペイパル)
・MSI(モトローダ)
・HLT(ヒルトン)
今週も引き続き企業決算をウォッチしていきたいと思います。
まとめ
パウエル議長の発言前に警戒する米国市場『空飛ぶバイク』の上場初日は急落でしたをまとめます。
先週はFOMCや重要な経済指標、大型株の決算発表が相次ぎボラティリティの高い相場となりました。
一方で、これからそれほどイベントがない米国市場ですから、今後はFRBの高官発言に注目が集まります。
特に今夜は、パウエル議長が何を語るのかといった重要な局面を迎えるので、引き続き目が離せない相場が続きそうです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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