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昨日の米国市場はダウを中心に下落したことで、2月は3指数ともにマイナスとなってしまいました。
年内の利下げ観測の高まりによって上昇していた1月の株式市場ですが、2月には希望的観測が遠のいたようです。
今年に入り利回りの上昇が止まらない債券市場ですが、不安定な株式に投資するよりも無リスクな債券に投資妙味があると考えている投資家も増えているようです。
それでは2/28の米国市場を振り返り【上昇する債券利回りに株式オワコン】崖っぷちのS&P500に注意について解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
2/28 米国市場の値動き
昨日の米国市場はダウを中心に下落しました。
それほど大きなニュースはありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
ダウ中心に下落した米主要3指数
昨日の米国市場はダウを中心に3指数ともに下落しました。
・S&P500…▲0.30%
・ダウ…▲0.71%
・NASDAQ…▲0.10%
プレマーケットでは売られていた相場は、ナスダックを中心に大きく上昇していき一時は+0.7%をつける水準にまで買われていました。
ところが引けにかけてズルズルと下げていき、終わってみれば2月は3指数ともにマイナスとなってしまいました。
2月最終日となった昨日のマーケットでは、1月の上昇分を含めて機関投資家のポジション整理があったと考えられます。
全体的に下落していますが、比較的大型株の売り圧力が強かったようです。
ハイパーグロース株はまずまずよ!
変わらずの長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.922から3.928と変わらずでした。
マーケットがオープンして間もなく3.983にまで上昇した長期金利ですが、日中には急激に低下したため、このまま下落に転じるのかと思った矢先に引けにかけてリバウンドしています。
債券トレーダーも方向感がつかめない様子ですが、4%の大台を突破してしまうのか注目しましょう。
4%はやめて欲しいな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、全体的には下落した銘柄の方が多かったように見えます。
引けにかけて売られたわね!
META(メタ)が+3.19%と上昇が目立っていますね。
他にもAMAT(アプライド・マテリアルズ)+3.64%、AVGO(ブロードコム)+1.51%など上昇銘柄もありましたが、やはり大きく売られた銘柄が多かったため指数も下落となっています。
やはりバリュー株を中心に下落しているようです。
通常であれば高金利下ではグロース株が売られやすいのですが、今年は金利が上がるとバリュー株が売られるといった展開が続きます。
リセッション懸念を含めて下落相場のリスクヘッジのためにディフェンシブ銘柄を保有した投資家にとっては、拍子抜けの展開ですね。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち3セクターが上昇、7セクターが下落した1日となりました。
・素材…+0.55%
・金融…+0.17%
・通信…+0.03%
・一般消費財…±0%
・情報技術…▲0.18%
・不動産…▲0.19%
・資本財…▲0.3%
・生活必需品…▲0.69%
・ヘルスケア…▲0.74%
・エネルギー…▲1.33%
・公益事業…▲1.61%
公益事業、エネルギーセクターが1%以上の大きな下落を見せています。
一方で、素材、金融といったセクターは何とかプラスで引けていますが、ほとんどのセクターが引け間際に大きく売られていますので、特定の売り要因があったというよりも相場全体が売られた1日となりました。
相変わらずディフェンシブセクターが弱いな
崖っぷちで耐えているS&P500
昨日のS&P500はわずかに反落したことで、終値では3,970まで下げました。
なかなか4,000を回復することができないS&P500ですが、2月末にして崖っぷちに立たされています。
50日移動平均線や200日移動平均線、昨年10月からの上昇トレンドの下値抵抗線など、いくつかのサポートラインがありますが、すべてが近接しています。
昨日の下落によって50日とトレンドの下値抵抗線をした抜けしてしまったために、残るは200日移動平均線のみとなってしまいました。
明日の相場で▲1%下落するようなことがあれば、全てのサポートラインを失うことになりますので注視したいところですね。
S&P500は踏ん張りどころよ!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
年内の利下げ見通し5分5分へ
これまで年内には利下げに転じるだろうと予想してきた市場ですが、すでに債券トレーダーは5割もないと考えているようです。
これまで急激な利上げによってインフレ抑制を図ってきたFRBですが、どうやら思ったほど成果が出ていない様子です。
楽観的な利下げ予想によって株価を上昇させてきた1月に対して、強い経済指標が出るたびに株価を下げてきた2月ですが、年内の政策金利の利下げ観測も低下しているようです。
3月、5月、6月のFOMCで、それぞれ0.25%引き上げたところで利上げ打ち止めと予想している市場ですが、それ以上にターミナルレートが上昇するようなら株価は急落するシナリオですね。
やっぱり6%とかもあるんかな
60/40戦略を上回る債券利回り
債券利回りが大きく上昇したことで、株式のリスクプレミアムが失われています。
世界で最も「無リスク」とされる証券の一部の利回りは、伝統的な「株式60%/債券40%」戦略の利回りを過去20年余りで初めて上回った。
引用元:Bloomberg
5%を超える債券利回りの前では、もはや株式を保有するメリットがないといった状況です。
ただし、これは現状の景況感であって永続的なものではありませんので、今後は再び株式のリターンが上回る未来がくると信じています。
それにしても無リスクで5%を超える
利回りって魅力的ね!
3月の注目イベントについて
明日から早くも3月に突入します。
3月も重要な経済指標の発表が続きますので、相場に大きな影響を与えそうなイベントをピックアップしておきます。
今年もあっという間に終わりそうやな
まとめ
【上昇する債券利回りに株式オワコン】崖っぷちのS&P500に注意をまとめます。
昨日の米国市場はわずかに下落して、2月のS&P500リターンは▲2.61%下落となりました。
1月の上昇がこのまま続くと考えていた投資家にとっては、悲観が広がった2月の相場となりました。
インフレ抑制が思うように進まないFRBが、今後どのような政策に打って出るのかに注目が集まりますが、米経済がどこまでの引き締めに耐えられるのかに焦点が集まります。
少し値ごろ感が出てきた米国市場ですが、もう少し静観を続けた方がいいかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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