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昨日の米国市場は予想を超えるPCEデフレータの結果を受けて、株式市場は下落しました。
インフレの鎮静化がまだ先になることが懸念されて、利上げ観測の高まりが投資家の楽観を覚ました結果となりました。
どうやら米国のインフレは市場が考えているよりも、長期化する可能性が高まっているようです。
それでは2/24の米国市場を振り返り【反発するインフレに下落した米国市場】予想を超えるPCEデフレータについて解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
2/24 米国市場の値動き
昨日の米国市場は再び下落に転じました。
PCEデフレータの発表があり予想を超える数値に下げ相場となりましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
再び下落に転じた米主要3指数
昨日の米国市場は前日の上昇から一転、再び下落に転じました。
・S&P500…▲1.05%
・ダウ…▲1.02%
・NASDAQ…▲1.69%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても上昇することはありませんでした。
それでも何とか1%台の下落で済んだことは、今年の株式市場がまだ強気なことを示しています。
全体的に下落していますが、大型グロースの売り圧力が強かったようです。
ハイパーグロース株はボコボコよ!
LAW(CSディスコ)は決算落としで
1日で▲29.67の大暴落やな
再び上昇した長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.890から3.947に上昇しました。
前日に少し反落していた長期金利ですが、昨日は再び上昇しました。
昨夜のPCEデフレータが予想より強かったことを受けて、債券市場にも売りが集中したようです。
また4%に向かっとるな
すでに短期債の利回りは5%を超えており、株式のリスクプレミアムは減少する一方です。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほぼすべての銘柄が下落していることがわかります。
やっぱりこうなったわね!
PCEデフレータが急激に上昇して利上げ観測が高まったことで、株式市場は全部安となりました。
やはり今年の相場もインフレ指標と政策金利によって変動していることが示されましたね。
中でもメガテックは大きく売られています。
前日大きく上昇していた半導体銘柄も大きく下げており、AMDやONなどは2%以上下落していました。
一方で、INTU(イントゥイット)は好決算で1.93%の上昇をしており、他にもJPM(JPモルガン)、WMT(ウォルマート)、VZ(ベライゾン)などもわずかに上昇していました。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクター全てが下落した1日となりました。
・エネルギー…▲0.04%
・公益事業…▲0.19%
・金融…▲0.28%
・生活必需品…▲0.54%
・資本財…▲0.61%
・素材…▲0.69%
・ヘルスケア…▲1.36%
・通信…▲1.64%
・不動産…▲1.7%
・情報技術…▲1.89%
・一般消費財…▲1.91%
やはり下落相場となると一般消費財、情報技術、通信セクターといったところは大きく下げますね。
他にも不動産やヘルスケアを含めた5セクターが1%以上の下落をしています。
昨日はPCEデフレータの発表により長期金利が上昇し株安となった相場ですが、値崩れする時はどのセクターが弱いのか明確になりましたね。
PCEデフレータ恐るべしやな
50日を下に割ったS&P500
昨日のS&P500は下落したことで、終値では3,970まで下げました。
前日の回復もむなしく、昨日の下落で再び4,000を割り込んでしまいました。
テクニカル的にも50日移動平均線を下に割り込んでしまい、すぐ下には200日移動平均線が待ち構えています。
このまま200日も下に割り込むことがあるようだと、サポートを失ったS&P500はどこまで下げるのかわからない状況となってしまいます。
200日ではリバウンドして欲しいわね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
予想を上回り上昇したPCEデフレータ
1月のPCEデフレータの発表がありましたが、予想を大きく上回り前月よりも上昇していました。
インフレの低下に陰りが見えたことで、FRBによる利上げ継続の圧力が増す形となりました。
コア(前期比)
結果…4.7%(予想…4.3%)
前回…4.4%(修正値…4.6%)
総合(前年比)
結果…5.4%(予想…4.9%)
前回…5.0%(修正値…5.3%)
インフレ再加熱しとるやんか
個人の所得は前月比で0.6%上昇しており、個人の支出は前月比で1.8%も伸びています。
昨年までのインフレ要因はサプライチェーンのボトルネックによるものできたが、現在のインフレは個人支出による需要主導型となっています。
この傾向が続くようなら、FRBは5.25%を超える水準にまで金利を引き上げる可能性が浮上します。
FRBメンバーも重要視する
インフレ指標よ!
利上げ継続の意思示すクリーブランド連銀総裁
クリーブランド連銀のメスター総裁は、インフレ抑制のため利上げを継続する必要があると指摘しました。
インフレを2%に戻すためには『あと少しの行動が必要』とコメントしていますが、5%を超える政策金利を継続する意思を示しています。
前回FOMCでのメンバーは『まだ利下げを検討する時期ではないと』考えているようですが、このままだと来年まで水準を維持する必要があるかも知れませんね。
市場は今年の12月には利下げに
転じるって予想してるわね!
6.5%まで利上げが必要との論文も
JPモルガン・チェースのチーフエコノミストのフェロリ氏やブランダイス大学のチェケッティ教授など5人のエコノミストは政策金利は6.5%まで引き上げる必要があると指摘しています。
同時にFOMCがインフレへの対応で当初出遅れたことを厳しく批判しています。
一時的とか言ってたもんな
2月の注目イベントについて
2月も重要な経済指標の発表が続きます。
相場に大きな影響を与えそうなイベントをピックアップして、注目イベントについてはウォッチしていきたいと思います。
今月もあとわずかやな
まとめ
【反発するインフレに下落した米国市場】予想を超えるPCEデフレータをまとめます。
昨日の米国市場はインフレ指標となるPCEデフレータの発表を受けて下落に転じました。
5%近くまで政策金利を引き上げてきたFRBに対して、米経済の過熱は冷めることなく消費者圧力は弱まることがありません。
このまま高インフレが持続するようだと、次回FOMCでは0.5%の利上げなんて構想もあるかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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