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Follow @RamTky昨日の米国市場は大きな変動はなく、クリスマスを前にひと休みといったところです。
発表されたインフレ指標は利下げを後押しするものとなりましたが、投資家の視線は来年の利下げ時期にターゲットが絞られました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
12/22 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きな値動きはありませんでした。
インフレ指標の発表がありましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
米主要3指数の値動き
・S&P500…+0.17%
・ダウ…▲0.05%
・NASDAQ…+0.19%
プレマーケットからS&P500とナスダックは買われダウは売られていた相場は、マーケットがオープンすると一気に上昇していきました。
その後横ばいが続きましたが日本時間のAM4時ころに急落して、引けにかけて回復したといった1日でした。
下げたら買い戻されるわね!
ハイパーグロース株もまちまちやな
長期金利(米10年債利回り)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.893から3.901に上昇しました。
一時は3.85%にまで下げていた長期金利ですが、昨日はマーケットがオープンしたあたりから上昇していきました。
10月をピークに下がり続けていますが、この辺りが一旦の抵抗線になるかも知れませんね。
明らかに跳ね返されたな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、全体的に薄っすらとした緑が多いように感じます。
様子見の1日だったわ!
マグニフィセント7はまちまちでアップルが▲0.56%下げ、グーグルが+0.65%上げた以外は0.5%以内の小幅な動きでした。
他にも大きく変動した銘柄は少数でしたがピックアップしていきます。
アンシスはSNPS(シノプシス)による買収提案が提出されたことによる爆上げですね。
モデルナは相変わらずのボラティリティーの高さですが、このところ大きく上昇しており11月のボトムから36%も急騰しています。
一方で、買収する側のSNPS(シノプシス)は▲6.34%の急落、決算で見通しを下方修正したことでNKE(ナイキ)は1日で▲11.83%の暴落をしています。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち10セクターが上昇、1セクターのみが下落した1日となりました。
・ヘルスケア…+0.66%
・生活必需品…+0.64%
・素材…+0.6%
・資本財…+0.53%
・公益事業…+0.45%
・金融…+0.41%
・不動産…+0.31%
・エネルギー…+0.26%
・通信…+0.11%
・情報技術…+0.11%
・一般消費財…▲0.64%
大きな変動はありませんでしたが、パフォーマンス上位は完全にディフェンシブセクターが占めています。
ヘルスケアや生活必需品など上半期は絶不調なセクターでしたから、トレンドが転換すればアップサイドは大きいはずです。
穏やかな相場だったわりに一般消費財セクターが下げているのはナイキの影響でしょうね。
完全にセクターローテーションや
S&P500チャート分析
昨日のS&P500はわずかに上昇して、終値では4,754まで上げました。(+0.17%)
前日には値を戻していたS&P500ですが、昨日はほとんど変動はしませんでした。
しかし、テクニカルチャートを見ると十字線が出ており重要な転換点となる可能性があります。
通常わずかでも陽線(緑)となった十字線であれば今後の上昇が期待できるのですが、今回のような高値圏で出現した場合は逆に下落するパターンもありますので警戒が必要になります。
年末まであと1週間ほどとなりましたが、上げ相場で今年を締めくくって欲しいですね。
FEAR&GREEDインデックスは77と少し上げてGREEDのままですね。
強欲が収まるまで買いにくいわね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
利下げ後押しするPCEデフレーター
昨日発表された11月のPCEデフレータは予想を下回り、利下げ観測を後押しする結果となりました。
【コア】(前年比)
結果…3.2%(予想…3.3%)
前回…3.5%
(前月比)
結果…0.1%(予想…0.2%)
前回…0.1%(速報値…0.2%)
【総合】(前年比)
結果…3.0%(予想…3.1%)
前回…3.0%
(前月比)
結果…0.2%(予想…0.3%)
前回…0.1%(速報値…0.2%)
【個人所得】(前月比)
結果…0.4%増(予想…0.4%増)
前回…0.2%増
コア指数の6ヶ月間の年率ベースは上昇率が1.9%となったことで、FRBが目指す2%を下回りました。
物価上昇圧力の弱まりと強い個人支出を背景にソフトランディングが現実のものとなりそうですね。
最高の着陸じゃないの!
インフレ期待低下のミシガン大
昨日発表された12月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は、1年先のインフレ期待が21年3月以来の低水準となりました。
【12月】
□結果…69.7(予想…69.4)
速報値…69.4 前月…61.3
□1年先インフレ期待…3.1%
市場予想…3.1% 速報値…3.1% 前月…4.5%
□5-10年先インフレ期待…2.9%
市場予想…2.8% 速報値…2.8% 前月…3.2%
消費者のインフレに対する見方が大幅に改善したことで、消費者マインドが8.3ポイントも回復しています。
指標を受けて2024年3月の市場による利下げ観測は83%にまで上昇しています。
もう完全にインフレは終了したな
オープンAI資金調達1,000億ドル評価
ChatGPTを開発したオープンAIが、1,000億ドルを超える評価に基づく資金調達をはじめたことが明らかになりました。
予定通りに資金調達が進めばオープンAIは、米国で未上場の新興企業としてはナンバー2となります。
ちなみに1位はイーロン・マスク率いるスペースXですね。
結局どっちもイーロン絡みよ!
12月の注目イベントについて
12月も重要な経済指標の発表が続きますので、スケジュールを確認しておきましょう。
今後は経済指標次第で株価に大きな影響がありそうですね。
まとめ
昨日の米国市場は大きな変動はありませんでしたが、今後大きくどちらかに振れそうなシグナルが出ました。
すでにインフレは終了し利下げ開始時期が注目されていますが、FRBの観測とは大きく乖離しています。
市場の楽観がこの先も株価を押し上げるのか、どこかで利確競争がはじまるのかは誰にもわかりませんが、そのうち必ず調整は訪れますからね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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