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【強い米国株の時代は終わり】FOMCと債券入札で今夜は急落リスク

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市場分析

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昨日の米国市場は2日連続の上昇となりました。

先週までの下落を取り戻してくれるのかと期待したいところですが、まだまだ下落のリスクの方が高いようです。

今夜にはFOMC政策金利の発表が控えていますが、利上げはないと考えられる中でパウエル議長がハト派発言するとは考えにくい状況です。

その他にも今週は株式市場の大きな分岐点となりそうですので、イベントを確認しておきましょう。

それでは10/31の米国市場を振り返り、【強い米国株の時代は終わり】FOMCと債券入札で今夜は急落リスクについて解説していきます。

リッヒ
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記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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10/31 米国市場の値動き

昨日の米国市場は2日連続で上昇しました。

円安が止まらないようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

上昇した米主要3指数

昨日の米主要3指数

・S&P500…+0.65%
・ダウ…+0.38%
・NASDAQ…+0.48%

プレマーケットでは大きな変動のなかった相場は、マーケットがオープンすると一旦売られたのちに上昇していきました。

特別大きな材料によって支えられたわけでもなく、先週の売られ過ぎた分を買い戻しているように見えました。

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今週は上昇スタートね!

10月の月間ベースで見るとS&P500は▲2.20%、ダウは▲1.36%、ナスダック100は▲2.08%の下落となりました。

リッヒ
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ハイパーグロース株はそこそこやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…+2.98%
・COIN(コインベース)…+4.78%
・CRWD(クラウドストライク)…+1.24%
・DDOG(データドッグ)…+1.32%
・DOCS(ドキシミティ)…▲2.44%
・MQ(マルケタ)…+2.58%
・U(ユニティ)…+1.16%

長期金利(米10年債利回り)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値4.893から4.932に上昇。

マーケットオープン前には4.8を切りそうな水準にまで下げたいた長期金利は、急激に上昇していき4.9を超えてきました。

リッヒ
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5%の壁を超えたら更に上がりそうやな

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が上昇していることが分かります。

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メガテックは弱かったわね!

マグニフィセント7は弱く、グーグル、エヌビディア、メタはマイナス。テスラは+1.76%上昇しましたが、その他銘柄は大きな上昇とはいきませんでした。

S&P500銘柄の中には大きな上昇をした銘柄もありました。

昨日大きく上昇した銘柄

・MPWR(モノリシックパワー)…+9.34%
・ANET(アリスタネットワークス)…+14.03%
・ACGL(アーチ・キャピタル・グループ)…+4.58%
・CHTR(チャーター・コミュニケーションズ)…+3.33%
・DHR(ダナハー)…+3.74%
・GEHC(GEヘルスケア)…+5.38%

他にも不動産や素材にも大きく上昇した銘柄が散見されました。

一方で決算ミスで下落した銘柄もあり、CAT(キャタピラ)▲6.65%、AMGN(アムジェン)▲2.85%、ON(オンセミコンダクター)▲4.13%などが下げています。

他にも決算前のLLY(イーライリリー)が▲2.08%と下げていますね。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち9セクターが上昇2セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・不動産…+1.69%
・情報技術…+0.69%
・金融…+0.67%
・ヘルスケア…+0.67%
・公益事業…+0.65%
・一般消費財…+0.62%
・資本財…+0.62%
・生活必需品…+0.53%
・通信…+0.13%
・エネルギー…▲0.1%
・素材…▲0.15%

昨日は多くのセクターが上昇する中で、不動産セクターが唯一1%以上の大きな上昇をしました。

2年以上相場に張り付いてパフォーマンスを見てきましたが、記憶に残っている中では初めてのことで驚いています。

他はそれほど大きな変動はなく比較的穏やかな相場となりましたが、『買われたら売られる、売られたら買われる』といったサイクルがあることを認識した1日となりました。

リッヒ
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不動産と公益事業は
いつも売られてる印象やった

S&P500チャート分析

昨日のS&P500は上昇して、終値では4,193まで上げました。(+0.65%)

3日続落のあとに2日急進したS&P500ですが、このまま上昇に転じるかどうかを判断するのに重要な局面を迎えています。

まだダウントレンドの中にあると考えるのが自然ですが、まずはFOMCの結果とパウエル議長の記者会見を確認する必要がありそうです。

ここ
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アップルの決算発表も重要ね!

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

1ドル151円後半で為替介入にスタンバイ

日銀の政策発表を受けて円安が加速しています。

イールドカーブコントロールを柔軟化したものの緩和姿勢を維持したため、1ドル151円後半にまで下げ昨年10月に付けた安値に迫っています。

為替介入が意識される水準となりましたが、日銀は『いつ介入するかは言えない』といった姿勢です。

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とっとと介入して欲しいわね!

米国株の強さは終了とGSストラテジスト

ゴールド・マンサックス・グループのストラテジスト、ピーター・オッペンハイマーはこれまで10年間強かった米国株の時代は終了すると警告を発しています。

『現在の米株市場は集中リスクを抱えており、米国経済に占める株式市場の割合は他の地域よりもはるかに高い』と指摘。投資家に分散投資の必要性を助言しました。

米国の家計はすでに多くの株式を保有しており、これまでの10年間のように株式の比率を高めることはできないと考えているようです。

リッヒ
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一部のテック株がけん引しすぎたな

米長期債発行数増加で長期金利上昇の恐れ

1日には米債券の四半期定例入札が控えており、財政赤字を背景に債券発行規模が増加すると見込まれています。

需要が弱ければ入札は不調に終わり、利回りの上昇につながります。

現在の株式市場の変動は長期金利と逆相関の関係にありますので、長期金利が一段と上昇するようなことがあれば、株式市場も安値を掘り下げるリスクが高まります。

ここ
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今の相場は長期金利がもっとも重要よ!

今週注目の企業決算

今週予定されている注目決算についてスケジュールを確認しておきましょう。

今週の注目決算

11/1(水)
QCOM(クアルコム)、CVS(CVSヘルス)、ABNB(エアビーアンドビー)、PYPL(ペイパル)
11/2(木)
AAPL(アップル)、LLY(イーライリリー)、SBUX(スターバックス)、SHOP(ショッピファイ)

S&P500の決算発表も終盤を迎えますね。メガテックの多くは決算発表を終えていますが、王者アップルがどんな決算を発表してくれるか楽しみですね。

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11/2は多くの企業が決算発表するわよ!

11月の注目イベントについて

今週からは早くも11月となりますので、今のうちに来月の経済指標のスケジュールも確認しておきましょう。

11月の注目イベント

・11/ 1 FOMC政策金利
・11/ 1 ISM製造業景気指数
・11/ 3 ISM非製造業景気指数
・11/ 3 雇用統計
・11/11 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
*11/14 消費者物価指数(CPI)
・11/15 生産者物価指数(PPI)
・11/15 小売売上高
・11/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・11/16 フィラデルフィア連銀景気指数
・11/22 ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
・11/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・11/30 PCEデフレーター
・11/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)

今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。

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まとめ

【強い米国株の時代は終わり】FOMCと債券入札で今夜は急落リスクをまとめます。

まとめ

【10/31米国市場の値動き】
・S&P500…+0.65%
・ダウ…+0.38%
・NASDAQ…+0.48%
・長期金利は4.932に上昇
【経済トピックス】
・1ドル151円後半で為替介入にスタンバイ
・米国株の強さは終了とGSストラテジスト
・米長期債発行数増加で長期金利上昇の恐れ

昨日の米国市場は連日の上昇となりました。

先週までの下げをわずかに取り戻すかたちではありますが、まだダウントレンドを抜けたと判断するには早いと思います。

今夜にはFOMC政策金利の発表とともにパウエル議長の記者会見があり、長期債の入札も控えています。

一段の円安も気になるところですが、株価の急落リスクも高まっていると考えています。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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コメント

  1. yoshi より:

    生活が苦しくなるので円安はストップして欲しい。