【6日ぶりに上昇したS&P500】アフター決算MSFTは上昇、GOOGは急落

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昨日の米国市場はS&P500が6日ぶりの上昇となりました。

長期金利も落ち着きを取り戻しており、企業決算が追い風にもなっているようです。

中でもアフターマーケットで決算発表のあったマイクロソフトやグーグルは、大きく明暗が分かれており今後の相場にどう影響があるのかに注目が集まっています。

それでは10/24の米国市場を振り返り、【6日ぶりに上昇したS&P500】アフター決算MSFTは上昇、GOOGは急落について解説していきます。

10/24 米国市場の値動き

昨日の米国市場は久しぶりに上昇しました。

企業決算の発表が相次いでいますが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

上昇した米主要3指数

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンすると一旦の上昇から下落していきました。

上昇幅をほとんど削り切ったのちに買い戻され、3指数ともに上昇となりました。

長期金利（米10年債利回り）

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値4.848から4.818に低下しました。

一度4.8に向かって低下していた長期金利ですが、プレマーケットあたりからジリジリと上昇していきました。

前日よりも高い水準にまで達したところで債券は買い戻されて、長期金利は低下していきました。

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が上昇していることが分かります。

マグニフィセント７はメタが▲0.47%下落している他はすべて上昇しています。

それよりも昨日は決算発表によって急騰した銘柄が目立ちました。

好決算によって株価が跳ねている銘柄が多く、同セクター銘柄も連れ高となっています。

一方で、下落している銘柄も多くFICO（フェア・アイザック）▲7.02%、ADM（アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド ）▲4.05%、DHR（ダナハー）▲3.53%、CVX（シェブロン）▲2.51%などが売られました。

また、アフターでMSFT（マイクロソフト）、GOOG（アルファベット）、V（ビザ）が決算発表をしていますが、好決算のマイクロソフトは+3.89%上昇しましたがアルファベットは▲5.93%下落、ビザ▲0.53%の下落をしています。

現在のような地合いの相場でも、決算をミスすれば株価は急落、好決算なら株価高騰となりますので、保有銘柄の企業決算くらいは自分で確認したいですね。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち10セクターが上昇、1セクターのみが下落した1日となりました。

珍しく公益事業セクターが2%以上の上昇をしています。ネクステラエナジーの好決算がセクターをけん引しました。

他にも4セクターが1%以上の上昇を見せ、全体的にはリスクオン相場となりました。

一方で、エネルギーセクターは3営業日連続の大きな下落をしており、原油価格の下落の影響を受けています。

S&P500チャート分析

昨日のS&P500は上昇、終値では4,247まで上げました。（+0.73%）

昨日は6日ぶりに上昇することができたS&P500は、200日移動平均線を超えることができました。

サポートラインの上に戻れたことも今後の上昇を期待させます。

テクニカル的にはまだ厳しい状況は変わりありませんが、マイクロソフトの好決算が明日の相場をけん引してくれることを願います。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

米30州がメタを提訴

アメリカの30州余りがメタ・プラットフォームズを若者に有害だという理由で提訴しました。

インスタグラムやフェイスブックが自社の利益のために、有害なコンテンツを提供していると主張しています。

テクノロジーを駆使して若者を虜にさせることで、中毒性のあるサービスを提供していると主張していますが、日本では問題にならなそうなことも米国では提訴されちゃうんですね。

自動車労組のスト拡大でGM決算後に下落

全米自動車労組はストライキを再び拡大させており、GMは5,000人の労働者がストに参加しました。

昨日発表されたGMの企業決算では好決算にもかかわらず株価は▲2.26%と下落しています。

今回のスト拡大を受けてストに参加している組合員の総数は４万5000人余りにまで拡大していますが、米経済に与える影響も大きくなりつつあります。

総合PMI速報値は上昇

昨日発表された製造業・サービス業を合わせた10月の総合購買担当者指数（PMI）速報値は、前月の50.2から51に上昇して市場予想の50を上回りました。

サービス業では50.9、製造業は50とどちらも前月を上回り、インフレ鈍化が景気の底上げ要因となっているようです。

事業の見通しを示す指数もおよそ20ヶ月ぶりの高水準となり、企業は楽観を強めているとのこと。

今週注目の企業決算

今週予定されている注目決算についてスケジュールを確認しておきましょう。

今週だけでS&P500のうちおよそ200社近くの決算発表がありますので、市場が影響されないわけがありませんね。

10月の注目イベントについて

10月も重要な経済指標の発表が続きますので、スケジュールの確認をしておきましょう。

今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。

まとめ

【6日ぶりに上昇したS&P500】アフター決算MSFTは上昇、GOOGは急落をまとめます。

昨日の米国市場S&P500が6日ぶりの上昇となりました。

アフターマーケットでの決算発表ではマイクロソフトは株価上昇していますが、グーグルは急落しています。

今夜にはメタを中心とした大型株の決算発表が続きますので、当面は企業決算が相場変動の要因となりそうですね。

個人的には月末に向けて米国株は上昇していけるのではないかと考えています。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

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