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昨日の米国市場は、マーケットがオープンした時にはナスダックを中心に大きく下落していましたが、引けにかけて買い戻されたといった1日となりました。
前日のアフターでマイクロソフトの株価は急落していましたが、結局は大きな下落とはなりませんでした。
引け後にはテスラも決算を発表しており、株価を高騰させています。
それでは1/25の米国市場を振り返り【買い支えにより助けられた米国市場】結局マイクロソフトは買いなの?について解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
1/25米国市場の値動き
昨日の米国市場は、終わってみればほとんど値動きはありませんでした。大きな経済指標の発表はありませんでしたが、決算発表が相場に影響を与えているようです。
ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
わずかな下落にまで回復した米主要3指数
昨日の米国市場はダウはプラス、S&P500とナスダックはマイナスとなりました。
・S&P500…▲0.02%
・ダウ…+0.03%
・NASDAQ…▲0.18%
プレマーケットから大きく売られていた相場は、マーケットがオープンすると少しの下落の後に大きく上昇していきました。
一時はナスダックが▲2.2%を超えるところまで下げていましたが、引けにかけて買い戻しが入りました。
全体的にわずかに上昇していますが、大型グロースだけが売られています。
ハイパーグロース株もダメダメよ!
ほとんど変動のなかった長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.455から3.451と変わらずでした。
今年に入っても長期金利は3.5%をレンジに大きな変動はありません。どちらかと言ったら少し水準を下げていますね。
今後どちらに動くかわかりませんが、トレンド的には下落です。大きなサプライズがない限りは、株式が上昇するには良い環境が整っているといっていいでしょう。
政策金利が上がれば長期金利も上がるかな
わずかに低下したVIX
昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日の終値19.20から19.08に低下しました。
昨日も低水準を維持したVIXでしたが、株式市場に楽観が広がっている証拠です。
今後も大型株の決算が悪いようなら、VIXが跳ねあがり株価は急落する可能性もあります。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄の方が多いように見えます。
意外と回復したのね!
昨日の相場が開いて2時間くらいは真っ赤なヒートマップでしたが、なんとかここまで回復しました。それでも大型株などプラスにまで戻せなかった銘柄もありましたね。
特に決算ミスにより下落していたMSFT(マイクロソフト)は、一時▲4.6%ほど下落していましたので▲0.59%の下落で済んだのは、ほとんど回復したといってもいいでしょう。
今後のマイクロソフトの期待値を考えると、ここまで下がった株価は安いと判断されたのでしょうか。
グーグルは独禁法で提訴されたことの影響で大きく下落しています。
一方で、決算が良かったT(AT&T)が+6.58%と大きく上昇しており、WBD(ワーナーブラザーズ)+8.6%、COF(キャピタル・ワン・ファイナンシャル)+8.99%、PM(フィリップモリス)+2.09%、USB(USバンコープ)+5.31%なども大きく上げています。
ここまで回復して良かったわ
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち6セクターが上昇、5セクターが下落した1日となりました。
・素材…+0.68%
・一般消費財…+0.43%
・金融…+0.43%
・生活必需品…+0.33%
・ヘルスケア…+0.08%
・不動産…+0.04%
・エネルギー…▲0.12%
・情報技術…▲0.21%
・資本財…▲0.61%
・通信…▲0.7%
・公益事業…▲0.8%
マーケットがオープンした直後は全セクターマイナスで、情報技術セクターは▲2%以上の下落をしていました。
それがここまでプラスのセクターが出るほどに回復したので安心しています。
『マイクロソフトショック』
にならなくて良かったわ!
200日移動平均線に支えられたS&P500
昨日のS&P500はわずかに下落しましたが、終値では4,016に踏みとどまりました。
日中大きく下落していたS&P500ですが、何とか200日移動平均線で支えられて戻しています。
チャート的には三角持ち合いを形成していますので、上に抜けることができれば一気にブレイクアウトする可能性も残しています。
ただし、来週のGAFAの決算結果次第では、再び昨年の安値に向かう公算が高まります。
やはり下落の要因は大型株ね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
カナダ中銀は次回の利上げ見合わせる
8会合連続となる政策金利の引き上げを決めたカナダ中銀は、次回の利上げは見合わせる声明を発表しました。
これはアメリカにとっても影響のある政策で、今後もカナダのインフレ率が低下していくようなら米国も利上げを見合わせることにつながるかも知れません。
テスラ株価が時間外に急騰
昨日のアフターマーケットで決算発表のあったテスラの株価は、時間外で+5.48%の急騰をしています。
もっと悪い決算を予想していた市場に対して、そこまで悪くない業績が好感されたようです。
マイクロソフトとは逆に、今夜の相場で急落するなんて可能性もありますけどね。
シェブロンが750億ドルの自社株買いを発表
米石油大手のシェブロンは、750億ドル規模の自社株買いを発表しました。
4月1日から自社株買いを開始すると共に、3月の四半期配当を6.3%の増配とすることも発表しています。
逆に27日の決算が心配やな
今月の注目イベントについて
今後も重要な経済指標の発表をはじめ、米国市場に大きな影響を与えそうなイベントが目白押しです。
1月もまだ経済指標の発表が続きます。今後も注目イベントについてはウォッチしていきたいと思います。
注目の決算発表
昨日も市場に影響のありそうな企業決算がありましたので、決算結果について見ていきたいと思います。
1/25(水)
プレ
・T(AT&T)
・BA(ボーイング)
・ABT(アボット・ラボラトリーズ)
・NEE(ネクステラ・エナジー)
アフター
・TSLA(テスラ)
・IBM(アイビーエム)
・LRCX(ラム・リサーチ)
・LVS(ラスベガス・サンズ)
・NOW(サービスナウ)
TSLA(テスラ)のQ4決算
米国のEV自動車メーカーであるTSLA(テスラ)の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが、売上高をミスしました。
アフターで決算発表のあったテスラの株価は、引け後の相場で+5.48%の上昇をしました。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、まだ50日移動平均線に届いていませんがダウントレンドからは抜けたようにも見えます。
テスラの株価は、2022年9月から年末にかけて▲65%も下落してしまいました。
現在はボトムから33%も値を戻しており、今回の決算を受けてさらに上昇していく期待が持てます。
イーロン・マスク次第ね!
T(AT&T)のQ4決算
米国の通信業大手のT(AT&T)の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが売上高をミスしました。
プレで決算発表のあったAT&Tの株価は、EPSガイダンスもミスしましたがプレでは+2.5%以上の上昇していました。
場中でも上げたことで昨日の株価は+6.58%の上昇をしていたのですが、アフターで▲7.20%の急落をしています。(ちょっと何があったかわかりません)
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、今年に入って株価が急落しています。
昨年10月の安値から+33%ほど回復していましたが、2ヶ月ほどレンジ相場を形成していました。(一昨日の大きなヒゲはNY証券取引所のシステムエラーです)
現在は50日移動平均線がゴールデンクロスをしたばかりですが、この先どちらに向かうかわからなくなってしまいました。
配当は5%を超えてるわね!
BA(ボーイング)のQ4決算
米国大手の航空機メーカーのBA(ボーイング)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を下回りました。
時間前に決算発表のあったボーイングの株価は、プレマーケットでは▲1.5%ほど下落していましたが、場中では+0.33%にまで回復しました。
航空需要は増加していますが、コスト高が業績回復を鈍らせています。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、きれいな上昇トレンドを形成しています。
現在のボーイングの株価は昨年9月の安値から75%も上昇しており、S&P500銘柄の中でもトップクラスのパフォーマンスを見せています。
今後も航空需要の高まりを利益につなげることができれば、株価はさらに上を目指すと考えられます。
まだまだ上昇しそなチャートね!
ABT(アボット・ラボラトリーズ)のQ4決算
米国の大手医薬品メーカーのABT(アボット・ラボラトリーズ)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。
時間前に決算発表のあったアボット・ラボラトリーズの株価は、EPSガイダンスもクリアしていましたが株価は▲1.36%の下落となりました。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、3ヶ月ほど上昇を続けているキレイなチャートをしています。
50日移動平均線がゴールデンクロスをしたばかりですが、このまま上昇できるか不安な結果となってしまいました。
不況にも強いはずよ!
NEE(ネクステラ・エナジー)のQ4決算
公益事業の発電、送電、配電、小売事業を手掛けるNEE(ネクステラ・エナジー)の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが、売上高をミスしました。
アフターで決算発表のあったネクステラ・エナジーの株価は、場中で▲8.71%の急落をしています。
直近6ヶ月の株価チャートを見ても、上値が重い展開となりました。
昨日の下落によって50日移動平均線も200日移動平均線も下に切ってしまい、今後に大きな不安を残す決算となりました。
出来高も大きいわね!
IBM(アイビーエム)のQ4決算
コンピューター・ソリューションを提供する米IT企業のIBM(アイビーエム)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。
アフターで決算発表のあったアイビーエムの株価は、時間外でなぜか▲1.96%下落しています。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年10月のボトムから上昇していることがわかります。
12月に一旦急落した後は50日移動平均線を挟んでレンジ相場を形成しています。
悪くはないけど魅力もないわね!
その他注目の決算発表
他にも注目決算がありましたので、簡単な決算結果と株価変動を残しておきます。
今週の注目決算
今週も米国市場では注目の決算発表が続きます。重要と思われる決算についてピックアップしましたので、スケジュールの確認をしておきましょう。
1/26(木)
・V(ビザ)
・MA(マスターカード)
・CMCSA(コムキャスト)
・INTC(インテル)
1/27(金)
・CVX(シェブロン)
・AXP(アメリカン・エキスプレス)
・CHTR(チャーター・コミュニケーションズ)
今夜にはビザやマスターカードなどの決算発表があります。他にも注目の大手企業の決算がありますので、今後も引き続き注目決算についてはウォッチしていきたいと思います。
まとめ
【買い支えにより助けられた米国市場】結局マイクロソフトは買いなの?をまとめます。
昨日の米国市場はダウは上昇、ナスダックとS&P500は下落となりました。
大きく下落しはじめた相場に対して買い支えがあることがわかり、株式市場の強さを確認することができた1日となりました。
今後も上昇の期待が大きい米国市場ですが、投資家の楽観が恐怖に変わることがないように願うばかりです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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