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こんにちは!
胴体着陸でも構わないと思っている
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
昨日の米国市場は大きく上昇したことで、4営業日連続の上げ相場となりました。
まだまだ年初来のマイナスを5%ほど戻しただけなので、楽観視することはできませんが投資家にとっては嬉しい1日となりましたね。
とはいえ、大事なのは今後の相場であり、いつになったら上昇トレンドに転じてくれるのか心配な日々が続きます。
インフレ抑制のために急速な金融引き締めを実施しているFRBですが、市場のリセッション懸念は高まるばかりです。
パウエル議長もリセッションの回避は難しいと言っていましたが、まだまだソフトランディングの可能性を示唆している人もいるようです。
それでは7/7の米国市場を振り返り、世界経済が混乱する中で米国のソフトランディングは可能かどうかについて解説していきます。
記事の後半では経済ニュースと
ソフトランディングについて解説しているで
7/7米国市場の値動き
昨日は大きく上昇した米国市場ですが、4営業日連続の続伸により投資家の期待が集まりました。
今年のトレンドを見ていると『またブルトラップなんじゃないか』と感じる人もいるかと思いますが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
最終的には上昇した米主要3指数
昨日7/7の米国市場は、3指数ともに大きく上昇しました。
・S&P500…+1.53%
・ダウ…+1.10%
・NASDAQ…+2.27%
寄り付きより買い圧力が強く、1日かけて上昇を続けた相場となりましたが、今は下落するようなニュースがないだけとも言えそうです。
今後の相場を予想するのであれば、今夜発表される失業率や、来週の消費者物価指数、これから発表が続く企業決算などを見定める必要がありそうです。
株価上昇は嬉しいんやけどな
バリューよりもグロースが優勢で、特に小型株に買いが集中したようです。
ハイパーグロース株はお祭りだったわ!
そろそろハイパーグロース株にも『入り時』なのかも知れませんね。
まだリスクは高めやけどな
反転上昇した長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は前日より上昇して、ついには3%を超えてきました。
今週には5月以来の2.7台にまで低下した長期金利でしたが、昨日のうちに大台の3%を超えてきました。
これまでは金利上昇と共に株価は下落してきましたが、昨日の米国市場は債権から株式に資金が移動したような相場となりました。
これだけ株価が上がれば利回りの魅力は低下するな
低下を続けるVIX
昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、今週に入り低下を続けています。
昨日は一時25台をつけるなど、このところ落ち着いてくれていますので、このまま20に向かう可能性もあります。
今夜の失業率の発表次第やな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ショートカバーによる巻き戻し相場だったように見えました。
やっぱりエネルギーはダメね!
ここ数ヶ月で大きく売られてきた銘柄ほど大きな上昇を見せ、石油株や金融株、大型テックを中心に買い圧力が強まったようです。
一方で、堅調な値動きをしてきたディフェンシブ銘柄は、生活必需品株やヘルスケア株は軟調を示した1日でした。
久しぶりに気持ちよく上昇した銘柄の中には、3%以上といった高騰を見せた銘柄もありました。
中でもMRNA(モデルナ)は、このところ急騰しており4日で+20%、3週間で+40%の上昇をしています。
バイオテクノロジー株はインフレにも強いし、景気後退局面でも活躍してくれそうです。
もう買い向かってもいい相場に見えるな
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクター全てが上昇した1日となりました。
・エネルギー…+3.71%
・一般消費財…+2.81%
・情報技術…+2.64%
・通信…+2.26%
・素材…+2.2%
・金融…+1.55%
・資本財…+1.41%
・ヘルスケア…+0.85%
・不動産…+0.85%
・公益事業…+0.31%
・生活必需品…+0.18%
エネルギーの上昇がとりわけ目立ちますが、一般消費財や情報技術、通信や素材なども2%を超える上昇をしています。
一方で、ディフェンシブセクターの上げ幅は限定的な1日でした。
エネルギーはダマし上げの可能性あるわね!
米国市場に影響がありそうなトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
ジョンソン英首相が辞任表明
英国のジョンソン首相が、7日に辞任を表明しました。
後継者が決定するまでは職にとどまる方針のようですが、後任候補は明確な有力候補はいないようです。
3年という短期での辞任となりましたが、不祥事も続いていたので退任は避けられなかったと言ったところでしょうか。
中国政府が景気にテコ入れ
中国財政省は地方政府に対して、7-12月(下期)に1兆5000億元(約30兆円)相当の特別債発行を許可することを検討しているとのことです。
この地方債発行で調達した資金の大半は、従来の景気対策同様にインフラ投資に使われる見通しが高まっていますが、コロナ以降になってから当局による特別債の量がハンパないですね。
中国政府は年間5.5%前後の経済成長目標を達成するため景気を立て直そうとしているようです。
ロシアが黒海での原油積み込みに禁止命令
ロシアの裁判所が黒海にあるCPCターミナルからの原油荷積みを禁止するよう命じたとのことです。
ターミナル施設が何かの違反していたとのことですが、言いがかりのようなものでしょうね。
もし実際に操業停止となれば、このターミナルからは毎月3000万バレルの原油が輸出されているので、欧州の原油市場に新たな衝撃となってしまいます。
ソフトランディングは可能かどうか
インフレの抑制のために利上げを断行しているFRBですが、市場ではリセッション懸念が高まっています。
ソフトランディングの可能性を模索している当局ですが、本当にリセッションを回避することはできるのでしょうか?
FRBの言うソフトランディングとは
そもそもFRBが提唱する『ソフトランディング』とは、何をもって達成というのでしょうか?
現在は、インフレを抑制するために強烈な金融引き締めを実施する中で、経済活動にブレーキをかけている状況です。
経済活動の鈍化によるインフレ鎮静化を目指しているのですから、景気後退が起きて当然なのではないでしょうか?
パウエル議長はリセッションさえ起きなければソフトランディングと呼ぶつもりなのでしょうか?
そもそも何をもってリセッションと定義するのか
米国でのリセッションの定義は、2四半期連続のGDP低下とされています。
リセッションの定義は2期連続でGDPがマイナスになることですが、すでに2022年1-3月がマイナスを記録したことから、4-6月もマイナスとなればテクニカル的には『リセッション入り』とされます。
テクニカル的にはリセッションと定義されてしまいますが、FRBはこれをリセッションとは呼ばないはずです。
恐らく失業率の上昇などを考慮して、『まだリセッションには突入していない』などと言ってきそうですね。
タカ派のふたりがソフトランディングの可能性を示唆
FRBのタカ派のふたりがソフトランディングの可能性を示唆しています。
そのふたりとはFRBのウォラー理事とセントルイス連銀のブラード総裁で、ふたりともFOMCの投票権を持っています。
タカ派で知られるふたりですが、ともに7月のFOMCでは0.75%の利上げを指示しています。
利上げによるリセッション懸念が高まる中で、ウォラー理事は『景気後退入りを回避しつつインフレを抑制するソフトランディングの可能性は高いとみている』と述べています。
世界経済が混乱する中で米国のソフトランディングは可能かどうか まとめ
世界経済が混乱する中で米国のソフトランディングは可能かどうかをまとめます。
昨日の米国市場は大きく上昇し、これで4営業日続伸となりました。
今の上昇がブルトラップである可能性があったとしても、大きなリターンを目指すなら買い場と感じさせる相場となりました。
ソフトランディングが可能かどうかを見極めるためにも、失業率や消費者物価指数、来週から本格的に始まる決算発表などに注目していきたいと思います。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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