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こんにちは!
リセッション入りへの備えはない
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
先日、5月の米ISM非製造業景気指数が発表されました。
結果は予想を下回る弱い数字で、近い将来にリセッション入りする可能性を示唆することとなりました。
サービス業で景気低迷が見える米国市場は、このまま下落してしまうのでしょうか?
そこで今回の記事では、株価暴落の危機【リセッション入りは近い?!】米サービス業に黄色信号について解説していきたいと思います。
予想を下回るISM非製造業景気指数
ISM非製造業景気指数とは、全米の非製造業375社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指標のため、景気の先行指数として注目されています。
5月の米ISM非製造業(サービス業)景気指数
5月の米ISM非製造業(サービス業)景気指数は、予想を下回る弱い数字が出たことで景気後退を懸念が広がる結果となりました。
製造業よりも景気後退が早いサービス業
6/1に発表された製造業の景気指数は、まだまだ米経済が強いことを示していました。
一方で、サービス業の景気はすでにピークアウトして、景気後退に向かっているように見えます。
直近のNMIを眺めると、昨年末の高値を最後に下落傾向にあることがわかります。
画像が見にくいので表にしてみました。
データ期間 | 予想 | 結果 | 前回改定値 |
---|---|---|---|
2022年5月 | 56.8 | 55.9 | ー |
2022年4月 | 58.4 | 57.1 | ー |
2022年3月 | 58.4 | 58.3 | ー |
2022年2月 | 61.1 | 56.5 | ー |
2022年1月 | 59.5 | 59.9 | 62.3 |
2021年12月 | 67.0 | 62.0 | ー |
2021年11月 | 65.0 | 69.1 | ー |
2021年10月 | 62.0 | 66.7 | ー |
2021年9月 | 59.9 | 61.9 | ー |
2021年8月 | 61.6 | 61.7 | ー |
2021年7月 | 60.5 | 64.1 | ー |
2021年6月 | 63.5 | 60.1 | ー |
2021年5月 | 63.2 | 64.0 | ー |
2021年4月 | 64.1 | 62.7 | ー |
2021年3月 | 59.0 | 63.7 | ー |
2021年2月 | 58.7 | 55.3 | ー |
特に2022年に入ると、数値も減少してきた上に予想を下回り始めました。
景気先行指数が減少してきた上に、市場の予想よりも弱いということはエコノミストが思っているよりも景気は弱くなってきているようです。
サプライチェーンのひっ迫は解消されつつある
今回のISM非製造業景気指数が弱かったのは、中国の新型コロナウイルス対策やロシアによるウクライナ侵攻で悪化が続くサプライチェーンの制約が影響したとみられています。
しかし、供給業者の納入を示す指数は先月よりも低下していることから、納入にかかる時間は減少してきているようです。
また、受注に関しては輸出も好調でドル高の影響は、まだそこまで大きくないことがわかりました。
ピークを越えても依然として高いインフレ指数
価格指数は82.1となり4月の84.6からは低下したものの、依然として高水準にあることがわかりました。
ピークアウトしたと考えられるインフレ指数ですが、まだまだ高い水準で停滞しているため消費者への負担は大きいようです。
米国市場はリセッション入りするのか
3月末に長短金利差が逆転する逆イールドカーブが発生をしたことで、米国のリセッション入り懸念が一気に高まりました。
一方で、FRBのパウエル議長は景気後退を起こさずにインフレの抑制をするといった『ソフトランディング』を目指しており、市場関係者だけでなく世界中の投資家が注目をしています。
徐々にリセッション入りの可能性を高めるエコノミスト予想
イールドカーブのフラットニングが進行するにつれ、リセッション入りの懸念が広がりました。
ブルームバーグが実施した最新の月間エコノミスト調査によれば、向こう1年間にリセッションに陥る確率は5月には30%にアップし、2020年以来の高水準に上昇しました。
4月までの27.5%からの上昇は小幅でしたが、ウクライナ侵攻前との比較では2倍に高まりました。
リセッション入りはほぼ確定している
これまでに米国がリセッション入りする少し前には、逆イールドカーブが発生してきました。
下のグラフは長短金利差とリセッションの関係を示しています。
グレーの網掛け部分が米国のリセッション局面で、直近では2020年のコロナショック、2008年のリーマンショック、2001年のドットコムバブル崩壊が記憶に新しいですね。
そして、青いラインが中央の黒い直線を下に切った場面が『逆イールドカーブ』の発生点です。
逆イールドカーブが発生した1年から2年以内には、リセッション入りしていることがわかります。
来期も減少するようならリセッションが確定する米GDP
米国の2022年1-3月のGDP(速報値)が発表されましたが、景気の減速を示しておりリセッション入りの懸念が急加速しました。
米国においては、全米経済研究所による実質国民総生産が対前年比で2四半期以上連続して減少した時をリセッションと定義しています。対して日本においては、経済成長率の鈍化までを含んでリセッションと呼んでいます。
4-6月四半期のGDPが発表される8月ころには、『米国市場はリセッション入りしていた!』と報道されるかも知れませんね。
株価暴落の危機【リセッション入りは近い?!】米サービス業に黄色信号まとめ
株価暴落の危機【リセッション入りは近い?!】米サービス業に黄色信号をまとめます。
インフレ抑制のために急速な利上げを実施することで、景気の熱は冷めてリセッション入りの懸念は高まっています。
リセッション入りすることで株価暴落に直接つながると考えられていますが、株価には先見性があるため、リセッション入りの発表がされる頃には株式市場の下落は底をついた後になるでしょう。
すでにS&P500は高値から▲20%も下落したことを思うと、これからの下落は限定的かも知れません。
株価の大底を知ることはできませんから、『稲妻が光る瞬間』に市場に居合わせるためにも資金をすべて引き上げることはおすすめできません。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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