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こんにちは!
ドル転を躊躇していた
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
昨年10月にピークを打ったドル円ですが、まだまだドルが高く米国株投資家にとっては投資しにくい環境が続きますね。
過去30年を振り返っても、1ドル130円というのは決して安いものではありません。
日本円で収入を得る我々にとってみれば、円が安いというのは何を買うにしても損をしている気にさえなってしまいます。
今回の記事では、米国株投資家は円が高くなるまで待つべきかどうかといった問題に切り込んでいきたいと思います。
円が高くなるまで投資は待つべきかどうか
結論から言えば、『待つべきではない』が教科書的な回答となるのでしょう。
ただ、私を含めた個人投資家の中には割高なドルにドル転することを躊躇している人も多いのでないでしょうか?
為替は読むことができない
プロの投資家でも為替の未来を読むことはできないと言われています。
現在のマクロ環境や政策金利を加味すれば、短期的な為替動向を予測することはできるのかも知れませんが、中期的な為替変動を予測するというのは地球の未来が見えるといっているのと同じです。
ただでさえ複雑な株式市場に投資をしているのに、予測不能な為替にまで対応するというのは、一般投資家には荷が重すぎるでしょう。
為替は基本的にレンジと考える
戦後急速な経済成長を遂げた日本は、すでに先進国であるというのは誰もが認めるところでしょう。
一方で、現在の日本の出生率や経済政策などを鑑みると、今後日本が急速に経済を発展させることも難しいのではないかと考えています。
円の価値は国の経済力であるとするのであれば、日本円が急速に上昇したり、あるいは下落するといった状況は考えにくいともとらえられます。
かつては固定相場制だった日本
日本はかつて固定相場制でした。
現代人には信じられないことかも知れませんが、1973年に変動相場制に変わるまでは1ドル=360円といった相場で海外と取引していました。
みんなの親世代に聞いてみなさいよ!
海外旅行とか大変やったな
その後、変動相場制に変わり日本が経済成長することで、現在の1ドル120円といった相場になるまで円が強くなったということです。
歴史的にドル円の変化を振り返る
さて、2023年2月現在の1ドル=130円というのは、歴史的に見て高いのでしょうか?安いのでしょうか?
過去40年を切り取って、ドル円の歴史を振り返ってみましょう。
1985年あたりから円の価値が急激に上昇していますね。
みなさんのお父さんお母さんが頑張って作り上げた『高度経済成長』のおかげでしょう。
高度経済成長期は、1955年~1973年までの19年間を指します。日本経済は、年平均で10%もの成長を続けました。
一方で、1988年ころには1ドル120円あたりに達すると、その後30年以上にわたり1ドルは75円から150円といったレンジで推移しています。
75円から150円って大きいやろ
リーマンショックのころから
ダラダラと円高に進んだわね!
直近30年の為替相場の平均は
安定的な経済成長を遂げてきた日本において、直近30年のドル円相場を眺めると1ドルは100円から120円といった相場が続いています。
ですから私たちが為替相場と考えると、このあたりの相場を思い浮かべるのは自然なことですね。
今の為替は安すぎるのか?
過去の為替相場を鑑みると、現在の1ドル130円は安すぎるのかという話題に触れてみます。
過去30年の中では確かに割安とは言えませんが、決して円が安過ぎるといった水準ではありません。
先進国のインフレが進む中で、日本の政策金利だけが低水準であるといった景況感を考慮すれば、このくらいが妥当かな?といった水準でしょう。
この先1ドルが100円を切ることもあるでしょうが、それは世界経済の未来がどうなるのか次第ですね。
直近では円高に向かう公算が高い
今回の円安騒動の発端は、両国の政策金利が大きく影響しています。
日銀は経済の活性化を図るために、ゼロ金利政策を続けてきました。
一方の米国は歴史的なインフレを抑制するために、政策金利を5%近くにまで上昇させています。
この両国の金利差が現在のような円安に大きな影響を与えてきました。
ではこの先の政策金利はどうなのかと考えると、米国の政策金利は今年5月のFOMCで5.0-5.25に政策金利が達した時点で利上げをストップさせる公算が高まっています。
一方の日本は、当面のあいだはゼロ金利政策を続けるといっていたわりに、昨年末には0.25から0.5に拡張しました。
また、現日銀総裁の黒田氏も歴代最長の10年といった任期を全うしようとしています。
日銀総裁が交代すれば、インフレが加速する日本において歴史的な金融緩和は終焉を迎えるかも知れません。
となれば、短期的には為替が円高に向かう公算が高いと考えられます。
円高に向かう速度は速いのか
円高に向かう公算が高いといっても、急激に1ドル=100円を切るといった水準になる可能性は低いといっていいでしょう。
なぜなら、米国の経済はリセッションに向かうと考えられてきた割に、足元の経済は底堅く推移しています。
一方の日本は政策金利を引き上げるといっても、急速な利上げは経済に混乱を引き起こします。
日米の金利差や両国の景況感を鑑みると、どちらかの国に景気後退が訪れない限りは急速な為替変動はないと考えるのが自然です。
米国市場の成長を信じるか
私たちが米国市場に投資をする理由を思い出してください。
それは長期的に米経済が成長することを信じたからでしょう。
昨年は歴史的なインフレを抑制するために、米中央銀行が金融引き締めに向かったことで、株式市場は▲20%近い下落をしました。
このまま米国市場が低迷の一歩をたどると考えるのであれば、もはや米国株に投資する理由はありません。
前年度マイナスだった相場に対して、翌年に株価が上昇する確率が高い米国市場において、2023年は株価上昇のチャンスと言えます。
『1月相場が上昇の年は1年でも上昇する確率が高い』
『大統領選の前年は株価が上昇する』
このような背景を鑑みれば、為替を気にして投資をやめてしまうことは機会損失につながるリスクがあります。
分散して投資をはじめるということ
株式投資において最適解と言われる『長期』『積立』『分散』。
そのどれをとってもタイミングや特定の銘柄を個人が判断することは、投資パフォーマンスを劣後させることだと考えられます。
期間の分散が積立投資
積立投資を実践することは、株価の高い時も安い時でも投資を続けることとなります。
当然株価が高い時に購入したものは、投資パフォーマンスが落ちることになります。
それでも積立を推奨するというのは、個人が投資タイミングを計るよりも、適当な時期に投資をした方がパフォーマンスは向上するということなのでしょうね。
一括で購入した際の株価が急落するリスクを避けるためにも、期間を分散して投資をするということが積立投資ということなんでしょうね。
迷っているなら一部から投資をしてみる
なるべく株価の安いところで投資をしたいと考えるのは、投資家であれば自然の摂理でしょう。
ただし、株価の大底というのは未来になってみて、過去を眺めない限りわかるものではありません。
長いこと投資をしている人であれば当然と思うようなことでしょうが、投資初心者ほど大底を当てたがります。
いつ投資をしていいのかわからないのであれば、資金の一部から投資をしてみるのが良いと思いますよ。
『頭と尻尾はくれてやれ』やな
まとめ
現在の1ドル=130円というのは、確かにドル転するには躊躇してしまう水準です。
この先、120円、110円と円高に進む可能性がありますが、それがいつになるかがわかる人はいません。
米国市場が上昇することを信じるのであれば、投資タイミングを計ることなく割安となっている今が投資チャンスと受け取るといった考えもあります。
何より自分の投資目的とリスク許容度を理解することが大切でしょうね。
ちなみに、筆者もドル転を躊躇していましたが、最近は為替が安定してきましたので、そろそろエントリーを考えています。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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