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未来の高配当【インデックスファンドが将来的に高配当になる理由】その高配当株は指数に劣後する

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投資理論
こんなことがわかる記事

・将来のインデックスファンドの配当金
・高配当株の将来の配当金
・長期で見る配当金の推移
・将来的に高い配当金を受け取る方法

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こんにちは!
将来は配当金生活がしたい『ここ屋』よ!

2021年のグロース株ブームも下火になり、2022年はバリュー株や高配当株に注目が集まっています。

特に高配当株は『不労所得』の代名詞ともいえる資産で、投資家にも人気の投資法です。

高配当株投資のパフォーマンスは、長期的にインデックス投資に劣後すると言われていますが、実は配当金の額面も劣後するって知っていました?

すでに大きな資産がある人にとってはメリットがある投資法ですが、将来的に大きな配当金を得たいと考えている人は、インデックスに投資した方が多額の配当金を受け取ることができます。

そこで今回の記事では、【インデックスファンドが将来的に高配当になる理由】その高配当株は指数に劣後するについて解説していきたいと思います。

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インデックスファンドが将来的に高配当になる理由

インデックス投資が将来的に高配当株になるなんて聞いたことがありませんよね?

ここからは、高配当株が指数の配当金に劣後することについて解説していきます。

配当金は熟成された企業の証

配当金は四半期ごとに企業が設定するものですが、米国の連続増配株などは数十年にわたり配当金の金額を切り上げていることで知られています。

また、配当金を出す企業は比較的歴史が古く、熟成された企業に多く見られます。

一方で、グロース株は企業の成長性にキャッシュを投入するため比較的配当金が少なかったり、無配当の企業もあります。

熟成された企業では、自社の成長性に投資する必要が少ないため、多くの営業利益を株主に還元する傾向にあります。

1株当たりの配当金を比率であらわす

個別株において、配当金とは1株当たりに配当されるお金です。

例えば、1株が100ドルの株に対して5ドルの配当金を出すのであれば、配当率は5%といったことになります。

一方で、ETFなどは1企業ではなく複数の企業に分散されたファンドのため、1株当たりいくらといった金額が設定されているのではなく、もともと比率での配当となります。

高配当を出す企業の株価成長は期待できない

高配当を出す企業は、先にも記述した通り熟成された企業が多いため成長性は期待できません。

株価が一切上がることがないと言うことではありませんが、グロース株やインデックスの株価成長率には劣後します。

もともと高配当株に投資する投資家のほとんどは、キャピタルゲインに期待しているのではなく、インカムゲインを目的としているので、株価成長率には目を瞑っているといったところでしょうか。

インデックスファンドにも配当金は出る

インデックスファンドにも配当金(分配金)が出ます。

VTIなら1.46%、VOOなら1.44%、QQQなら0.52%といったところです。(株価変動に伴い配当率も変動します)

インデックスファンドの配当率は、ファンドに含まれる銘柄の配当金によって決定されるため、グロース株の多いQQQの配当金は少ないのに対して、バリュー株の多いVYMは3.27%と高めに設定されています。

リッヒ
リッヒ

VYMは高配当ETFやな

インデックスファンドが将来的に高配当になる理由

インデックスファンドが将来的に高配当になる理由を解説していきます。

正確に言うと『高配当率』になるのではなく、元本に対する配当率が上昇するといったことです。

将来の配当金シミュレーション

・1株が100ドルのインデックスファンドの配当金が1.5%とする
・この時の配当金は1.5ドル

・将来的に1株が200ドルになり配当率は1.5%のままとする
・この時の配当金は3ドルとなる

リッヒ
リッヒ

1.5%では高配当やないな

ここ
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配当率は変わらないけど
金額に注目するのよ!

1株が100ドルの時に投資した人は、投資元本は100ドルとなります。

しかし、将来的に株価が200ドルに上昇した場合は3ドルの配当金を得る取ることができます。

この場合、元本比率で言うと配当率は3%と考えることができます。

さらにインデックスファンドの株価が300ドルになった場合は、配当金は4.5ドルとなり元本比率で言うと4.5%となります。

配当金が4.5%であれば十分高配当と言えそうです。

その高配当株はインデックスファンドの配当金に劣後する

現在、高配当株と言われる株の配当金は、何%からといった決め事はなく通常4%以上が高配当と言われたりします。

実際に高配当株ETFのVYMは、現在の配当率が3.27%ですね。

これに対して、先に解説したインデックスファンドの将来の配当金は4.5%と仮定されます。(投資元本に対して)

では、あなたが今『高配当株』だと考えている銘柄の配当金が4%だとして、将来その銘柄の株価が上昇していなかったら投資元本に対する配当金は4%のままです。

その場合は、将来的に高配当株がインデックスファンドの配当金に劣後することになります。

現在のインデックスファンドと高配当株で検証してみる

では、実際に現在高配当株と言われている銘柄と、指数(インデックス)ETFの配当金の推移を見ていきましょう。

ここでは、S&P500指数に連動するSPYと高配当株で有名なT(AT&T)の株価と配当金の推移をバックテストで検証していきます。

30年前に10,000ドル投資した場合のSPY(S&P500)T(AT&T)の投資パフォーマンスです。(配当金再投資)

10,000ドルの元本が2021年末に、それぞれの株価は170,582ドル(SPY)21,707ドル(T)となります。

当然のことながら、インデックスファンドと高配当株では株価のパフォーマンスはこのようになります。

では、配当金についてはいかがでしょうか?

現在のSPYの配当金は1.41%ですが、対するT(AT&T)の配当金は7.8%と誰もが認める高配当となっています。

ここで、投資元本に対する配当金の比率に注目してみましょう。

元本に対する配当率

・SPYの現在の配当率1.41%
 株価170,582ドルに対する配当金は2,405ドル
 元本に対する配当比率は24%

・T(AT&T)の現在の配当率は7.8%
 株価21,707ドルに対する配当金は1,693ドル
 元本に対する配当比率は17%

驚くことにインデックスファンドのSPYの配当比率が、高配当株のT(AT&T)の配当比率をアウトパフォームする結果となりました。

配当金を再投資するのであればインデックスファンドに投資せよ

高配当株へ投資する人の投資目的は、配当金の受け取りにあると考えます。

高配当株のパフォーマンスはインデックス投資に劣後すると言われながらも、安定したキャッシュフローには魅力がありますし、投資の出口戦略として売却が苦手といった人にも適していると考えられます。

1億円といった大金を高配当銘柄に投資していれば、仮に5%の高配当株であれば500万円の配当金が出ます。

厳密には、海外株であると外国税(米国株であると現地税10%)と国内税(現在20.315%)がかかるため、受け取れる配当金は360万円といったところです。
(確定申告によって2重課税を控除する方法もありますが全額控除することは難しい)

今現在、1億円規模の投資ができる人でも毎月の受け取り金額は20万円程度です。

1,000万円の投資では毎月の受け取り額は2万円にしかなりませんが、あなたが目指しているのはこの程度の配当金額ですか?

今現在の受取額ではなく、長期的な将来に大きな配当金を受け取りたいのであれば、現在の高配当株ではなくて将来の高配当株であるインデックスファンドに投資をすることが正解となりますね。

理想は株価も成長する高配当株への投資

先ほどのバックテストでは、高配当株のT(AT&T)で比較分析をしました。

AT&Tは熟成された大型通信会社で、営業キャッシュフローの大半を配当として株主に還元しています。

おかげで、30年間といった長期間で配当金を再投資した場合でも、資産は2倍程度にしかなりませんでした。

一方で、XOM(エクソンモービル)のような成長株(10年前までは指数を上回る株価成長率でした)に投資できれば、株価の成長とともに高い配当金にも期待できます。

こちらも30年間のバックテストをしてみます。

30年前に10,000ドル投資していれば、XOM(エクソンモービル)の株価は93,000ドルにまで成長しています。

現在の4.90%の配当率では、4,557ドルの配当金を受け取ることができ、投資元本での配当率は45%といった超高配当株となっています。

株価も成長する高配当銘柄に投資できるのが理想と言えそうです。

株価成長の期待ができる未来の高配当株を見つけることはできるのか?

株価が成長するグロース株はそもそもの配当金が少なく、高配当を出している銘柄は成長性に欠けます。

株価成長の期待ができる未来の高配当株を見つけることは、針の穴に糸を通す以上に難しいことだと言えます。

そんなこと投資のプロでもわからないでしょうね。

ですから、われわれ個人投資家は『将来の高配当株』であるインデックスファンドに投資することが正解なのかも知れませんね。

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【インデックスが将来的に高配当になる理由】その高配当株は指数に劣後するまとめ

【インデックスが将来的に高配当になる理由】その高配当株は指数に劣後するをまとめます。

まとめ

【インデックスが将来的に高配当になる理由】
・1株当たりの配当金が変わらなければ株価上昇により投資元本に対する配当比率は大きくなる
・現在は高配当株であっても将来的には指数の配当金に劣後することがある
・株価も成長する高配当株を見つけることは難しい
・超長期で見ればインデックスファンドに投資することで高配当を受けることができる

当サイトでは、高配当株投資を否定するワケではありません。

ただ、高配当株投資だと思っている人が、本当に将来的にたくさんの配当金がもらえるのかを検証してみました。

実際に未来がどうなるのかはわかりませんが、みなさんの将来が明るいことを願って一緒に頑張りたいと思います。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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