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こんにちは!
投資の軸はETFにしている
『ここ屋』よ!
近年の巣ごもり需要をきっかけに、投資をはじめた日本人が急増しているようです。
今や日本人の4割が、何らかの投資をしているとの調査結果があります。
とはいえ、日本人世帯の金融資産のトップは、いまだに『銀行預金』が大半を占める状況が続いていることも事実です。
この記事を読んでいる皆さんは、どんな金融資産を保有しているのでしょうか?
また、近年では分散投資を低コストで運用してくれる米国ETFも、人気の投資対象となっているようです。
投資目的や生活スタイルによって個々のリスク許容度が異なることでしょうが、まわりの投資している人がどのような資産に投資しているのか気になりますよね?
気になって、楽天証券で人気の米国ETF売買ランキングを調べてみた結果、日本人投資家がヤバいことになっていることに気付きました。
そこで今回の記事では、【日本人に人気のETFがヤバい】の米国ETF売買代金ランキングについて解説していきたいと思います。
日本人に人気の米国ETFランキング
米国ETFとは、米国市場に上場しているファンドで、その分散性やコストの安さなどが人気の理由で近年は日本の証券会社でも購入できるようになったことから、日本人にも人気の投資先となっています。
しかし、冒頭に記したように、日本人に人気の米国ETFランキングがヤバいことになっていたので、早速ランキングを確認していきましょう。
米国ETF売買代金ランキング(楽天証券調べ)
今回のランキングは、楽天証券が発表している売買代金ランキングを元にしています。
順位 | ティッカー | 名称 |
---|---|---|
1位 | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
2位 | SOXL | Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF |
3位 | VOO | バンガード・S&P500ETF |
4位 | SPXL | DirexionデイリーS&P500ブル3倍ETF |
5位 | QQQ | インベスコQQQ信託シリーズ1 |
6位 | TECL | Direxionデイリーテクノロジー株ブル3倍ETF |
7位 | SPYD | SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF |
8位 | SPY | SPDR S&P 500ETF |
9位 | QYLD | グローバルX NASDAQ100・カバード・コールETF |
10位 | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF |
インデックスファンドが4銘柄、レバレッジETFが3銘柄、高配当ETFが2銘柄、カバード・コールETFが1銘柄がランクインしています。
投資の王道インデックスファンドが4銘柄ランクインされていたことは救いでしたが、レバレッジETFが3銘柄もランクインされてるってヤバくないですか?!
インデックスファンドでも十分なリスクはある
ランキングの1位、3位、5位、8位にはインデックスファンドがランクインしています。
1位のVTIは全米株式に連動するファンドです。
最近、人気のYouTuberなども強く推奨する銘柄ですので、人の意見に流されやすい日本人が飛びつきそうな銘柄です。(⇐怒られそうな言い方)
とはいえ、全米株式にまるごと投資できるETFで、コストも0.03%と非常に良心的ですので誰もが認める優秀なETFです。
かくいう筆者も、以前の記事でおすすめしたりなんかしています。
3位のVOOと8位のSPYは、どちらもS&P500指数に連動するETFです。
SPYの方が歴史が古く、時価総額でも世界1位に君臨しています。
しかし、VOOの経費率が0.03%であることから、近年の日本ではVOOの方が選ばれているってことですね。(SPYの経費率は0.09%)
ちなみに、同様にS&P500指数に連動して経費率も0.03%のIVVってETFがあるのに、ランクインしていないってちょっと不思議だったりもします。
5位にランクインしたのは、飛ぶ鳥も落とす勢いのNASDAQ100に連動するQQQですね。
説明不要のQQQですが、NASDAQ100でも十分にリスクの高い商品ですから、日本人投資家がどれだけリスクを取りすぎているのかが浮き彫りになったランキングですね。
根強い人気の高配当ETF
7位、9位、10位にランクインしたのは高配当ETFです。
配当再投資を含んだパフォーマンスは、インデックス投資に劣後するとわかった上で尚、人気があるETFですが、投資目的や本人の性格などを考えると高配当ETFに向いている人がいても、おかしくはありませんね。
特に9位のQYLDは、カバード・コール戦略を採用した超高配当ETFで、最近のFIREブームにあやかって人気が爆発していますね。
(カバード・コール戦略のETFは、キャピタルゲインを捨ててインカムゲインに特化したETFです。)
レバレッジETFが日本の投資家に人気すぎてヤバくないですか?
問題は2位、4位、6位のレバレッジETFです。
2位のSOXLは半導体指数に3倍のレバレッジをかけたETFです。
同じく4位はS&P500指数に3倍のレバレッジをかけたETFで、6位はテック指数に3倍のレバレッジをかけたETFです。
レバレッジとは、テコの原理とも言いますが、要は借金して投資していることと変わりません。
レバレッジETFを否定する気はさらさらありませんが、売買代金ランキング上位に3銘柄もランクインしていることが、ちょっと心配になると余計なおせっかいを焼いているワケです。
レバレッジ銘柄は、そもそも長期投資には向いていない商品として有名です。
直近数年間の過去チャートだけを見てしまうと、爆益を出していることも確かですが、リーマンショック級の暴落が来た時には、資産が9割減になっているなんてことだってあり得ることも認識しておきましょう。
と言いつつも、筆者もレバレッジETFは保有しています。
とはいえ、総資産の1%程度ですからね。溶けても問題ない程度の保有率です。
レバレッジETFについては、こちらの記事でまとめています。
11位から20位までもレバレッジETFが含まれている
さらに驚くことに、11位から20位までも多くのレバレッジETFが含まれています。
11位にはSOXS、12位にはCWEB、15位にはSPXS、16位にはFAS、17位にはTNA、18位にはWEBL、20位にはTMVと、10銘柄中7銘柄がレバレッジETFです。
中には、インバース型と呼ばれるベア型ETF(指数が下がることで利益を出す)が3銘柄も含まれていて、日本人投資家がどれだけ急いで金持ちになりたがっているかがよくわかるランキングになっています。
バフェットさんだって
ゆっくりお金持ちになれ
って言ってるわよ!
あれだけオルカンが騒がれても順位は13位
TwitterなどのSNSを眺めると、『オルカン1本です!』などという声を聞くことが多くあります。
しかし、実際に売買代金のランキングを見ると、VT(全世界株式)への投資は13位と低迷しています。
口ではオルカンと叫びながらも、実際にはレバレッジ銘柄を購入しているんでしょうかね?
オルカン民は少額投資しか
しとらんのかな
米国ETFの時価総額ランキング
日本に限定せずに、実際の時価総額ランキングを見てみると、世界の投資家と日本の投資家とのマネーリテラシーの差を感じます。
順位 | ティッカー | ベンチマーク | 経費率 | 配当金 | 運用会社 | 設立日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | SPY | S&P500 | 0.09% | 1.31% | ステイトストリート | 1993/01/22 |
2位 | IVV | S&P500 | 0.03% | 1.64% | ブラックロック | 2000/05/19 |
3位 | VTI | 全米株式 | 0.03% | 1.52% | バンガード | 2001/05/31 |
4位 | VOO | S&P500 | 0.03% | 1.54% | バンガード | 2010/09/09 |
5位 | QQQ | NASDAQ | 0.20% | 0.50% | インベスコ | 1999/03/10 |
6位 | VEA | 先進国株式 (米国除く) | 0.05% | 1.86% | バンガード | 2007/07/26 |
7位 | AGG | 米国総合債券 | 0.04% | 2.01% | ブラックロック | 2003/09/26 |
8位 | IEMG | 新興国株式 | 0.11% | 2.22% | ブラックロック | 2021/10/22 |
9位 | VWO | 新興国株式 | 0.10% | 0.52% | バンガード | 2005/03/10 |
10位 | BND | 米国総合債券 | 0.035% | 1.83% | バンガード | 2007/04/10 |
インデックスファンドが8銘柄と、債券ETFが2銘柄ランクインしています。
日本人に人気のレバレッジETFは影も形もありません。
日本人はもっと投資の勉強をすべきよ!
投資家心理に見える今後の市場戦略
ここまでは、日本人に人気の米国ETFランキングについて解説してきました。
さて、ここまでが現状把握で、ここからはわれわれ個人投資家がどうすべきかの対策です。
いくつかの市場戦略を交えて対策を検証していきたいと思います。
『靴磨きの少年』が現れたら撤退するべきか
世界恐慌が起こる前の『ウォール街の靴磨きの少年』の話はあまりにも有名ですが、現在の市場にも同様な兆候が見えます。
1929年世界恐慌前に、ジョゼフ・P・ケネディ氏(ジョン・F・ケネディの父親)は、靴磨きの少年からこのような言葉をかけられました。『旦那!悪いことは言わねぇ。〇〇株を買いなよ!儲かるらしいぜ!』それを聞いたケネディは、『こんな少年まで株の儲け話をするようなら株式市場は暴落するぞ』と考えて、市場から全降りして難を逃れたという逸話です。
米国から遠い島国の投資に疎い日本人が、ここまでレバレッジETFを買いあさっているところを見ると、『靴磨きの少年』を彷彿せざるを得ません。
市場から全降りするとまでは言いませんが、リスクの大きい資産からは手を引いた方が良さそうですね。
リスクの小さな投資資産で株式市場の低迷をやり過ごす
2022年の米国市場を、低成長と予想しているアナリストは多いようです。
高いインフレ率を背景に、2022年の米国経済成長率見通しは3.2%に減速することが、そこかしこで騒がれています。
米国市場においても、長期で平均7%程度の利回りと考えられているにも関わらず、近年では連続して10%以上のリターンをあげています。
2022年以降の成長率が2、3%に収束しても不思議ではないですよね。
市場平均ですら3%しか上昇しなかった場合、マイナスリターンとなる銘柄も少なくないでしょう。
資産をマイナスにすることなく、低成長市場をやり過ごすのであれば、安定した企業業績が出せる大型バリュー株であることが大方の予想です。
市場平均以上のリターンが望める銘柄はあるの?
市場平均という言葉があるということは、もちろん平均以上の銘柄が存在します。
とはいえ、事前に市場平均をアウトパフォームできる銘柄が事前にわかれば苦労しませんよね。
現在のところでは、インフレに強い資産や利上げに強いセクターなどが注目を集めていますが、得てして予想は当たらないものです。
大きなリターンを狙うというのは、その分のリスクを背負うといった行為です。
無責任な言葉となるかも知れませんが、インフレや利上げに強い資産といえば、コモディティや金(ゴールド)などの商品や、エネルギーセクターなんかが有利とは聞きます。
あとは、利上げされれば長短金利差の利ザヤで儲けている金融にとっては、優位とされていますが現在はそんな単純な相場ではないかも知れません。
どこまで信じられるかは別として、資産を分散しておくに越したことはなさそうです。
【日本人に人気のETFがヤバい】米国ETF売買代金ランキングまとめ
【日本人に人気のETFがヤバい】米国ETF売買代金ランキングをまとめます。
現在の米国市場は、どんな投資をしても儲かるといった時期ではなくなっています。
量的緩和は終了に向かい、2022年には利上げが予想されています。
インフレの長期化も予想されていることから、株式市場は追い風にはありません。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ!
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