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こんにちは!
上昇セクターを探している
『ここ屋』よ!
2024年の米国市場は大きく上昇してきましたが、それをけん引してきたのが通信セクターです。
そこで今回の記事では、おすすめの通信セクターETFの比較と今後の展望について解説していきたいと思います。
通信セクターETFとは
通信セクターETFとは、通信関連銘柄を集めたETFです。
通信事業やコンテンツ事業に関する銘柄で、メディア、広告、放送、出版、映画、通信事業、ケーブル・衛星テレビなどの関連銘柄を指す。
通信と言えども幅広い
分野に渡ったセクターやな
ちなみに通信セクターは、S&P500の時価総額での占める割合は9%程度です。
おすすめの通信セクターETF比較
おすすめの通信セクターETFを比較していきますが、今回解説する通信セクターETFは、以下の3銘柄です。
おすすめの通信セクターETFは『VOX』『XLC』『IXP』
おすすめの通信セクターETF3銘柄『VOX』『XLC』『IXP』について比較解説していきます。
近年人気のSNSや配信サービスなどよ!
通信セクターETF概要比較
通信セクターETFの概要を比較していきます。
ティッカー | VOX | XLC | IXP |
---|---|---|---|
銘柄名 | Vanguard communication Services ETF | Communication Services Select Sector SPDR Fund | iShares Global Comm Services ETF |
運用会社 | バンガード | ステート ストリート | ブラックロック |
設立日 | 2004/09/29 | 2018/06/18 | 2000/05/19 |
純資産額 | $4.181B | $18.557B | $380.952M |
ベンチマーク | MSCIインベスタブル マーケット 電気通信サービス インデックス | Communication Services Select Sector Index | S&Pグローバル1200 コミュニケーション サービス・セクター キャップド指数 |
経費率 | 0.10% | 0.09% | 0.41% |
分配金 | 1.42% | 1.17% | 0.95% |
XLCは設立して6年強と比較的若いETFながら、純資産額はもっとも大きく経費率も最小です。また3銘柄とも分配金は比較的少ないと言えそうです。
これならXLCがええように感じるな
通信セクターETF過去リターン比較
通信セクターETFの過去リターンを比較してみます。
ティッカー | VOX | XLC | IXP |
---|---|---|---|
1年リターン | 44.84% | 43.75% | 41.97% |
3年リターン | 2.57% | 5.66% | 4.89% |
5年リターン | 11.76% | 13.71% | 11.38% |
おおよそ3銘柄は相関していますが、XLCがわずかに強いリターンを出しています。
2022年は通信セクターが大きく下落したため、直近3年のリターンは厳しいものとなっています。
2024年は爆上げしたな
通信セクターETF上位組入れ銘柄比較
通信セクターETFの上位組入れ銘柄の比較をしてみます。
VOX | XLC | IXP |
---|---|---|
META (メタ・プラットフォームズ) | META (メタ・プラットフォームズ) | META (メタ・プラットフォームズ) |
GOOGL (アルファベットA) | GOOGL (アルファベットA) | GOOGL (アルファベットA) |
GOOG (アルファベットC) | GOOG (アルファベットC) | GOOG (アルファベットC) |
VZ (ベライゾン) | NFLX (ネットフリックス) | NFLX (ネットフリックス) |
NFLX (ネットフリックス) | CMCSA (コムキャスト) | 700:HK (テンセント) |
CMCSA (コムキャスト) | TMUS (Tモバイル) | DIS (ウォルト・ディズニー) |
T (AT&T) | DIS (ウォルト・ディズニー) | VZ (ベライゾン) |
DIS (ウォルト・ディズニー) | T (AT&T) | CMCSA (コムキャスト) |
TMUS (Tモバイル) | TTWO (テイクツー・インタラクティブ) | T (AT&T) |
TTD (トレードデスク) | EA (エレクトロニック・アーツ) | TMUS (Tモバイル) |
いずれも上位はメタ・プラットフォームズとGoogle、ディズニー、ネットフリックスなどの映像サービスや、ベライゾンやAT&T、Tモバイルなどの通信会社がランクインしています。
VOXが110銘柄以上に分散されているのに対して、XLCは22銘柄とかなり集中投資型です。
5倍も組入れ数が違うんか
Googleの親会社はAlphabetという会社です。Googleのティッカーシンボルは『GOOG』と『GOOGL』のふたつ存在しています。Googleが2004年にIPOした時のティッカーは『GOOG』でしたが、その後2014年に『GOOG』(アルファベットCクラス)と『GOOGL』(アルファベットAクラス)に分割されました。2つの違いは『議決権』にあり『GOOG』には議決権がなく『GOOGL』には議決権があります。Aクラス『GOOGL』の株主には議決権が与えられています。
通信セクターETFチャート比較
通信セクターETFの直近5年のチャート比較をしていきます。
3銘柄ともにおおよそ相関していますが、XLC(青)>VOX(赤)>IXP(緑)といったリターンです。株価は2021年8月をピークに大幅に下落した後に2023年は大きくリバウンドしています。
5年では60%~80%上昇してるわ!
通信セクターETFの今後の展望
通信セクターETFの今後の展望を語る上では、グーグルとメタ・プラットフォームズに注目せざるを得ません。
通信セクターの運命はグーグルとメタが握っている
グーグルとメタの通信セクターETFに占める割合は、VOXとIXPでは30%以上もの割合を占めています。通信セクターの運命はグーグルとメタが握っているといっても過言ではありません。
それではこれまでのグーグルとメタの株価推移と、今後の展望を検証していきましょう。
グーグルとメタの株価は爆上げ中
GAFAMの中でもグーグルとメタの株価は、2022年に大きく下げたあと2023年は大きく上昇しています。
こちらはGOOG(赤)とMETA(青)の直近1年チャートに、S&P500(緑)を重ねてみます。
META(メタ)が+191%、GOOG(アルファベット)は+171%と爆上げしており、S&P500の+87%がかすんで見えます。
この高騰が続くようであれば、通信セクターETFも大きく上昇するでしょう。
通信セクター上昇のカギは政策金利の引き下げ
これまでに通信セクターの株価が急騰してきた理由は、政策金利の引き下げへの期待からです。
米国は歴史的なインフレを抑制するために、FRB(米中央銀行)によって政策金利を引き上げてきましたが、2024年9月からはじまった利下げは2025年にも複数回の利下げが予想されています。
今後数年間にわたり利下げが続く公算が高いですから、通信セクターの上昇も続く可能性が高いと言えそうです。
もはや通信事業は必需インフラ
通信事業の中には、ベライゾンやコムキャストのようにインタネットプロバイダーの事業も含まれます。その他にもデータ通信や電話など、すでに生活に浸透した必需インフラと呼んでもおかしくない事業です。
この先も無くなることなど考えられないサービスに対して、事業が衰退化を続けることは考えにくいですから、通信企業の業績は必ず反転してくれるはずです。
テーマ型ETFとは
テーマ型ETFとは、広いセクターに分散された一般的なインデックスファンド(VTIやVOOなど)とは異なり、偏ったセクターに投資をするETFのことです。
その中でも大きく『セクター』と呼ばれる区分された分野に投資するETFをセクターETFと呼びます。
米国株におけるセクターとは
米国株におけるセクターとは、大きく11セクターほどに分けられています。今回解説してきた『通信セクター』以外にも目を向けてみましょう。
それぞれに解説記事の
リンクを貼ってあるわ!
おすすめの通信セクターETFまとめ
おすすめの通信セクターETFをまとめます。
VOX・XLC・IXPは、ほとんどリターンが変わりません。
経費率がもっとも安く流動性が大きいXLCがおすすめです。
米国ETFに興味がある人は、まとめ記事がありますので参考にしてみて下さい。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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