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【下落相場が怖くなくなる】フェーズ別で投資スタンスを変えるといった思考

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投資理論
こんなことがわかる記事

・下落相場が怖くなくなる方法
・フェーズ別の投資スタンスについて
・将来を見据えた現在の投資スタンス
・米国市場に訪れる買い場の時期について

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こんにちは!
まだまだ増やすフェーズの『ここ屋』よ!

最近の米国市場の下落によって『終わりの始まり?』のように、暴落が起こることを示唆する発言を目にすることが多くなってきました。

まだ実際には大きな下落ではありませんが、今後いつ大きな下落があってもおかしくない状況なのは間違いありません。

とはいえ、暴落はというのは、われわれ投資家にとって非常事態と呼ぶべき由々しき状態なのでしょうか?

暴落相場が怖くて眠れないなんて状況ですと、何のために投資しているのかわからなくなってしまいそうですよね?

そこで今回の記事では、【下落相場が怖くなくなる】フェーズ別で投資スタンスを変えるといった思考について解説していきたいと思います。

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フェーズ別で投資スタンスを変えるといった思考

下落相場が怖くなくなると言うよりも、正確に言えば『下落相場が怖いと思うのは勘違い』といったことについて解説していきます。

現在のあなたの状況を冷静に考えれば、下落相場はなんの意味も持たず、むしろ歓迎すべき状況だということが理解できると思います。

投資スタンスは大きく分けて3フェーズ

まず、投資目的を考えた場合、期間にもよりますが『最終的に増えていて欲しい』と考える人がほとんどではないでしょうか?

それはまだ、あなたが『増やすフェーズ』にいるからだということです。

それでは、フェーズ別の3つの投資スタンスについて区分していきましょう。

投資スタンス

①増やすフェーズ
②守るフェーズ
③使うフェーズ

増やすフェーズは値動きや投資タイミングは気にしない

長期投資を視野に入れているのに、毎日の相場値動きで一喜一憂するスタンスは、ナンセンスかと思います。

リッヒ
リッヒ

短期投資でもあるまいに

長期投資における資金は、すぐに使おうとしている資金ではないのですから、株価が下がるのはむしろ歓迎すべき状況です。

『狼狽売り』や『やれやれ売り』をしている場合ではありません。

やれやれ売りとは

株を買ってはみたものの、その後下がってしまい、仕方なく手持ちしていたところ、やっと買値に戻したので「やれやれ」といった気分で売ってしまうこと。

また、大きな下落があったとしても半年後や数年後には、値が戻ったり、それ以上に上昇していることの方が多いのですから、わざわざタイミングを計って投資をする必要もないのです。

逆に、タイミングを計ってなかなか投資できないでいることの方が、機会損失になる可能性が高いと言えそうです。

長期投資において『増やすフェーズ』にいるあいだは、短期的な値動きや投資のタイミングを気にする必要はなさそうですね。

守るフェーズではリスク許容度を下げて運用する

リスク許容度は、個人の年齢や環境によって変化します。

増やすフェーズでは最大限だったリスク許容度も、次なる段階の守るフェーズではリスク許容度を下げて運用する必要があります。

増やすフェーズと使うフェーズの間には、守るフェーズがあり資産を大きく減らすことのない状況を作ります。

使うフェーズが近付きつつある時期に突入したら、大きな暴落の可能性に備えてポートフォリオをメンテナンスするような比較的『保守的』な投資スタンスに変化させていくことも必要でしょう。

具体的には、株式100%だったポートフォリオに債券やゴールドといったコモディティを組入れ、キャッシュポジションを増やすなどのことです。

株式市場が50%下落した場面でも、マイポートフォリオの下落は20%以内に留めるといったディフェンシブなアセット配分が良いでしょう。

個人の資産額にもよりますが、使うフェーズの10年ほど前からは準備が必要になると考えましょう。

使うフェーズでは『ダイ・ウィズ・ゼロ』を意識した出口戦略を

出口戦略の一般的な思考として『4%ルール』などが取り上げられます。

4%ルールでは、生涯資産を枯渇させないことを目的としていますが、苦労して増やした資産のほとんど使わずして生涯をとげるのも、何だか悲しいと思いませんか?

子孫に財産を残すといった考え方も立派ですが、相続税を考慮すると『残す』よりも子孫に対して『使ってあげる』方が喜ばれるような気がしますけどね。

『DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)』を意識した出口戦略をとることで、より豊かな人生を送ることができるのが『使うフェーズ』ではないでしょうか。

DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)

全米注目のミリオネアが教える究極のカネ・人生戦略についての書籍です。「今しかできないことに投資する」「タイムバケットにやりたいことを詰め込む」など、人生を豊かにするために心に刻むべき9つのルールを紹介しています。若ければ若いほど、人生の景色をガラリと変えられる一冊です。

この本で紹介しているのは「お金なんて死ぬ前に全部使い切るのが正しい」という生き方です。

リッヒ
リッヒ

理想の生き方と言っていいかもな

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将来を見据えるからこそ今の投資スタンスが決まる

3フェーズの投資スタンスに区切ったとして、ここからはフェーズ①の『増やすフェーズ』に絞って、今の投資スタンスについて触れていきたいと思います。

将来の使うフェーズを意識できるからこそ、現在の増やすフェーズである投資スタンスが確固なものになるでしょう。

暴落に備えつつもキャッシュポジションは低めに設定

投資をはじめて間もない人が陥るワナとして、『暴落時に混乱する』といった状況があります。

一度下落がはじまると、どこまでも下落が続くような錯覚に陥り、底が見えない下落に対して耐えることができずに狼狽売りをするといった行為に出てしまいがちです。

まだ市場の暴落を経験していない人も多いかも知れませんが、昨年のコロナショックとは違い、リーマンショック級の暴落は回復までに時間を要します。

そのような暴落がいつか来るであろうことを想定しながらも、キャッシュポジションは低めに設定して、できるだけ多くの資産を株式市場に投入しておくことが、増やすフェーズの投資スタンスと言って良いでしょう。

米国市場への投資スタンスは長期であるべき

『短期的なうねりをとる』といった短期売買を視野に入れた投資家であるならば、現在の米国市場は難しい局面かも知れません。

毎日のように新たな材料が出てきて、株価を大きく乱高下させていますからね。

しかし、あなたが米国市場に対して長期的な期待を込めて投資するのであれば、現在起きているような下落は『そよ風』に過ぎません。

米国市場への投資スタンスは長期であるべきです。

本来の投資目線を見失うことなく、米国市場の将来を信じてドッシリ構えていれば良いのです。

悪材料出尽くしから出動しても遅くない

ここでひとつ、リスク許容度が低かったり、投資メンタルが弱めの人におすすめな投資タイミングをお伝えしておきます。

これまでの株式市場(特にコロナショック後)は、『どんなタイミングからでも上昇する』といった右肩上がりの相場でした。

しかし、現在の米国市場を眺めると、テーパリングの短縮、利上げの早期化、インフレの長期化、コロナウイルスの変異株のまん延など、悪材料が多すぎると思いませんか?

そんな荒波の中に身を投じるようなことをすれば、思いもよらない急落に巻き込まれる可能性があります。

もしあなたが、今の米国市場に恐怖を感じるのであれば、悪材料が出尽くされて市場が穏やかに上昇をはじめてからの出動でも、遅くないんじゃないかと思いますけどね。

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買い場は2022年に訪れる?

大統領選挙の前年には株価は上昇する』といったアノマリーを聞いたことがあるでしょうか?

前回の大統領選挙が2020年でしたから、前年の2019年にあたります。

2019年は米国市場にとって飛躍の年になりました。

S&P500指数は30%以上(配当込み)のリターンをたたき出しています。

また、中間選挙の年はアノマリー的には下落をする年が多いようです。

実際に2018年はS&P500指数は年間で8%程度の下落をしています。

翌年の2022年も中間選挙の年にあたることから、上昇は難しいと考えられています。

そもそも、コロナショックからの金融政策が終わりを告げ、何度かの利上げが予想され、インフレの長期化が既定路線になり、新型コロナの終息も確定していない時点で、市場にとっては強い逆風でしかありません。

そんな年に株式が急成長するとは考えにくいとする方が自然ではないでしょうか。

長期目線で米国市場へ投資をするのであれば、『株価の停滞期』が予想される2022年は、絶好の買い場と言えるのではないでしょうか。

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フェーズ別で投資スタンスを変えるといった思考まとめ

【下落相場が怖くなくなる】フェーズ別で投資スタンスを変えるといった思考をまとめます。

まとめ

フェーズ別で投資スタンスを変えるといった思考
◎投資のフェーズは3段階
・増やすフェーズ
・守るフェーズ
・使うフェーズ
・それぞれのフェーズで投資スタンスは変わる
・増やすフェーズでは下落はチャンス
・米国市場への投資は長期が鉄則
・悪材料出尽くしからの出動でも遅くない
・2022年には買い場がくる

12月には株式市場は上昇するといったアノマリーもありますが、2021年は例年通りの上げ相場が期待できるかはわからない状況です。

慎重派な投資スタンスの人であれば、悪材料が出尽くした後に出動するのでも良いかも知れませんね。

2022年の夏くらいには買い場がくるかも知れませんが、これまでの爆上げは期待できなそうです。

とりあえず、直近では12/15のFOMCまで様子を見るのがいいかもですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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