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株式市場の急落を警戒する
『ここ屋』よ!
金(ゴールド)は長期のパフォーマンスは株式には劣るものの、市場の下落時にはクッション材の役割を果たすことから『有事の金』と呼ばれることもあります。
アセットアロケーションの一部に金(ゴールド)を保有することで、株式市場が軟調な期間でもポートフォリオのパフォーマンスを維持してくれるといった重要な役割を果たしてくれますね。
株式市場の続落で注目されている金(ゴールド)ですが、金価格が上昇する時に更なる上昇が期待できる投資対象があります。
それが金鉱株です。
金鉱株は金の採掘企業の株ですが、個別株なりの大きなリスクがつきまとい投資しにくいと考える人も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、おすすめの金鉱株ETF『GDX』『GDXJ』徹底比較について解説していきたいと思います。
おすすめの金鉱株ETF『GDX』『GDXJ』徹底比較
おすすめの金鉱株ETFの『GDX』と『GDXJ』について徹底比較していきます。
金鉱株ETFとは
金鉱株ETFとは、金鉱株に分散投資できるETFです。
金鉱株は、主に金(ゴールド)などの貴金属の採掘、精錬に関わる企業の株式で、金価格を反映しますが金価格よりもダイナミックに変動する特徴があります。
おすすめ金鉱株ETF『GDX』『GDXJ』概要比較
それでは、おすすめ金鉱株ETF『GDX』『GDXJ』の概要比較をしていきます。
ティッカー | GDX | GDXJ |
---|---|---|
銘柄名 | VanEck Vectors Gold Miners ETF | VanEck Vectors Junior Gold Miners ETF |
運用会社 | VanEck | VanEck |
設立日 | 2006/05/22 | 2009/11/11 |
純資産額 | $15.593B | $5.863B |
ベンチマーク | NYSE Arca Gold Miners Index | MVIS Junior Gold Miners Index |
経費率 | 0.51% | 0.52% |
分配金 | 1.20% | 0.52% |
時価総額はGDXの方が3倍も大きいですが、GDXJも58億ドルありますので問題はなさそうです。
経費率はどちらも0.5%強と少し高めに感じますが、金(ゴールド)と違って分配金が出ますので、持ってるだけで確実に赤字になることにはならなそうですね。
他にも金鉱株ETFはありますが、日本のSBI証券や楽天証券では購入できないため、比較対象からは外してあります。
iシェアーズのRINGとかは
経費も安くて分配率も高いんやけど
日本の証券口座からは買えんのが残念や
どんな銘柄でも購入できる
IG証券はいいわね!
金鉱株ETF『GDX』『GDXJ』上位組入れ銘柄比較
GDX | GDXJ |
---|---|
NEM (ニューモント) | PAAS (パン・アメリカン・シルバー) |
AEM (アグニコ・イーグル・マインズ) | AGI (アラモス・ゴールド) |
GLD (バリック・ゴールド) | HMY (ハーモニー・ゴールド) |
WPM (ウィートン・プレシャス・メタルズ) | EVN (エボリューション・マイニング) |
FNV (フランコ・ネバダ) | BTG (B2ゴールド) |
同じ金鉱株ETFやのに
組入れ銘柄 全然ちゃうな
上位組入れ銘柄はまるで違いますが、重複している銘柄はあるのでしょうか?
32%のオーバーラップがありますが7割以上の銘柄が異なる理由は、GDXが大型金鉱株を対象としているにに対して、GDXJが中小型金鉱株を対象としたETFだからです。
金鉱株ETF『GDX』『GDXJ』過去リターン比較
次に、金鉱株ETF『GDX』『GDXJ』過去リターンの比較をしていきます。
ティッカー | GDX | GDXJ |
---|---|---|
1年リターン | 46.63% | 56.30% |
3年リターン | 11.23% | 8.11% |
5年リターン | 9.98% | 7.84% |
どちらのETFも直近5年ではそこまで大きなリターンではありませんが、直近1年はS&P500の40%をアウトパフォームしています。
金鉱株ETF『GDX』『GDXJ』チャート比較
金鉱株ETF『GDX』『GDXJ』チャート比較をしていきますが、比較対象に金(ゴールド)価格に連動したETFのGLDを含めて見てみましょう。
こちらが直近10年の比較チャートですが、GDX(赤)とGDXJ(青)は比較的似かよったパフォーマンスですね。
一方のGLD(緑)は相関性がありながらも値動きがマイルドなのがわかります。
こちらのチャートでも分かるように、金鉱株ETFはゴールドの値動きに対してよりレバレッジをかけられるということが分かります。
これなら金(ゴールド)へ
投資した方がええやんか
これだけ見るとそう思えるけど
金鉱株の方が有利な時期もあるの!
では次に、金(ゴールド)価格が上昇している時期を切り取って比較をしてみます。
すると金鉱株ETFのGDX(赤)とGDXJ(青)が、金価格(緑)をアウトパフォームしています。
これは金鉱株ETFの『ある特徴』によるものなんですね。
それでは次の章で、金鉱株ETFの特徴と買い時について解説していきます。
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金鉱株ETFの特徴と買い時
金鉱株ETFの特徴と買い時について解説していきますが、金鉱株の抱えるリスクについても触れていきます。
金鉱株と金(ゴールド)への投資の違い
金鉱株と金(ゴールド)への投資との違いはいくつかありますが、違いのひとつに配当金があげられます。
金(ゴールド)への投資は、配当金がありません。これは金そのものへの投資では何も生み出さないことが理由です。
一方、金鉱株は企業業績によって利益が生み出されることから配当金が出されます。
- 金…配当金なし
- 金鉱株…配当金あり
金鉱株ETFはインフレのリスクヘッジになる
金への投資はインフレのリスクヘッジになります。インフレは通貨の価値が減少する状態のことを指しますが、インフレが起きると相対的に金の価値は上昇します。
これは金の価値が『不変であり普遍』といった特徴を持ち合わせていることが所以です。
金価格と類似したチャートパターンの金鉱株も同様に、インフレへのリスクヘッジになるといった式が成り立ちます。
金鉱株ETFは下落相場のリスクヘッジにもなる
金の価格が不変的であることから、株式市場の暴落時には株や債券を売却した投資家は、価格の崩れにくい金へ資金を逃避させることがあります。
金鉱株ETFは下落相場のリスクヘッジにもなると言えそうです。
金鉱株ETFは不況にも強い
金鉱株ETFは一般的な株価指数と比較しても不況に強い銘柄と言えます。
リーマンショックまで時をさかのぼり、金鉱株ETFのDGXとS&P500のチャートを比較してみましょう。
S&P500(水色)は2007年末から下落をはじめ、5年経過しても価格を戻せていません。
一方の金鉱株ETFのGDX(赤)は一時は暴落したものの、1年も経たずして株価を戻しています。
このことからも、金鉱株ETFは不況に強い特性を持っていると言えそうです。
もちろん、昨年のコロナショックからの回復も金鉱株ETFのGDXは早かったですね。
金と金鉱株は異なる値動き
金(ゴールド)と金鉱株は類似した値動きはするものの、金(ゴールド)の値動きの方がマイルドと言えます。
一方で、金鉱株の価格は比較的やんちゃな値動きをします。その理由は、金鉱株にはレバレッジがかかっているからです。
金鉱株にはレバレッジがかかっている
金鉱株に投資するメリットのひとつに、『オペレーティング・レバレッジ』がかかることがあげられます。
オペレーティング・レバレッジとは、売上高の変動に伴い利益額が大きく変動すること。金価格の変動に比べて、金採掘のコストはそこまで変動しません。金採掘のコストがほとんど変わらないのに金価格が上昇すると、金鉱企業の利益は増えることになります。
金価格が上昇すると金鉱株にはオペレーティング・レバレッジがかかるため『掘れば掘るほど儲かる』といった状態となります。
例えば金価格が$1,000として
コストが$800なら金鉱の利益は$200だけど
コストは据え置きで金価格が$2,000になれば
金鉱の利益は$1,200になるの!
金価格は2倍やのに
金鉱の利益は6倍になるやんか
そういった意味でのレバレッジよ!
金鉱株ETFの買い時は?
金鉱株ETFの買い時は、まさに今といったところでしょうか。2023年の米国ではインフレが長期化しています。
高インフレで現金価値が下がる局面では、金の価値が注目を浴びます。
金鉱株は金価格の上昇にともない、大きく値を上げる特性を持っているため、金価格の上昇が見込める今こそ金鉱株ETFは買い時と言っていいのではないでしょうか。
金鉱株価値の決定要因は?
金鉱株の価格は、所有する金鉱山の埋蔵量、産金コスト、金価格などで決まります。
さらに深掘りすれば、産金コストは固定費と位置付けられ、設備投資やマイニングエネルギーコストや人件費などが含まれます。
固定費を一定とすると金価格の値動きが株価に与える影響が大きくなります。
金鉱株のリスク
金鉱株には、操業リスク、環境問題リスク、財務リスク、政治リスク、確認埋蔵量の見積もりの誤りのリスク、政変リスクなど、さまざまなリスクがあります。
おすすめ金鉱株ETF『GDX・GDXJ』徹底比較まとめ
おすすめ金鉱株ETF『GDX・GDXJ』徹底比較をまとめます。
2024年からは利下げがはじまりましたが、債券利回りは低下をはじめその魅力も限定的となってくると考えられます。
株式市場の上昇もいつまで続くかわからない状況で、ポートフォリオの一部を金(ゴールド)や金鉱株に向ける戦略も筋の良い投資法かと思います。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
金(ゴールド)への投資を検討するのであれば、金(ゴールド)ETFの記事が参考になります。
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最後まで読んでくれてありがとう!
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