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こんにちは!小売業の
心配をしている『ここ屋』よ!
2021年も好調だった米国市場も、9月は結果として売り先行の相場でした。
とはいえ、好調に株価を切り上げる銘柄もある中、これまで堅調に業績を伸ばしてきたNKE(NIKE)ナイキが決算をミスして価格を大きく下げています。
NKE(NIKE)ナイキの株価下落は、ナイキだけの問題では済みそうもありません。
それでは、NKE(NIKE)ナイキの決算ミスは、米国市場にどんな影響があるのでしょうか?
そこで今回の記事では、NIKE(NKE)ナイキの決算ミスが米国市場を襲う危機となる原因について解説していきたいと思います。
NIKE(NKE)ナイキ決算に見た今後の米国市場の危機
北米を中心にスポーツブランドの頂点に君臨するNIKE(NKE)ナイキですが、直近の決算をミスしました。
NKE(ナイキ)の今期(22年第1四半期)決算
2021年9月23日に発表されたNKE(ナイキ)の2022年第1四半期決算は以下のような結果でした。
売上高をビートできなかったNKE(ナイキ)は、結果として株価を下げることとなりました。
ガイダンスもコンセンサス予想を下回り、売上高のミスは製造元のアジア(ベトナム等)でのコロナ感染者の増加や海運の混乱など、サプライチェーンの問題を上げました。
NKE(ナイキ)の前期(21年第4四半期)決算
一方、参考として前期(21年第4四半期)の決算結果も見ていきます。
2021年6月24日に発表されたNKE(ナイキ)の2021年第4四半期決算の結果は以下のような好決算でした。
好決算を受けてNKE(ナイキ)の株価は爆上げしていました。
NKE(ナイキ)売上高の落ち込み原因は製造工程にあり
NKE(ナイキ)は、先の決算発表で売上高のミスを製造工程にあることを露呈しています。
ナイキは製造工場を自社で持たない『ファブレス経営』をとっています。
自社で生産設備を持たないことで、従来のメーカーで必要とされた生産用設備投資を不要とし、開発やマーケティングに資金を集中させるといったメリットがあります。
生産工程を賃金の安いアジアに置くことで、生産コストを大幅に削減してきたナイキですが、今回のコロナ騒動で思わぬリスクが浮き彫りになりました。
ベトナム、インドネシア、中国で
全体の3/4を生産してるんやて
NKE(ナイキ)の決算ミスは過去にもあり
NKE(ナイキ)の決算ミスは、過去にも何度もありました。
しかし、今回の決算ミスはこれまでのものとは異なり、その原因がNKE(ナイキ)そのものにないことが問題なんです。
サプライチェーンのボトルネックは、米国市場全体に波及する可能性があるんです。
米国市場の小売業に与えるダメージと要因
サプライチェーンのボトルネックは、米国市場の小売業全体にダメージを与える可能性があります。
NKE(ナイキ)以外にも、どのような企業に影響があるのでしょうか?
一般消費財セクターはピンチ?
アジアなどの労働賃金の安い国に、製造工程を託している企業は他にも多く存在します。
特に中国は大きなマーケットで、米国の多くの企業も材料や生産を中国に発注しているようです。
特に大きな影響を受ける可能性のあるセクターは、一般消費財セクターでしょう。
サプライチェーンのボトルネックは製造業に大打撃
サプライチェーンのボトルネックは、以前より米国市場に強い影響を及ぼしていました。
特に注目されていたのは『半導体不足』による自動車メーカーをはじめとする製造業に与える影響でした。
しかし、今回のサプライチェーン問題は国内に留まらず、アジアのコロナ感染者の拡大や海運問題、中国のエネルギー需給問題などによるものです。
半導体不足問題が解消されつつある米国市場で、新たに生まれたサプライチェーンのボトルネックは、製造業に大打撃を与える可能性が色濃くなってきました。
米国の港でも人員不足で入港できない
アジアを発端とするサプライチェーンのボトルネックは、米国でも起こっています。
新型コロナウイルスの変異株の影響で、感染者数に歯止めが効かない米国でも、労働者不足による賃金上昇が目立っています。
特に海運関係の労働者不足は、価格の上昇に影響を与えるのみならず、製品が予定通り届かないといった問題も引き起こしています。
クリスマス商戦に赤信号
クリスマスは1年を通じてもっとも商品が売れる時期です。
株式市場のアノマリー的にも、11月からクリスマスにかけては株価の上昇が大きな期間です。
しかし、今回の海運業界の人手不足により『商品が届かない』といった問題を引き起こしています。
販売業を中心としたメーカーや小売業などのセクター企業は、クリスマス商戦に赤信号が灯っているようです。
今期の年末年始の好調相場は来るのか?
クリスマス商戦に赤信号が灯っている米国市場に、今期も年末年始の好調相場は訪れるのでしょうか?
人手不足やエネルギー価格の上昇により、インフレリスクが高まる一方の米国市場では、商品の売れ行きが低迷するリスクを抱えています。
アマゾンやウォルマートなどの大手小売業の売上高が心配される中で、年末年始の好調相場に影響があるかどうかは、未だ不透明と言えそうです。
米国市場の危機を回避する方法
米国市場に暴落の危機が訪れるかどうかは定かではありませんが、現在の相場が不透明なことは確かです。
そんな状況でも危機を回避する方法を考察してみました。
素人考察だから
信じ切っちゃダメよ!
危機が迫っている銘柄から回避する
現在の米国市場には、株価を下落させる可能性が高い要因がさまざまに存在します。
・サプライチェーンのボトルネック
・長期金利の上昇
・中国恒大集団のデフォルト懸念
危機が迫っている銘柄として、一般消費財セクター、ハイパーグロース株、素材セクター、不動産セクター、コモディティあたりは危険な感じがしますね。
上昇の可能性のある銘柄に投資をする
一方、まだ上昇の可能性がある銘柄としては上記影響の少ない銘柄かと思います。
・サービス業(航空・クルーズ・レストラン)
・業績が伸びている銘柄(テスラなど)
・金利上昇の恩恵を受ける(金融銘柄)
・BNPL(バイナウペイレイター)銘柄(SQ・AFRMなど)
とはいえ、相場全体が下がる日には耐えられる銘柄はないと思います。
インデックス投資を継続することや、長期投資目的の銘柄を狼狽売りしないなどの対応をして、大きな下落時には買い増しができるようにキャッシュポジションを高めておくことが有効な手段かと思います。
ナイキの決算ミスが米国市場を襲う危機となる原因まとめ
NIKE(NKE)ナイキの決算ミスが米国市場を襲う危機となる原因をまとめます。
9月以降も引き続き厳しい相場が予想される米国市場ですが、上昇要因が少ない中、下落要因はそろっています。
今は、大きな投資はせずに市場を静観することが正解かも知れません。
市場が落ち着いてからの参入でも遅くはないと思いますので、キャッシュポジションを高めて投資機会を気長に待ちましょう。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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