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米国株2024年【セクターETF11種類】特徴解説とおすすめ銘柄

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米国ETF
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こんにちは!
常に上昇セクターを探している
『ここ屋』よ!

2024年現在、米国には6,000社を超える企業が上場しているそうです。そして、すべての企業は産業別に11のセクターに分類されます。

それぞれのセクターには特徴があり、時代背景経済サイクルなどによりパフォーマンスを変貌させます。

事前に各セクターの特徴やパフォーマンスを知っておくことで、今後の投資効率を上げることができると思いませんか?

そこで今回の記事では、【セクターETF11種類】特徴解説とおすすめ銘柄について解説していきたいと思います。

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米国株セクターETFとは

米国に上場する6,000を超える企業を大きく分類すると、11種類のセクターに分かれます。

それぞれのセクターの指数に連動したETFを『セクターETF』と呼びます。

11種類のセクター

11種類に分かれたセクターは以下のように分類されています。

11種類のセクター

・情報技術(Information Technology)
・ヘルスケア(Healthcare)
・一般消費財(Consumer Cyclical)
・通信(Communication Services)
・金融(Financial)
・資本財(Industrials)
・生活必需品(Consumer Defensive)
・公益事業(Utilities)
・素材(Materials)
・不動産(Real Estate)
・エネルギー(Energy)

これら11種類のセクターそれぞれに『セクターETF』が存在しています。

S&P500に占めるそれぞれのセクターの割合

S&P500に占めるセクター比率は以下の通りです。

セクター構成比率
情報技術
(Information Technology)
29.80%
ヘルスケア
(Healthcare)
12.67%
一般消費財
(Consumer Cyclical)
11.01%
通信
(Communication Services)
8.58%
金融
(Financial)
12.53%
資本財
(Industrials)
8.37%
生活必需品
(Consumer Defensive)
6.11%
公益事業
(Utilities)
2.34%
素材
(Materials)
2.19%
不動産
(Real Estate)
2.52%
エネルギー
(Energy)
3.89%
引用元:Yahooファイナンス(2024.1)
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11種類のセクターETFの特徴とおすすめETF

米国を代表する株価指数のS&P500を大きく11種類のセクターに分類し、それぞれのセクターの指数に連動したETFが複数存在します。

ここでは11種類のセクターの特徴を簡単に解説します。

ここ
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詳細を解説してる記事の
リンクも貼っておくわ!

リッヒ
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おすすめETFも教えちゃる

情報技術セクターETF

情報技術セクターETFは、コンピューターやネットワークといった情報処理関連の銘柄を集めたETFです。

情報技術セクターの特徴

・ITサービス中心
・成長率が高いグロース株が多い
・時価総額の大きい企業が多い
・S&P500の中でもっとも構成比率が高い(時価総額が大きい)
・景気に大きく左右される

主要銘柄は、AAPL(アップル)、MSFT(マイクロソフト)、NVDA(エヌビディア)、INTC(インテル)、ADBE(アドビ)など。

リッヒ
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おすすめETFはVGT

情報技術セクターETFについて詳しくはこちら

ヘルスケアセクターETF

ヘルスケアセクターETFは、医療、製薬のサービス、販売、研究などに関連する銘柄を集めたETFです。

ヘルスケアセクターの特徴

・製薬会社をはじめ医療機器メーカー、バイオやゲノムなどの先進医療の分野が含まれる
・先進国はもちろん、今後は人口の多い新興国でも高齢化社会が進むため、需要シェアは広がる
・バブルでも過熱感が少ない(割安)
・ディフェンシブ銘柄が多い
・不景気に強い
・情報技術に次いで時価総額が大きい

主要銘柄は、JNJ(ジョンソン&ジョンソン)、PFE(ファイザー)、MRK(メルク)、LLY(イーライリリー)、ABBV(アッヴィ)、BMY(ブリストル・マイヤーズ)、UNH(ユナイテッド・ヘルス)など。

リッヒ
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おすすめETFはVHT

ヘルスケアセクターETFについて詳しくはこちら

一般消費財セクターETF

一般消費財セクターETFは、消費者向け小売り業、製造などを手掛ける企業を集めたETFです。

一般消費財セクターの特徴

・消費者向けの小売りや製造業、サービス業のことで生活必需品を除いたもの
・具体的には自動車、アパレル、ホテル、レジャー、レストランなど
・どちらかというと『贅沢品』を扱う
・比較的景気には敏感
・分配金は少なめ

主要銘柄は、AMZN(アマゾン)、TSLA(テスラ)、HD(ホームデポ)、MCD(マクドナルド)、NKE(ナイキ)、SBUX(スターバックス)など。

リッヒ
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おすすめETFはVCR

一般消費財セクターETFについて詳しくはこちら

通信セクターETF

通信セクターETFは、通信やネットワークを利用したサービスなど提供する企業を集めたETFです。

通信セクターの特徴

・通信事業やコンテンツ事業に関する銘柄
・メディア、広告、放送、出版、映画、通信事業、ケーブル・衛星テレビなど
・比較的乱高下が大きい
・分配金は少なめ

主要銘柄は、META(メタ・プラットホーム)、GOOG(アルファベット)、DIS(ウォルト・ディズニー)、NFLX(ネットフリックス)、T(AT&T)、VZ(ベライゾン)など。

リッヒ
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おすすめETFはXLC

通信セクターETFについて詳しくはこちら

金融セクターETF

金融セクターETFは、資金の供給・管理をサービスする企業を集めたETFです。

金融セクターの特徴

・銀行、保険、証券会社などが含まれる
・主な収入源は金利のため景気に敏感
・高金利に強い

主要銘柄は、BRK-B(バークシャー・ハサウェイ)、JPM(JPモルガン・チェイス)、BAC(バンク・オブ・アメリカ)、V(ビザ)、WFC(ウェルズ・ファーゴ)など。

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おすすめETFはVFH

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資本財セクターETF

資本財セクターETFは、産業向け製品の販売、製造、運送などを手掛ける企業を集めたETFです。

資本財セクターの特徴

・BtoBビジネスをメインとするセクター
・設備機材、原料の製造など
・具体的には航空、鉄道、建設に関わる製造、販売、運搬など
・好景気に強い

主要銘柄は、BA(ボーイング)、CAT(キャタピラ)、MMM(スリーエム)、HON(ハネウェルインターナショナル)など。

リッヒ
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おすすめETFはXLI

資本財セクターETFについて詳しくはこちら

生活必需品セクターETF

生活必需品セクターETFは、生活に必要な産業の製造、販売、サービスを手掛ける企業を集めたETFです。

生活必需品セクターの特徴

・食品や日用品、衣類などの製造、販売を行う企業
・景気に左右されにくい
・ディフェンシブなバリュー銘柄が中心
・比較的分配金が多い

主要銘柄はPG(プロクター&ギャンブル)、KO(コカ・コーラ)、PEP(ペプシコ)、WMT(ウォルマート)、COST(コストコ)など。

リッヒ
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おすすめETFはVDC

生活必需品セクターETFについて詳しくはこちら

公益事業セクターETF

公益事業ETFは、 インフラサービスを提供する企業を集めたETFです。

公益事業セクターの特徴

・国民の日常生活に不可欠なサービスを提供する産業
・具体的には、電気・ガス・水道・独立系発電事業者・再生エネルギー系発電事業者など
・国家による経済支援政策などで需要が高まる
・分配金は比較的高め
・不景気に強いディフェンシブな特徴を持つ

主要銘柄は、NEE(ネクステラ・エナジー)、DUK(デューク・エナジー)、SO(サザン) など。

リッヒ
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おすすめETFはVPU

公益事業セクターETFについて詳しくはこちら

素材セクターETF

素材セクターETFは、化学や建設、鉱業などに使用される材料を製造、販売する企業を集めたETFです。

素材セクターの特徴

・BtoB産業のため馴染みがない
・化学、建築資材、ガラス、紙、鉱業、製鉄業など
・景気に大きく左右される
・好景気に高騰する
・インフレ、高金利に強い

主要銘柄は、LIN( Linde PLC )、 SHW(シャーウィン・ウィリアムズ)、 APD(エアープロダクツ)、 FCX(フリーポート・マクモラン) など。

リッヒ
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おすすめETFはXLB

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不動産セクターETF

不動産セクターETFは、土地や物件の売買、賃借などを扱う企業を集めたETFです。

不動産セクターの特徴

・商業リート、住宅リート、不動産サービスなどを対象
・商業施設、ホテル、オフィス、住宅、工業不動産サービスなど
・景気に大きく左右される

主要銘柄は、AMT(アメリカン・タワー)、PLD(プロロジス)、CCI(クラウン・キャッスルインターナショナル)など。

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おすすめETFはXLRE

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エネルギーセクターETF

エネルギーセクターETFは、石油ビジネスに関わる業種を集めたETFです。

エネルギーセクターの特徴

・原油の価格と相関性が高い
・比較的バリュー株が多い
・景気に敏感(好景気で需要が伸びる)
・金利上昇時に強い(コモディティの特色を持ち合わせている)
・分配金は比較的高め(年利4%など)

主要銘柄は、CVX(シェブロン)、XOM(エクソン・モービル)、COP(コノコ・フィリップス)、OXY(オキシデンタル・ペトロリウム)など。

リッヒ
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おすすめETFはXLE

エネルギーセクターETFについて詳しくはこちら

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S&P500セクター別パフォーマンス

セクターETFはS&P500を構成すると共に、それぞれの特色によってパフォーマンスが異なります。

以下のグラフはS&P500のセクター別パフォーマンス(11セクター+S&P500指数)を、直近15年で比較したものです。

引用:NOVEL INVESTOR
引用:NOVEL INVESTOR

S&P500は全体を含んでいるはずですが、トータルで見ると上位に位置しています。

各年で見ると経済状況や時代背景を反映して市場平均をアウトパフォームするセクターETFがあることがわかります。

近年のパフォーマンスを眺めると、情報技術セクターは常に上位にあることが目立ちますね。

その他、ヘルスケアセクター一般消費財セクターは市場平均をアウトパフォームすることが多いようです。

一方で、エネルギーセクター金融セクター不動産セクターは、ボラティリティが高く市場平均をアンダーパフォームすることも多いようです。

セクターローテンション

特徴を持ったセクターは、経済の循環に沿って価格に反映するため定期的な周期でサイクルしています。

こちらのセクターローテンションのグラフでは、今回分けたセクター通りではありません。

ハイテク株は情報技術、消費循環株は生活必需品、工業株は消費財と置き換えることができますが、不動産が含まれていません。

不動産株は、景気回復局面の中盤以降から需要が高まる傾向があります。

現在の市場環境がどこにあるのかを把握できれば、投資効率をアップさせることができそうですね。

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【セクターETF11種類】特徴解説とおすすめ銘柄まとめ

【セクターETF11種類】特徴解説とおすすめ銘柄をまとめます。

まとめ

◎米国株セクターETFとは11に分かれたセクター別のETF
通信セクター
情報技術セクター
素材セクター
資本財セクター
エネルギーセクター
金融セクター
ヘルスケアセクター
公益事業セクター
不動産セクター
一般消費財セクター
生活必需品セクター
◎セクター別パフォーマンスは時代背景を反映する
◎セクターローテンションは経済のサイクル

11セクターに分かれたそれぞれのETFは、特徴的で時に市場平均を上回るパフォーマンスを見せます。

長期的に指数(S&P500)に積立投資することをコア投資とするなら、サテライト投資ではセクターETFで運用するのもひとつの方法かもしれません。

セクター別パフォーマンスまとめ記事はこちら

【セクターETF11種類】特徴解説まとめ記事はこちら

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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