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こんにちは!
VTに投資するのはまだ早いと思ってる
『ここ屋』よ!
近年の若者を中心にFIREムーブメントが大きな注目を集めています。
米国のミレニアル世代の思考に端を発したFIREですが、日本でもすでに多くの達成者がいることを耳にします。
自分もFIREしたいと考える若者が急増していると同時に、コロナバブルを機に投資ブームも湧き上がっています。
若者が投資で資産形成を考えていることは、非常に素晴らしいと思いますし自分ももっと若いころから投資をしていればよかったと考える人間の1人です。
また、人気の投資先である全世界株式(VT)は、分散効果が最大のインデックス投資であると共に、投資の最適解である『長期』『分散』『積立』を実現するに、もっとも適した投資先のひとつであると言えます。
しかし、YouTubeやTwitterを中心としたインフルエンサーの影響で投資をはじめたために、投資の『目的』と『手段』が見合っていない人を多く見受けます。
そこで今回の記事では、FIREを志望する若者に全世界株式(VT)への投資はおすすめしない理由について解説していきたいと思います。
FIREについて詳しく知りたい人は、こちらで詳しく解説しているので参考にしてください。
FIREするのに全世界株式(VT)への投資はおすすめしない
FIREするのに全世界株式(VT)への投資はおすすめしません。
全世界株式(VT)が優れた投資先であることは疑いようのない事実で、別にVTを否定する記事ではないことをご承知おきください。
しかし、FIREを目的とした場合は話が変わってきます。
それでは何故、FIREするのに全世界株式(VT)がおすすめでないのか理由を解説していきます。
FIREするのに必要な金額はいくら?
『あなたならいくら貯まったらFIREしますか?』
この質問に即答できる人はあまりいないかも知れませんが、多くの人が『1億円』と答えそうですね。
しかし、本当に1億円あったらFIREしますか?
もちろん個人の生活水準や家族構成、年齢やローン残高などにもよると思いますが、私なら1億円では心もとないと考えます。
筆者の場合のFIREする時に欲しい金額を例にあげてみます。
大きな贅沢をしなくとも、1億4,000万円くらいは欲しいところです。
もちなみに筆者は一軒家のマイホームのローンを完済していますので、現時点での負債はありません。
確かに1億円あれば4%ルールで年間400万円(課税前)は受け取れそうですけど、子どもの学資は別で考えたいところです。
仮に大きな支出の予定がない人でも、1億円の総資産があったとして株式投資100%とはいきませんよね。
だとすると、総資産は2億円近く欲しいと思ってしまう欲張りな考えが沸いてきてもおかしくありません。
あなたは何年後にFIREしたいですか?
FIREの目標金額を1億円だとして、あなたは何年後にFIREしたいですか?
仮にあなたが20代であったとしても、30年後には50代です。
FIREと言うには少し遅すぎるかも知れません。
もう少し頑張れば定年退職や
すでに30代、40代であれば、30年後には定年退職している年齢でしょう。
では、FIREを目指すのであれば遅くとも20年度には達成したいですよね?
ここ屋は20年後じゃ退職してるの!
全世界株式(VT)の期待リターンは?
VTの平均利回りは、設定日の2008年6月26日から13年でしか測ることはできませんが、ベンチマークのFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスから推測するに、5%~6%と言われています。
この先の世界経済や株式市場が、どのように進むのかは誰にもわかりませんが、過去リターンを参考にすると、今後もその程度であることが推測されます。
期待リターン6%の銘柄に投資したとして、FIREが達成できるのでしょうか?
ひとことで『全世界株式』を括られることが多く見受けられますが、自分が全世界株式に投資をしようと考えるのであれば、ベンチマークを確認してください。VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)のベンチマークである【FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス】は、その名の通り全世界株式を広く網羅しており、約8,000銘柄に分散されています。一方、日本の代表的な投資信託のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のベンチマークである【MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス】は約3,000銘柄にしか分散されていません。これは、MSCIには小型株が含まれていないからです。分散数で言えばVTIの方が銘柄数が多いことになります。
年利6%の銘柄で20年間に1億円を達成するためには?
FIREするための金額を1億円として、平均利回り6%の全世界株式(VT)に投資で達成するためには、毎月いくらの積立投資をすればいいのでしょうか?
シミュレーションするにあたり、いくつか条件を確認しておきます。
・目標金額は1億円
・投資期間は20年間
・平均利回りは6%
・毎月定額の積立投資
・運用益に対する税率は20%として計算
なんと、毎月必要になってくる投資額は、25万円となります。
仮に税金を考慮しなくとも毎月の投資額は21.6万円が必要となります。
20代からその金額は無理や
だからと言って、仮に年利6%の運用利回りで毎月5万円の投資で1億円(税引き前)を達成しようとすると、40年間という期間が必要となってしまいます。
40年後じゃ普通にリタイアしてるわ!
全世界株式(VT)への投資は、FIREするためには不向きであることがわかってもらえたでしょうか?
すでにFIREした人を見れば投資先がわかる
すでにFIREした人を見れば、FIREするのに適した投資先がわかります。
しかし、株式投資にはご存じの通りリスクが伴います。
そして、リスク許容度は人によって異なります。
結婚して小さなお子さんがいる人や、大きな住宅ローン残高を抱えている人、年齢的に収入期間が短い人などは大きなリスクをとることは、おすすめできません。
FIREを目指す若者であれば大きなリスクをとれる
あまり無責任なことは言えませんが、一般的に若者はリスク許容度が大きいと言われています。
すでに結婚して子供がいたり、住宅ローンを組んでしまった人はこの限りではありませんが、実家暮らしの独身者などであれば大きなリスクを背負うことも可能です。
本気でFIREを目指す若者であれば、大きなリスクを取っても良いかと思います。
仮に失敗してもリカバリーが可能や
20年でFIREを目指すならハイリスクな銘柄に投資する必要がある
FIREを達成するのは簡単なことではありません。
大きな入金力を持つか、長期間の投資をするか、ハイリスクな投資をするかと言った選択肢になるかと思います。
もしも、あなたが毎月25万円を積立投資できるのであれば、ローリスクな全世界株式(VT)への投資でも良いと思います。
しかし、そこまでの入金力はなく超長期間ではなくFIREを達成したいのであれば、それなりのリスク資産への投資が必要となります。
毎月いくら投資すれば20年間で1億円を達成できる?
それではもう一度シミュレーションをしてみましょう。
今度は20年間で1億円(課税前)を達成するためには、年利何%の銘柄にいくら投資すれば良いのかを見ていきましょう。
年利 | 積立金額 |
---|---|
10% | 13.1万円 |
12.1% | 10万円 |
15% | 6.6万円 |
あまり将来の利回りを予測することは意味のないことかと思いますが、少なくとも投資目的がFIREなのであれば、このくらいのリスク資産への投資を検討しても良いかも知れません。
例えばS&P500であれば、20年間の平均利回りは10%前後のリターンを出していますし、より集中投資になりますが、QQQであればS&P500よりも大きなリターンを叩き出しています。
より詳しく投資の勉強をしている人であれば、個別銘柄への投資にチャレンジすることもひとつの方法かもしれません。
全世界株式への投資はディフェンシブな投資法
全世界株式(VT)への投資はディフェンシブな投資法と言えます。
8,000銘柄に分散投資できる商品は他に見当たりません。
株式に投資しながらも資産を守るといった意味では、全世界株式が最適と言えるかもしれません。
老後資金を確実に貯めたいなどの目的には、最適な投資先かも知れません。
しかし、FIREするための投資先としては向いていないと理解していただけたでしょうか。
FIRE志望の若者に全世界株式への投資をおすすめしない理由まとめ
FIRE志望の若者に全世界株式への投資をおすすめしない理由をまとめます。
繰り返しますが、全世界株式(VT)は優秀な投資先です。
むしろ、どこに投資すれば良いかわからない人には、全世界株式に投資することをおすすめします。
しかし、投資の目的がFIREである場合には、不向きである可能性があることを理解していただければと思い記事にしました。
投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。
最後まで読んでくれてありがとう!
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