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こんにちは!最大の分散は
VTだと思っている『ここ屋』よ!
近年、株式投資が若者の間にも浸透してきました。
投資初心者が多くなってくると共に、情報発信者の数も増えており、かくいう筆者もその一人であります。
情報発信者の中にはインデックス投資を推奨する者も少なくはなく、その再現性は『誰でもできる』と言って良いほどの優秀なパフォーマンスを見せてくれます。
インデックス投資に適した投資先は限られており、VT【全世界株式】は代表格のひとつです。
並んでVTI【全米株式】も人気があり、その2銘柄をそれぞれ信じる投資家たちにより対立が起きるほどです。
そこで今回の記事では、VT【全世界株式】投資に向いている人『VTI全米株式との比較』と題して解説していきたいと思います。
VT【全世界株式】とは
VT【全世界株式】とは、バンガード・トータル・ワールド・ストック・ETFのことで、これ1本で全世界47か国の約8,000銘柄の大型株、中型株、小型株に投資することができる、世界最大の分散投資が可能なETFです。
先進国から新興国まで丸っと投資したい人にはオススメですね。
長期のインデックス投資に
大人気の銘柄やね
VT【全世界株式】概要
VT【全世界株式】の概要を見ていきます。
ティッカー | VT |
---|---|
名称 | Vanguard Total World Stock ETF |
運用会社 | バンガード |
設立日 | 2008/06/26 |
ベンチマーク | FTSEグローバル オールキャップ インデックス |
純資産総額 | 217.14億ドル |
経費率 | 0.07% |
配当利回り | 1.96% |
時価総額加重平均を適応しており、年4回のリバランスを行います。
設立してからまだ13年と、意外と若いETFだと言うことがわかりました。
経費率はVOOやVTIの
0.3%には及ばないな
VT【全世界株式】ポートフォリオ
VT【全世界株式】のポートフォリオ構成は以下の通りです。
新興市場 | 10.9% |
ヨーロッパ | 17.1% |
パシフィック | 11.7% |
中東 | 0.2% |
北米 | 60.0% |
その他 | 0.1% |
半分以上は米国やな
VT【全世界株式】構成上位銘柄
VT【全世界株式】の構成上位銘柄を確認してみます。
(2021/5/31現在)
資産順位 | 銘柄 |
---|---|
1位 | Apple |
2位 | Microsoft |
3位 | Alphabet |
4位 | Amazon |
5位 | |
6位 | Berkshire Hathaway |
7位 | Taiwan Semiconductor Manufacturing |
8位 | JPMorgan Chase |
9位 | Tesla |
10位 | Tencent Holdings |
構成上位10銘柄で全体の約13.3%を占めています。
さすがに知ってる名前ばかりや
VT【全世界株式】過去リターン
VT【全世界株式】の過去リターンを見ていきます。
リターン率 | VT |
---|---|
1年 | 40.57% |
3年 | 14.66% |
5年 | 14.79% |
10年 | 10.18% |
設定来 (08/6/24) | 8.10% |
思ってたよりリターン高いな
VT【全世界株式】過去チャート
VT【全世界株式】過去チャートを見てみましょう。
設立後、2度の大暴落を経験していますが、きれいな右肩上がりのチャートをしています。
全世界の経済成長を感じれるな
VT【全世界株式】とVTI【全米株式】との比較
VTが全世界株式への分散投資なのに対して、VTIは全米株式への分散投資です。
この2銘柄は比較されることが多く、どちらが優秀とするのかを決めることはナンセンスですが、数々の投資家たちがその優位性を語ってきました。
ここでは客観的に、2銘柄の比較を見ていきましょう。
VT【全世界株式】とVTI【全米株式】の分散効果は?
VT【全世界株式】とVTI【全米株式】は、どちらも広く分散されたETFです。
VT | VTI |
---|---|
約8,000銘柄 | 約4,000銘柄 |
広く分散されていれば良いということも無いかも知れませんが、VTの方が2倍程度の銘柄数を保有しています。
VT【全世界株式】とVTI【全米株式】の過去チャート比較
VT【全世界株式】(緑)とVTI【全米株式】(赤)の過去チャート比較をしてみます。
上記がVT設立からの直近13年のチャート比較ですが、ここ10年の米国株はやはり強いですね。
しかし、2000年から2010年までは『新興国ブーム』と呼ばれる時代があり、BRIC’s(ブラジル、ロシア、インド、中国)の経済成長が目覚ましく、逆にその間の米国株式は横ばい経済だった事実を知っていますか?
2000年代初頭のドットコムバブル崩壊や2008年のリーマンショックによる大暴落は、米国株の長期低迷期を生み出しました。
2000年から2021年までは、全米株式よりも全世界株式がアウトパフォームしていた事実は覚えておいた方が良いでしょう。
VT【全世界株式】のデメリット
VT【全世界株式】のデメリットについても知っておきましょう。
デメリットなんて言ったら
信者に怒られるで
筆者の考えるデメリットよ!
主観だと思って参考程度に聞くのよ!
1,弱った経済にも投資することになる
VTは全世界の株式に投資できることから、経済の弱った国、カテゴリー、セクターなどがあったとしても、自分のポートフォリオ含んでしまうといったデメリットもあります。
2,チャンスの投資先があっても機会損失する
特別に強いセクターや国の経済が目の前にあったとしても、VTのみに投資している場合は機会損失をしてしまう可能性もあります。
もちろんその一部はポートフォリオに含んでいるのですが、その成長を大きく享受することはできないでしょう。
3,投資の知識を深められない
全ての株式を含んだVTIは、世界経済に分散された株式に投資できてしまうため、特別な知識を必要としません。
自分から知識を求める必需性がない分、投資の知識を深めることができない危険性を含んでいます。
4,失敗を経験することによる成長を得られない
ものごとを成長させるきっかけは、どんな場合も『多くの失敗』と言われます。
VT投資は失敗と呼ばれる危険性が少ない分、失敗を経験することによる成長を得られないと言い換えることもできます。
5,ポートフォリオ戦略が立てられない
VT【全世界株式】1銘柄に投資した場合は、それだけで完結してしまうため、ポートフォリオ戦略が立てられません。
6,近年は全米株式にリターンが劣る
VT【全世界株式】とVTI【全米株式】では、どちらが未来のリターンに勝るかは誰にもわかりません。
しかし、直近20年の過去リターンでは、VT【全世界株式】がVTI【全米株式】にアンダーパフォームされています。
VT【全世界株式】投資に向いている人
VT【全世界株式】投資に向いている人はこんな人かと思います。
・投資にかける時間がない
・株式市場に興味がない
・リスク中リターン中でいい
・投資をほったらかしたい
・悩んだり落ち込んだりしたくない
投資にかける時間がない
株式投資は資産を一定的に膨らませるだけの手段であって、自分の時間を割きたくないと思っている人には、広く分散されたインデックス投資であるVT【全世界株式】は最適と言っていいかも知れません。
株式市場に興味がない
株式投資のリスクを小さくする手段として、株式市場の情報を多く得るといった方法があります。
しかし、そもそも株式市場に興味がない場合は、勉強することは苦痛となってしまうかも知れません。
特に株式市場に興味がないのであれば、全世界株式に丸っと投資できてしまうVTIは都合の良い投資先かもしれませんね。
リスク中リターン中でいい
時代背景や経済の動向により大きなリターンを目指すことができる投資先があるかも知れません。
しかし、大きなリターンには大きなリスクがつきものであるため、リスクを抑えたい投資家にはリターン大を狙う必要性がありません。
リスクを中で抑えられるなら、リターンも中で構わないといった考えの人にはVT【全世界株式】が打ってつけかも知れません。
投資をほったらかしたい
長期投資は売ったり買ったりを繰り返すような方法は向いていません。
購入したらホールドしたまま『ほったらかし』にするくらいがちょうど良いくらいでしょう。
『ほったらかし』にしていても着実に成長してくれるVT【全世界株式】は、投資をほったらかしたい人にとっては最適な投資先かも知れません。
悩んだり落ち込んだりしたくない
株式投資をしていると『暴落』や『元本割れ』、『資産の目減り』など、ストレスのかかる要因はたくさんあります。
株価の変動により悩んだり落ち込んだりしたくない人は、VT【全世界株式】に投資して『相場を見ない』くらいの方がちょうどいいかもしれません。
VT【全世界株式】まとめ
VT【全世界株式】をまとめます。
VTは全世界の株式に広く分散して投資できるといった特徴がある代わりに、デメリットもあります。
投資戦略次第では、あなたにもっとも適した投資先の可能性もあります。
自分の投資の目的や手段を明確にし、VTに投資すべきかは自己責任で決定することをおすすめします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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