クリックでブログランキングの応援をしてください。
こんにちは!5月は
安定資産に投資した『ここ屋』よ!
2021年の米国市場は、2020年のバブル相場とは一味違うボラティリティの高さを見せています。
その乱高下の理由は、米国を取り巻く経済状況や、社会情勢が大きな要因と言えるでしょう。
米国市場のアノマリーでは『Sell in May』と言われ、『5月に株を売り9月までは戻ってくるな』という格言があります。
しかし、2021年の5月は、例年と違ったマーケット状況だったようです。
そこで、今回の記事では2021年5月を振り返り、米国市場に大きな影響を与えた出来事と、マーケットの1ヶ月の値動きをまとめていきたいと思います。
【2021年5月】米国市場の振り返り
【2021年5月】米国市場の振り返りとして、米国経済指数の発表をはじめとした米国市場に大きな影響を与えた出来事について解説していきます。
【2021年5月】コロナワクチンの普及率
2021年5月27日現在の米国で、コロナワクチンを1回以上摂取した人口比率は50%を超えており、6月末には集団免疫が達成されるとも言われています。
現在の米国の都市では、すでにコロナ前の賑わいを取り戻しているようです。
株式市場では『良いニュースは悪いニュース』と言われますが、経済活動の再開はテーパリングの開始を早め、近く株式市場には下落が訪れるとも考えられています。
2021年5月米国市場に大きな影響を与えた出来事
2021年5月米国市場に大きな影響を与えた出来事として、さまざまな経済指標の発表や、経済界人の発言、決算発表などがあげられます。
時系列順に簡単にまとめてみました。
これらの出来事の中には、株価を大きく下げる要因も含まれており、5月の株価上昇が小幅なものとなったのも頷けます。
【2021年5月】アメリカ10年債
米国市場で『長期金利』と言えば、アメリカ10年債のことを指します。
現在は、FRBによるゼロ金利政策が継続されているため、長期金利は低水準で安定しています。
長期金利と株式はシーソーの関係にあるため、急激な長期金利の上昇は、株式の価格は下落を促します。
特にボラティリティの高いハイテク株や、ハイパーグロース株から売られる傾向にあります。
期待インフレ率が上がると
長期金利も上昇するんやな
5月は1.626で明けて、一時は13日までに1.705まで上昇しました。
これにより一時は、S&P500は3%以上の下落をしています。
【2021年5月】米国市場の主要4指数
米国市場の主要4指数とは、NYダウ、S&P500、NASDAQ100、Russell2000を指します。
それぞれの特徴が、マーケットの状況を把握するのに適していることから、代表的な指数とされています。
NYダウとは、正式名称を『ダウ・ジョーンズ工業株価平均』といい、ウォール・ストリート・ジャーナルを発行するダウ・ジョーンズ社が発表する平均株価指数のこと。代表的な上場された30銘柄の推移をもとに算出されている。名前に『工業株』と入っているが、1896年に設定された当初の名前の名残り。
S&P500とは、米国の格付け会社スタンダード&プアーズが算出している株価指数のこと。米国の株式市場に上場している大型株500銘柄の株価を基準にした『時価総額加重平均』で算出された指数。その選出された500社で全米上場企業の時価総額のほぼ8割を占める。
NASDAQ100とは、NASDAQに上場した時価総額上位100銘柄(金融を除く)の時価総額加重平均で算出された指数のこと。NASDAQ総合指数が3,000銘柄以上からなるのに対し、NASDAQ100は上位100銘柄(金融を除く)に絞られていることから、ハイテク株が中心となる。
Russell2000とは、ラッセルインベストメント社が算出する米国の代表的な小型株指数。上場銘柄の時価総額が1,001位から3,000位までの銘柄の浮動株調整後の時価総額加重平均型の株価指数。ちなみに、1位から1,000位がRussell1000指数。
それでは、それぞれの指数の値動きを見ていきましょう。
2021年5月のNYダウ
2021年5月のNYダウは、5/7に高値を更新し一時は34,700を突破しました。
5/12に下落した後に、再び上昇トレンドを形成しています。
2021年5月のS&P500
2021年5月のS&P500は、5/7に高値を更新し4225,25ポイントをつけました。
5/12に4,058.75に下落した後に、再び順調に値を戻し始めています。
2021年5月のNASDAQ100
2021年5月のNASDAQ100は、4/16につけた高値14,029.50を超えることができず、5月は小幅な下落となりました。
2021年5月のRussell2000
2021年5月のRussell2000は、3/15につけた2,358.1を高値とし、その後はヨコヨコしています。
5月も小幅な上昇に留まっています。
ちなみに、この比較チャートは『Yahooファイナンス』を使用していますが、無料で色々な機能があり非常に便利です。
詳しい使い方は、こちらの記事で解説しています。
【2021年5月】金(ゴールド)
【2021年5月】金(ゴールド)は1ヶ月で7%もの上昇をしています。
ゴールド価格は、3月末にダブルボトムを打ったのちに、完全なトレンド転換が起き、2ヶ月間もの上昇トレンドが続いています。
筆者は4月にそれに気付き、4月末には記事にしていましたが、本人は買いそびれてしまっています。
テクニカルチャートは
ずっと割高を示しとるもんな
【2021年5月】仮想通貨(BTC)
2021年5月の暗号資産の値動きを確認していきますが、暗号資産は相関性が高いため、ここではビットコインの値動きに注目して解説していきます。
2021年5月の暗号資産(BTC)は、いよいよバブル崩壊が訪れました。
4月には高値$63,000を超えたビットコインも、5月には下落トレンドに入り、5/23には$31,227をつけました。
これには、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏の『やっぱりビットコインでテスラは買えなくする』発言や、中国でのマイニング規制、1万ドル以上の送金は米財務局(IRS)への報告義務を課すなど、悪材料が重なったことも大きな要因のひとつです。
そもそも価格が高騰していた仮想通貨は、過熱感が高まり過ぎていたと言っていいでしょう。
しかし、仮想通貨を長期保有と考える投資家であれば、これは買い時と言ってもいいでしょう。
【2021年5月】主要銘柄
【2021年5月】主要銘柄の値動きを確認していきます。
ここでは、GAFAM+テスラ及び、5月に大きな動きのあった銘柄に絞って解説していきます。
【2021年5月】GAFAM+Tの値動き
【2021年5月】GAFAMの1ヶ月の値動きですが、アップルとアマゾンはやられていますね。
一方、フェイスブックは8%以上の上昇と、好調を続けています。
テスラに関しても引き続き下落トレンドですが、月末にかけて株価を戻しています。
イーロンマスクCEOの発言により、大きな乱高下をしてしまうボラティリティの高さは、株主を眠らせてくれませんね。
なお、こちらのヒートマップを目にすることも多いと思いますが、無料の情報ツール『finviz』です。
詳しくはこちらで解説しています。
【2021年5月】その他大きな値動きのあった銘柄
【2021年5月】その他大きな値動きのあった銘柄として、AT&T(T)があげられます。
AT&Tは7%を超える高配当銘柄として、長年投資家の間では人気を博していました。
しかし、5/18にはワーナーメディアをスピンオフし、ディスカバリーと合併させることを発表しました。
これにより、配当金は半分近くまで減配すると言われ、株価は直近の高値から10%近く暴落をしています。
そもそも、配当金が4%を超えるような銘柄は、注意が必要ということですね。
【2021年5月】米国ETFの値動き
【2021年5月】米国ETFの値動きの中で目立ったものとして、QQQがマイナスである一方、金融セクターETFとエネルギーETF、コモディティETFとゴールドETF、バリューETFが強かったのが見て取れます。
それぞれのおすすめETF解説記事について、リンクを貼っておきます。
VTIもVOOも小幅な値動きしかしていない状況では、投資家にとって難しい局面ですね。
『ここ屋』は逆に買い時と考えて
S&P500とVTIを買い増ししたわ!
2021年5月振り返り:まとめ
小幅値動きのS&P500やVTIは、一時の過熱感が取れてきた様子です。
一方、低調のGAFAMやビットコインは買い時かも知れません。
また、インフレ懸念が続く市場では、ゴールドを含むコモディティが好調で、長短金利差の恩恵を受ける金融セクターも好調と言えます。
何を売買するか難しい局面ですが、8月以降に大きな下落をする可能性が示唆されている今は、キャッシュポジションを大きくしておく必要があるかも知れません。
投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。
リスク許容度に関しては、こちらの記事で解説しています。
最後まで読んでくれてありがとう!
他にもお得情報がいっぱいですので
別の記事も読んでみてね!
2021年6月30日よりSBI証券が新サービス『クレカ積立』を開始しました。
積立投資をクレカ決済にすることで、お得にポイントがもらえるサービスです。
通常の申し込みページよりもお得な『紹介特典2,000ポイント』がもらえるURLを貼っておきます。
コメント