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こんにちは!
金融セクターに期待している
『ここ屋』よ!
2024年の米国市場はAIブームによってマグニフィセント7を中心に大きく上昇してきました。
ところが利下げ観測が遠ざかると、グロース株が軟調になりはじめました。
それでは2025年に良いパフォーマンスを見せそうなのはどのセクターでしょうか?
それは『金融セクター』です。
今回の記事では、急上昇している金融セクターに注目し、おすすめの金融セクターETFの比較解説をしていきたいと思います。
金融セクターETF徹底比較【VFH・XLF・IXG・IYF】
おすすめの金融セクターETFは以下の4銘柄です。
【VFH・XLF・IXG・IYF】
それぞれの【概要】【過去リターン】【組入銘柄】【チャート比較】を確認していきましょう。
おすすめ金融セクターETF【概要】比較
おすすめ金融セクターETF【VFH・XLF・IXG・IYF】の概要を確認してみましょう。
ティッカー | VFH | XLF | IXG | IYF |
---|---|---|---|---|
名称 | バンガード 米国金融 セクターETF | 金融セレクト セクターSPDR ファンド | iシェアーズ グローバル 金融ETF | iシェアーズ 米国金融 ETF |
運用会社 | バンガード | ステートストリート | ブラックロック | ブラックロック |
設定日 | 2004/01/30 | 1998/12/22 | 2001/11/16 | 2000/05/31 |
時価総額 | $10.567B | $45.213B | $426.201M | $3.325B |
経費率 | 0.10% | 0.09% | 0.41% | 0.39% |
分配率 | 1.92% | 1.40% | 3.05% | 1.33% |
ベンチマーク | MSCI US インベスタブル マーケット金融 25/50インデックス | ファイナンシャル セレクト セクター指数 | S&Pグローバル 1200ファイナンシャル セクターインデックス | ダウジョーンズ 米国金融 キャップト インデックス |
分配金もそこそこ出るんやな
おすすめ金融セクターETF【過去リターン】比較
おすすめ金融ETFの過去リターンを確認してみます。
ティッカー | VFH | XLF | IXG | IYF |
---|---|---|---|---|
1年リターン | 51.79% | 49.64% | 45.05% | 65.38% |
3年リターン | 7.16% | 7.34% | 8.24% | 7.07% |
5年リターン | 12.29% | 12.53% | 10.63% | ▲14.09% |
IYFがもっともボラティリティが高いことが分かりますね。
直近1年ではS&P500を超えとる
おすすめ金融セクターETF【組入銘柄】比較
それぞれのETFの上位組入銘柄を確認してみます。
差はあるのでしょうか?
VFH | XLF | IXG | IYF |
---|---|---|---|
JPM (JPモルガン・チェース) | BRK-B (バークシャー・ハサウェイ) | BRK-B (バークシャー・ハサウェイ) | BRK-B (バークシャー・ハサウェイ) |
BRK-B (バークシャー・ハサウェイ) | JPM (JPモルガン・チェース) | JPM (JPモルガン・チェース) | JPM (JPモルガン・チェース) |
MA (マスターカード) | V (ビザ) | V (ビザ) | BAC (バンクオブ・アメリカ) |
V (ビザ) | MA (マスターカード) | MA (マスターカード) | WFC (ウェルズ・ファーゴ) |
BAC (バンクオブ・アメリカ) | BAC (バンクオブ・アメリカ) | BAC (バンクオブ・アメリカ) | GS (ゴールドマン・サックス) |
全てにおいて米国メガバンクのバークシャー・ハサウェイ、JPモルガン・チェース、バンクオブ・アメリカが含まれています。
IYFにはビザとマスターが入っていないのが特徴的ですね。
IXGがもっとも大型企業比率が高く次いでXLF。IYFの中型企業比率が高く次いでVFHと続きます。
金融セクターETF【チャート】比較
金融セクターETFの4銘柄、直近5年の比較チャートです。
4銘柄とも相関性はありますが、IXGは少し乖離しています。
2023年3月には地銀破綻の影響で4銘柄共に急落していますが、年末には急騰していることが分かります。
2025年おすすめの金融セクターETF
2025年に上昇がされる金融セクターETFの中でも、おすすめはVFHとXLFです。
経費率が0.10%以下と安いことが条件の上に、VFHは分配率も高く、XLFは時価総額が大きいことが特徴です。
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金融セクターが値上がりするための条件
金融セクターが値上がりする条件として、いくつか考えられます。
・インフレ低下
・政策金利の低下
・個人消費の拡大
条件は全て一貫してつながりますが簡単に説明すると、まずはインフレが低下する必要があります。それに伴い政策金利は低下して、個人の消費も拡大するといったシナリオです。
インフレが低下すること
金融セクターが上昇するためには、まずは歴史的高インフレが収まる必要があります。適度なインフレは経済を活性化させますが、過度なインフレは経済活動に混乱をもらたしますので、金融企業にも良い影響はありません。
すでにインフレは沈静化したと考えられている米国経済ですから、これはもう解決と考えられます。
政策金利の低下
これまで米国ではFRBによって政策金利が引き上げられてきました。インフレ抑制のために1年以上かけて間で525bpもの急速な利上げを実施してきましたが、2024年9月より利下げが開始されはじめました。
経済活動の鈍化は金融セクターにとって良いものではありませんので、政策金利が下がってくることで金融企業の業績は上昇していくことでしょう。
個人消費の拡大
インフレが高止まりすることで、これからさらに個人消費は落ち込んでいきます。金利が上昇してモノの価格が高止まりしている状況では、当然のことながら消費は減速していきますから、金融企業にとってはマイナスとなります。
インフレ抑制の後に利下げが実施され、経済活動が正常化することで金融セクターは大きく上昇していくでしょう。
その他のセクターETF
米国ETFは多岐にわたり数多く存在します。
人気のインデックス投資に適したVT(全世界株式)、VTI(全米株式)、VOO(S&P500)などは広く分散されたボラティリティの低いETFと言えます。
他にも『セクター』と呼ばれる区分された分野に投資するETFをセクターETFと呼びます。
米国株におけるセクターとは
米国株におけるセクターとは、大きく11セクターほどに分けられています。
今回解説した金融セクターETFの他にも興味があったら、記事を読んでみて下さい。
それぞれに解説記事の
リンクを貼ってあるわ!
2025年おすすめの金融セクターETFまとめ
2025年おすすめの金融セクターETFをまとめます。
バークシャー・ハサウェイやJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカなどへの長期投資はバリュー投資の代表的な銘柄です。
金融セクターへの投資は、個別株への投資も良い選択肢かも知れませんが、超長期で考えた場合には個別株への集中投資はリスクが上がります。
分散の効いたETFへの投資はリスクを最小限に抑えてくれるでしょう。
米国ETFに興味がある人は、まとめ記事がありますので参考にしてみて下さい。
最後まで読んでくれてありがとう!
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