昨日の米国市場は大きく上昇しました。
トランプ大統領が打ち出す関税政策が目まぐるしく変わる中で、市場の混乱は静まってきたようです。
今週は大きく上げた相場となりましたが、来週にも続いて欲しいですね。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky4/11 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく上昇しました。
インフレ指標なども発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+1.81%
・ダウ平均 …+1.56%
・NASDAQ100…+1.89%
プレマーケットでは売られていた相場は、マーケットがオープンすると上昇していきました。
その後何度か上げ下げをくり返しましたが、引けにかけては3指数そろって大きく上昇していきました。

一筋縄にはいかない相場ね!
週間ベースで見るとS&P500は+5.70%、ダウは+4.95%、ナスダック100は+7.43%の上昇となりました。

ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM(アファーム) …▲0.61%
・COIN(コインベース) …+3.47%
・CRWD(クラウドストライク)…+2.52%
・DDOG(データドッグ) …▲1.24%
・DOCS(ドキシミティ ) …+2.48%
・MQ(マルケタ) …+0.26%
・U(ユニティ) …+0.70%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.425から4.497に上昇しました。
為替はジリジリと円高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が上昇したことが分かります。

こんな日が続いて欲しいわね!

マグニフィセント7は5銘柄が上昇しており、AAPL+4.06%、NVDA+3.12%、GOOG+2.59%、MSFT+1.86%と上げています。
売られすぎてきた銘柄に買いが入った1日となったようです。
・MPWR(モノリシックパワー)…+9.99%
・NEM(ニューモント)…+7.91%
・HII(ハンティントン・インガルス)…+7.39%
・MRNA(モデルナ)…+6.94%
・MOS(モザイク)…+6.65%
・FAST(ファスナル)…+6.40%
・FCX(フリーポートマクモラン)…+6.38%
・AVGO(ブロードコム)…+5.59%
一方で、わずかですが大きく下げた銘柄もありました。
・TXN(テキサス・インストゥルメンツ)…▲5.75%
・APTV(アプティブ)…▲3.04%
・ODFL(オールド・ドミニオン)…▲2.88%
・NCLH(ノルウェージャン・クルーズ)…▲2.22%
・PARA(パラマウント・グローバル)…▲2.11%
・DXCM(デクスコム)…▲1.72%
・WBD(ワーナーブラザース)…▲1.60%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターすべてが上昇した1日となりました。

・素材 …+3.64%
・エネルギー…+2.93%
・情報技術 …+2.35%
・ヘルスケア…+2.07%
・金融 …+1.85%
・資本財 …+1.71%
・公益事業 …+1.59%
・生活必需品…+1.49%
・一般消費財…+1.31%
・不動産 …+1.28%
・通信 …+1.16%
全セクターが上昇するリスクオン相場の中でも素材とエネルギーが大きく上げました。やはり関税の影響で物価高が意識されるとコモディティが上昇するようです。
他にも情報技術やヘルスケアなども2%を超える上げ幅で、リバウンドを狙うのであればこの辺りのセクターが面白いのかも知れません。
残りのセクターも全てが1%以上も上げており、特別弱いセクターはありませんでした。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+1.81%上昇して、終値では5.363に上げています。
4月の入り急落していたS&P500ですが、今週は大きくリバウンドしました。
水曜日に歴史的な上昇もあり週間ベースでは+5.70%上げていますが、4月の入ってからのリターンはまだ▲4.43%のマイナスです。
年初来では▲8.81%の下落にまで縮小しており、調整局面入りは抜けています。
移動平均線のデッドクロスが気になりますが、MACDにはゴールデンクロスも見られそうです。
テクニカル的にもファンダメンタル的にも、どちらに向かうかわかりにくいフェーズですね。

次は企業決算が影響しそうね!
FEAR&GREEDインデックスは8から13に上げましたが、EXTREME FEARのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
前月比で低下した3月の生産者物価指数
3月の生産者物価指数(PPI)は予想をすべて下回り、前回よりも低下しました。
原油価格の低下が影響したようですが、およそ1年半ぶりの低水準となりました。
【PPI(総合)】
・前年比…+2.7%(予想…+3.2%)
前回…+3.2%(速報値…+3.5%)
・前月比…▲0.4%(予想…+0.2%)
前回…±0%(速報値…+0.1%)
【コアPPI】
・前年比…+3.3%(予想…+3.6%)
前回…+3.5%(速報値…3.4%)
・前月比…▲0.1%(予想…+0.3%)
前回…+0.1%(速報値…▲0.1%)
住居費が0.2%上昇に鈍化したことは良い材料ですが、帰属家賃が0.4%上昇に加速したことはまたインフレ圧力になりそうですね。

インフレが再燃しないかに注意ね!
インフレ期待値急上昇で消費者マインド悪化
昨日発表された4月のミシガン大学消費者信頼感指数は、3年ぶりの低水準に沈みました。
一方で、1年先のインフレ期待は関税懸念によって数十年ぶりの高水準に急騰しています。
【4月】
□結果…50.8(予想…53.8)
前月…57.0
□1年先インフレ期待…6.7%
(予想…5.2%)前月…5.0%
□5-10年先インフレ期待…4.4%
(予想…4.3%)前月…4.1%
今回の調査はトランプ大統領が相互関税を90日間停止すると発表する前のものですので、現在は少し状況が異なるかも知れません。
とはいえ、まだ関税による景気後退懸念は払しょくされたわけではありませんので、消費者のセンチメントは回復するとは限りません。

金利もまだ高いしな
ダイモンCEOが債券市場にFRBの介入を予想
米10年債利回りは相互関税が発動されてから、たったの1週間で4%から4.5%に急騰しています。
トランプ大統領の関税政策が二転三転して市場が混乱する中で、長期金利はコロナショック以来の急騰を見せています。
これに対してJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは、FRBが介入するであろうと予想しています。
『市場が混乱し米国債の流動性が低い状況では他のすべての資本市場に影響を及ぼす』と考えているようですが、金融危機が訪れてしまう前に混乱を沈めて欲しいですね。

緊急利下げとはならないと思うわ!
それでもまだ市場は5月は据え置きを予想しています。

4月の注目イベントについて
4月の重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・4/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・4/16 小売売上高
・4/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・4/30 PCEデフレーター
・4/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【4/11 米国市場の値動き】
・S&P500 …+1.81%
・ダウ平均 …+1.56%
・NASDAQ100…+1.89%
【経済トピックス】
・前月比で低下した3月の生産者物価指数
・インフレ期待値急上昇で消費者マインド悪化
・ダイモンCEOが債券市場にFRBの介入を予想
昨日の米国市場は大きくに上昇しました。
前日のCPIでも昨日のPPIでもインフレは落ち着いてきたことが示されましたが、消費者のマインドは低下しているようです。
90日間延期されたトランプ関税ですが、企業業績の見通しにどう影響するのでしょうか。
銀行株の決算発表が始まりましたが、来週も決算発表には注目ですね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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