昨日の米国市場は大きく下落して、連騰は2日でストップ。
関税のニュースがなくとも株価は下落してしまうといった相場のセンチメントの弱さを露呈しました。
期待していたエヌビディアの年次開発者会議「GTC」でしたが、期待外れだったのか株価を上げるまでには至りませんでした。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky3/18 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落しました。
関税のニュースがなくとも株価が下げるということがわかりましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲1.07%
・ダウ平均 …▲0.62%
・NASDAQ100…▲1.66%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
その後も買い圧力は弱く、引けにかけても買い戻されることはありませんでした。

2連騰でストップね!

ハイパーグロース株もやられとるな
・AFRM(アファーム) …▲8.88%
・COIN(コインベース) …▲4.14%
・CRWD(クラウドストライク)…▲0.46%
・DDOG(データドッグ) …▲1.00%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲1.79%
・MQ(マルケタ) …+4.40%
・U(ユニティ) …▲1.44%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.320から4.285に低下しました。
ドル円はジリジリとドル安に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が下げていることがわかります。

メガテックはズタボロね!

マグニフィセント7はすべてが下落して、TSLAが▲5.34%、METAが▲3.73%、NVDAが▲3.43%と大きく下げています。
他にも大きく下げた銘柄が多い中でも、上昇銘柄をピックアップしていきます。
・DFS(ディスカバー・ファイナンシャル)…+3.82%
・VTRS(ビアトリス)…+2.92%
・MOS(モザイク)…+2.53%
・CTRA(コテラ・エナジー)…+2.17%
・COF(キャピタル・ワン)…+2.13%
・HUM(ヒューマナ)…+2.03%
・WTW(ウィリス・タワー)…+2.02%
・CCI(クラウン・キャッスル)…+1.97%
一方で、大きく下落した銘柄の方が多かったようです。
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…▲9.63%
・RCL(ロイヤル・カリビアン・クルーズ)…▲7.31%
・NCLH(ノルウェージャン・クルーズ)…▲4.84%
・FSLR(ファースト・ソーラー)…▲4.28%
・PLTR(パランティア)…▲3.96%
・GEV(GEベルノバ)…▲3.93%
・ENPH(エンフェーズ・エナジー)…▲3.80%
・CMG(チポトレ)…▲3.75%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは3セクターが上昇、8セクターが下落した1日となりました。

・エネルギー…+0.28%
・素材 …+0.04%
・金融 …+0.02%
・ヘルスケア…▲0.11%
・不動産 …▲0.61%
・資本財 …▲0.73%
・公益事業 …▲0.85%
・生活必需品…▲1.25%
・情報技術 …▲1.56%
・一般消費財…▲1.85%
・通信 …▲1.96%
エネルギーが相変わらず好調な相場が続いていますが、原油価格が低い中でこの上昇ですから、今後原油価格が上がっていく局面ではさらなる上昇が期待できそうです。
素材や金融も最近は好調ですが、今後トランプ政権が経済政策にテコ入れするようなら金融は盛り上がるかもしれませんね。
一方で、情報技術や一般消費財、通信といったセクターは軟調な相場が続きそうですが、生活必需品までもが1%以上下げるとは思いませんでした。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲1.07%下落して、終値では5,614に下げています。
1か月ぶりの2連騰をしていたS&P500ですが、昨日は残念ながら下落してしまいました。
2日間の上げはデッド・キャット・バウンスだったのかも知れません。
サポートラインが見当たらない今、申し少し下値を掘り下げる可能性が高いと考えた方が良さそうですね。

年初来ではまだ▲4.54%よ!
FEAR&GREEDインデックスは22から20に下げEXTREME FEARです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
財務長官『景気後退する根拠はない』
ベッセント財務長官は、基調的な経済は健全であり米国の景気後退を想定する根拠はないと述べました。
関税を巡る不確実性によってエコノミストらは景気低迷のリスクが高まっていると警告していますが、財務長官は『何も確約はできない』と答えています。
とはいえ、財務長官としての立場からするとこう答えるのが当然ですから、米国の経済が関税によって危機にさらされているのは事実でしょうね。

ポジショントークってやつよ!
エヌビディアGTCで高性能チップ発表
エヌビディアのフアンCEOは同社の年次開発者会議「GTC」で基調講演を行い、高性能チップやロボット工学モデルのほか、「パーソナルAIスーパーコンピューター」などの計画を発表しました。
人型ロボット開発を大幅に促進するプラットフォームなども発表されましたが、投資家にとって驚くような内容ではなかったようです。
例年GTCで発表があると同社の株価は急騰していたのですが、今年は▲3.43%の下落となってしまいました。
これまでテクノロジーの進化をけん引してきたエヌビディアですが、DeepSeekの台頭などによってその持続可能性に疑念を持つようになったようです。

まだ優位性は失われとらんと思うが
住宅着工件数が予想以上に増加
2月住宅着工件数は11.2%増の年率150万戸と、予想の139万戸を大幅に上回りました。
前月の着工件数が大きく落ち込んでいたとはいえ、建設業者の販売促進策が需要を下支えしたようです。
関税によって木材など建築資材価格が上昇する可能性が意識されたことも要因かと考えられますので、増加は一時的なものの可能性もあります。

不動産の低迷は景気後退につながるわ!
3月の注目イベントについて
3月も重要な経済指標をチェックしておきましょう。
*3/18・19 政策金利決定会合(FOMC)
・3/25 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・3/28 PCEデフレーター
・3/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【3/18 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲1.07%
・ダウ平均 …▲0.62%
・NASDAQ100…▲1.66%
【経済トピックス】
・財務長官『景気後退する根拠はない』
・エヌビディアGTCで高性能チップ発表
・住宅着工件数が予想以上に増加
昨日の米国市場は大きく下落しました。
エヌビディアの年次開発者会議「GTC」によってここ数年で株価を爆上げしていたAI銘柄でしたが、昨日は沈黙どころか急落となってしまいました。
トランプ関税によって不確実性の広まっている米国市場ですが、相場のけん引役だったビックテックまで静かになってしまうようだと、いよいよ回復の兆しが見えませんね。
今は個人投資家にとってはコツコツと安値を拾い上げる我慢の期間となりそうですね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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