昨日の米国市場は大きく下落しました。
トランプ大統領が課した関税に対して報復した欧州でしたが、さらなる報復返しを発表したことで市場は困惑しています。
S&P500は直近高値から▲10%以上下げたことで調整局面入りとなりましたが、まだまだ下げ止まりそうにありませんね。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky3/13 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落しました。
新たな報復関税が発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲1.39%
・ダウ平均 …▲1.30%
・NASDAQ100…▲1.89%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
その後も売り圧力は弱まらず、引けにかけても下落していきました。

終日弱かったわね!

ハイパーグロース株もボコボコやな
・AFRM(アファーム) …▲3.91%
・COIN(コインベース) …▲7.43%
・CRWD(クラウドストライク)…▲4.10%
・DDOG(データドッグ) …▲3.28%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲5.44%
・MQ(マルケタ) …+1.52%
・U(ユニティ) …▲4.79%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.316から4.270に低下しました。
ドル円はジリジリとドル安に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が下げたことがわかります。

また真っ赤だわ!

マグニフィセント7はすべて下落して、META▲4.67%、AAPL▲3.36%、TSLA▲2.99%などが大きく下げています。
リスクオフ相場の中でも上昇した銘柄をピックアップしていきます。
・INTC(インテル)…+14.60%
・DG(ダラー・ゼネラル)…+6.81%
・DLTR(ダラー・ツリー)…+6.59%
・NEM(ニューモント)…+4.63%
・AES(エーイーエス)…+3.80%
・ZBH(ジンマー・バイオメット)…+3.40%
・NOC(ノースロップ)…+3.26%
・LUV(サウスウエスト航空)…+2.99%
インテルは新CEO就任によって経営再建の期待から株価が急騰しています。
一方で、大きく下落した銘柄もありました。
・ADBE(アドビ)…▲13.85%
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…▲7.98%
・TPL(テキサス・パシフィック)…▲6.91%
・LYV(ライブ・ネーション)…▲5.80%
・ABNB(エアビーアンドビー)…▲5.67%
・CMI(カミンズ)…▲5.38%
・LW(ラム・ウェストン)…▲5.18%
・WBD(ワーナー・ブラザース)…▲5.09%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち2セクターが上昇、9セクターが下落した1日となりました。

・素材 …+0.30%
・公益事業 …+0.20%
・ヘルスケア…▲0.53%
・エネルギー…▲0.55%
・生活必需品…▲0.76%
・金融 …▲0.76%
・資本財 …▲1.09%
・不動産 …▲1.90%
・情報技術 …▲1.92%
・一般消費財…▲2.26%
・通信 …▲2.36%
昨日はリスクオフでしたがディフェンシブセクターはそれなりに耐えていますね。
一方で、やはり通信や一般消費財、情報技術といったとがったセクターは大きく下げました。
このトレンドはもう少し続きそうですね。
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S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲1.39%下落して、終値では5,521に下げています。
2月以上に3月に入ってから急落しているS&P500ですが、チャートを見てもすぐには下げ止まらない形をしています。
直近高値からも▲10.13%下げたことから、正式に調整局面入りとなりました。
すでに昨年6月の水準にまで下げており、MACDも下落トレンドですからまだまだ下値を掘り下げそうなことが予想されます。

年初来でも▲6.12%の下落ね!
FEAR&GREEDインデックスは20から15に下げて、EXTREME FEARを掘り下げました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
欧州ワインに200%の関税で報復返し
トランプ大統領は欧州産のワイン、シャンパン、その他のアルコール飲料に200%の関税を課す方針を明らかにしました。
米国の鉄鋼・アルミニウムへの関税に対抗して報復関税を課した欧州に対する報復返しとなりそうです。
米国を中心とした関税戦争はまだまだ終わることはなさそうですが、市場にとっては厳しい地合いが続きそうですね。

それまでは耐えるしかないわね!
2月PPI横ばいも市場にはネガティブ
2月の生産者物価指数(PPI)の発表があり、前月比で横ばいとなるもFRBが重視するインフレ指標は好ましくないようです。
【PPI(総合)】
・前年比…+3.2%(予想…+3.3%)
前回…+3.7%(速報値…+3.5%)
・前月比…±0%(予想…+0.3%)
前回…+0.6%(速報値…+0.4%)
【コアPPI】
・前年比…+3.4%(予想…+3.5%)
前回…+3.8%(速報値…3.6%)
・前月比…▲0.1%(予想…+0.3%)
前回…+0.5%(速報値…+0.3%)
一見するとコア前月比が低下しておりいい感じにも見えるのですが、FRBが重視するPCE価格指数に反映されるカテゴリーはおおむね上昇したようです。
昨年までは重要視されていたインフレ指標ですが、今の市場は関税に目が行っているのであまり相場に影響していませんね。

でも確認は大事やで
株安は理にかなうリセッションは想定せず
ムニューシン元米財務長官は、米国のリセッションリスクは想定していないと語りました。
同時にトランプ大統領の積極的な貿易戦術に過剰反応しないよう投資家に助言しています。
相場はこれまでに十分に上がっていたため、S&P500やナスダックが10%程度調整することは理にかなっているとのことです。

ずっと下げない相場はないわね!
3月の注目イベントについて
3月も重要な経済指標をチェックしておきましょう。
・3/14 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・3/17 小売売上高
・3/17 ニューヨーク連銀製造業景気指数
*3/18・19 政策金利決定会合(FOMC)
・3/25 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・3/28 PCEデフレーター
・3/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
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【3/13 米国市場の値動き】
・S&P500…▲1.39%
・ダウ平均…▲1.30%
・Nasdaq100…▲1.89%
【経済トピックス】
・欧州ワインに200%の関税で報復返し
・2月PPI横ばいも市場にはネガティブ
・株安は理にかなうリセッションは想定せず
昨日の米国市場は大きく下落しました。
S&P500は高値から▲10%以上下げたことで、とうとう調整局面入りとなってしまいました。
トランプ大統領就任から2か月も経過していませんが、投資家にとってはツラい毎日が続きますね。
ここで売るも買い増すも本人の自由ですが、自分の投資方針は見失わないように気をつけましょうね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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