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【アップル2万人雇用のワケは】メキシコ、カナダへの関税は予定通り

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市場分析

昨日の米国市場は先週末に続けて大きく下落しました。

エヌビディアの決算発表を今秋に控えてメガテックを中心に大きく売り込まれています。

一方で、先送りされていたメキシコとカナダへの関税に関しては、予定通りに実施するといった報道に市場には売り圧力が集まりました。

このところ株安円高で資産が目減りしている投資家にとっては厳しい状況が続きますね。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
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記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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2/24 米国市場の値動き

昨日の米国市場は下落しました。

関税に関するニュースが続きますが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500   …▲0.50%
・ダウ平均  …+0.08%
・NASDAQ100…▲1.21%

プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンすると下落していきました。

その後は買い戻されたことで先週の下落を取り戻すかのように見えたのですが、引けにかけてジリジリと下落し、大引けには急激に売られていきました。

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ラスト10分で急落よ!

リッヒ
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ハイパーグロース株も売られとるな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム) …▲2.98%
・COIN(コインベース) …▲3.53%
・CRWD(クラウドストライク)…▲3.68%
・DDOG(データドッグ) …▲1.78%
・DOCS(ドキシミティ ) …+0.19%
・MQ(マルケタ) …+0.54%
・U(ユニティ) …▲3.74%

10年債利回り(長期金利)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.431から4.400に低下しました。

ドル円はさらにドル安に向かっています。

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、メガテックが大きく売られたことが分かります。

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半導体が弱かったわね!

マグニフィセント7はアップルの+0.63%以外の6銘柄は下落。特にNVDAが▲3.09%と大きく下げ、METAも▲2.26%、TSLAが▲2.15%と急落しています。

半導体を中心にテック系が大きく売り込まれる中で、買われた銘柄も多かったようです。

昨日大きく上昇した銘柄

・WBA(ウォルグリーン)…+6.50%
・NKE(ナイキ)…+4.94%
・WST(ウェスト・ファーマシューティカル)…+4.82%
・EL(エスティローダー)…+4.60%
・CRL(チャールス・リバー)…+4.59%
・SOLV(ソルベンタム)…+4.46%
・BRK.B(バークシャー・ハサウェイ)…+4.11%
・BAX(バクスター)…+3.73%

一方で、大きく下落した銘柄もありました。

昨日大きく下落した銘柄

・PLTR(パランティア)…▲10.53%
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…▲7.95%
・LW(ラム・ウェストン)…▲6.29%
・CEG(コンステレーション・エナジー)…▲5.88%
・ANET(アリスタネットワークス)…▲5.71%
・VST(ビストラ・エナジー)…▲5.11%
・AVGO(ブロードコム)…▲4.91%
・MRNA(モデルナ)…▲4.59%

以前、PLTRとSMCIの急騰を取り上げたことがありますが、やはり上げすぎた銘柄というのは巻き戻しが入るもんなんですね。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち3セクターが上昇7セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・ヘルスケア…+0.48%
・不動産  …+0.35%
・金融   …+0.22%
・生活必需品…±0%
・素材   …▲0.11%
・エネルギー…▲0.20%
・資本財  …▲0.50%
・通信   …▲0.60%
・公益事業 …▲0.64%
・一般消費財…▲1.44%
・情報技術 …▲1.47%

今週もヘルスケアなどのディフェンシブセクターの上昇で始まりました。

一方で、情報技術や一般消費財は1%を超える下落で、先週末に続けて売られています。

昨年までのように『ガチホしていれば戻る』と楽観するには辛すぎる下げが待っているかもしれませんね。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は▲0.50%下落して、終値では5,983に下げています。

3日前には最高値を更新していたS&P500ですが、昨日も続落して3日間で▲2.62%の急落となりました。

わずかに期待していた50日移動平均線と6,000のサポートラインは一瞬でブレイクアウトされ、3週間ぶりに6,000を下回る下落となりました。

MACDも下向きですから下落トレンド入りするのも時間の問題といったところでしょうか。

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押し目のチャンスでもあるわね!

FEAR&GREEDインデックスは35から29に下げ、EXTREME FEAR寄りのFEARになりました。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

カナダ、メキシコへの関税は予定通り

トランプ大統領は3月4日まで延期したカナダ、メキシコ両国への25%の関税は、予定通り3月に発動する見通しを示しました。

違法薬物や不法移民の流入を阻止する狙いで打ち出した関税政策ですが、両国は思ったよりも措置が進んでいないようです。

また、相互関税の計画を進めていることも示唆していますので、ディールに利用されるだけの関税発言だと考えていた市場にとっては大きなショックになったようです。

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結局現実になっちゃうのかしら!

アップル米国で2万人雇用のワケは

アップルは5000億ドルの国内投資を計画していることを発表し、2万人を新規雇用しAIサーバー製造施設の建設などを計画しているとのこと。

アップルにとっては過去最大の雇用計画ですが、トランプ大統領が中国からの輸入品に課す予定の関税について免除されることを求めているようです。

これまではトランプ大統領の描いたシナリオ通りことが進んでいますが、ティム・クックCEOもアップルにとって明るいシナリオを描いているのかもしれません。

リッヒ
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アップルは株価上げとるしな

マイクロソフトがAIデータセンターのリース解約

マイクロソフトが米国内で一部のデータセンターのリースを解約したと報道されました。

長期的に必要な分以上を解約しただけとも考えられますが、オープンAIが作業をマイクロソフトからオラクルに移管しているためではないかと推測されます。

これまでマイクロソフトにとってオープンAIは独占的なクラウドプロバイダーでしたが、同社はAI需要見通しに対して一段と慎重になっているのかも知れません。

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巨額な投資は続けてるわね!

2月の注目イベントについて

2月もまだ重要な経済指標の発表がありますので、スケジュールをチェックしておきましょう。

2月の注目イベント

・2/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・2/28 PCEデフレーター
・2/28 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

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昨日の米国市場のまとめ

【2/24 米国市場の値動き】
・S&P500   …▲0.50%
・ダウ平均  …+0.08%
・NASDAQ100…▲1.21%
【経済トピックス】
・カナダ、メキシコへの関税は予定通り
・アップル米国で2万人雇用のワケは
・マイクロソフトがAIデータセンターのリース解約

昨日の米国市場はハイテク株を中心に大きく下落しました。

先週までは高値更新で浮かれていた市場ですが、この先は厳しい相場が待っていそうです。

インフレ減速の鈍化、政策金利の下げ渋り、トランプ関税による景気減速懸念など、2025年の見通しはそれほど楽観できる状況ではないようです。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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