昨日の米国市場は上昇しました。
半導体を中心としたテクノロジー株に資金が集まり、エヌビディアは1週間で14%の急騰をしており、メタ・プラットフォームズは16営業日続伸で17%高となりました。
週末にトランプ大統領が鉄鋼やアルミニウムに25%の関税をかけることを発表したことで、アメリカを発端とした関税戦争が激化する懸念が高まりました。
また、石破首相との首脳会談ではUSスチールの買収ではなく、大規模投資をさせる約束を取り交わしており、日本の首相は握手もしてもらえないという失態を晒していました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky2/10 米国市場の値動き
昨日の米国市場は上昇しました。
相変わらずトランプ大統領の影響による相場変動が続きますが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+0.67%
・ダウ平均 …+0.38%
・NASDAQ100…+1.24%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしてもナスダックを中心に上昇していきました。
その後一旦押し戻される場面もありましたが、引けにかけても買われていきました。

年初来ではダウが強いわね!

ハイパーグロース株はイイ感じやな
・AFRM(アファーム) …+3.36%
・COIN(コインベース) …+2.09%
・CRWD(クラウドストライク)…+1.74%
・DDOG(データドッグ) …+3.12%
・DOCS(ドキシミティ ) …+4.93%
・MQ(マルケタ) …+1.87%
・U(ユニティ) …▲3.04%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.493から4.501に上昇しました。
ドル円はさらに円高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、全体的に買われる中で金融株が売られていることが分かります。

テスラの続落が止まらないわ!

マグニフィセント7はTSLAが▲3.01%下げた以外6銘柄は上昇。NVDAが+2.87%続伸、AMZNも+1.74%大きく上げた以外は限定的な上げ幅でした。
半導体やソフトウェアといったテクノロジーが上げていますが、エネルギーも強い1日となりました。
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…+17.56%
・ROK(ロックウェル・オートメーション)…+12.65%
・WDC(ウェスタン・デジタル)…+7.11%
・APA(アパッチ)…+6.09%
・EL(エスティローダー)…+5.66%
・DELL(デル・テクノロジーズ)…+5.58%
・NUE(ニューコア)…+5.58%
・UBER(ウーバー・テクノロジーズ)…+5.40%
・PLTR(パランティア)…+5.23%
PLTRは爆上げが止まりませんね。個人的にはSMCIの反発に期待しています。
一方で、大きく下落した銘柄もありました。
・ON(オン・セミコンダクター)…▲8.21%
・INCY(インサイト)…▲7.86%
・TECH(テクネ)…▲3.98%
・DECK(デッカーズ)…▲3.92%
・MTD(メトラー)…▲3.56%
・TMO(サーモ・フィッシャー)…▲3.26%
・FSLR(ファースト・ソーラー)…▲3.24%
・NCLH(ノルウェージャン・クルーズ)…▲3.07%
半導体が全般的に買われる中で、ONは決算ミスによって大幅下げでした。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち9セクターが上昇、2セクターが下落した1日となりました。

・エネルギー…+1.91%
・情報技術 …+1.39%
・素材 …+0.98%
・公益事業 …+0.95%
・生活必需品…+0.75%
・資本財 …+0.75%
・一般消費財…+0.74%
・通信 …+0.63%
・不動産 …+0.06%
・ヘルスケア…▲0.21%
・金融 …▲0.64%
昨日はエネルギーや情報技術が大きく上昇して、直近1ヶ月で資金が抜けたセクターにリカバーが入りました。
また、鉄鋼・アルミへの関税報道を受けて素材セクターが上げています。正直もっと大きな上昇となると思ったのですが、限定的な上げ幅でした。
逆に、好調な金融からは資金が流出し、大型銀行株は大きな下落となりました。
細かなセクターローテーションが起きている状況ですが、大枠では通信や一般消費財が強い相場が続いています。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.67%上昇して、終値では6,066に上げています。
先週末には大きく下落していたS&P500ですが、今週は反発ではじまり下落の半分を取り戻しました。
1/23に高値を付けてから3段階で高値を切り下げていますので、チャート的には少し心配な形状をしていますね。
2ヶ月に及ぶこう着状態が続いていますが、これを脱するためにはDeepSeekや関税といった細かいネガティブサプライズがなくなる必要があるようです。

今週のインフレ指標に注目ね!
FEAR&GREEDインデックスは39から46に上げFEARからNUETRALに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
トランプ大統領が鉄鋼・アルミニウムに25%の関税を命じる
トランプ大統領は鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を賦課することを命じました。
貿易相手国に対する例外は設けず同盟国にまで関税加える取り組みをエスカレートさせました。
国力を高めるために実施している関税政策ですが、ホントにアメリカ一強となるのでしょうか。

国際関係が崩壊しないといいわね!
消費者インフレ期待変わらずNY連銀調査
ニューヨーク連銀の調査によると1年先のインフレ期待は、1月の3%と変わらない結果となりました。
3年先も5年先も3%といった期待インフレが続き、トランプ政権の関税政策は消費者にインフレ低下を期待させるものではないようです。
2%へのインフレ低下を目指すFRBですが、中立金利は2%後半になるかも知れませんね。

目標はほとんど達成しとるな
DeepSeekの低コストは誇張されすぎとグーグルが指摘
アルファベット傘下グーグルのAI開発部門は、DeepSeekが600万ドル未満でAIモデルを開発したとの主張は「誇張されており、やや誤解を招くものだ」と述べました。
『最終段階のトレーニング費用のみを公表しているように見える』とのこと。
またディープシークの台頭がAI開発の経済性に関する常識を覆すとの見方を否定しています。

突破口にはならないみたいわ!
2月の注目イベントについて
2月も重要な経済指標がありますのでスケジュールをチェックしておきましょう。
*2/12 消費者物価指数(CPI)
・2/13 生産者物価指数(PPI)
・2/14 小売売上高
・2/18 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・2/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・2/28 PCEデフレーター
・2/28 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【2/10 米国市場の値動き】
・S&P500 …+0.67%
・ダウ平均 …+0.38%
・NASDAQ100…+1.24%
【経済トピックス】
・トランプ大統領が鉄鋼・アルミニウムに25%の関税を命じる
・消費者インフレ期待変わらずNY連銀調査
・DeepSeekの低コストは誇張されすぎとグーグルが指摘
昨日の米国市場は上昇しました。
週末にはトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を命じるといったサプライズがありましたが、市場はこれをネガティブとは捉えなかったようです。
就任から大統領連発のトランプ氏ですが、停滞する株式相場にも恩恵をもたらしてくれるといいですね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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