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最強の米国ETFはこれだ!『VOO・VIG・VONG』【47ヶ月間の運用実績公開】

米国ETF
こんな人におすすめな記事

・米国ETFの運用実績を見たい
・米国ETFの特徴を知りたい
・米国市場の今後の予想を知りたい

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こんにちは!
資産が2億に近付いてきたここ屋よ!

2024年11月の米国市場は大きく上昇しました。

発表された経済指標ではサプライズもなく、FOMCも予想通りの利下げ幅となったことで株式市場には良い環境が整っています。

とはいえ、今後の利下げペースは市場予想よりも鈍化するのではないかと見解も示されています。

今後はバリュー株とグロース株のどちらを保有するのが正解なのでしょうか?

そこで今回の記事では筆者の実際の資産運用を参考にして、47ヶ月間の米国市場の推移と今後の展望を解説していきたいと思います。

【47ヶ月間運用実績公開】米国ETF『VOO・VIG・VONG』

運用実績を公開するのは、米国の代表的なETF大きく特徴が異なる3銘柄VOOVIGVONGです。

3銘柄の値動きを把握することで、現在の米国市場のトレンドを感じることができます。

まずは、3銘柄の基本的な概要と特徴を把握した上で、実際の運用状況を見て今後の米国市場の予想を解説していきたいと思います。

米国ETF『VOO・VIG・VONG』の概要

米国ETF『VOOVIGVONG』の概要(2024.11.29現在)です。

ちなみにこの3銘柄は、実際に筆者本人と家族の2020年度にNISA口座で購入した銘柄です。

ティッカーVOOVIGVONG
名称Vanguard
S&P500
ETF
Vanguard
Dividend
Appreciation ETF
Vanguard
ussell1000
Growth
運用会社バンガードバンガードバンガード
設立日2010/09/092006/04/272010/09/22
ベンチマークS&P500
指数
ナスダック
米国ディビデンド
アチーバーズ
セレクト指数
ラッセル1000
グロース
インデックス
純資産総額$585.812B$89.178B$24.317B
経費率0.03%0.06%0.08%
配当利回り1.19%1.64%0.55%
引用:Bloomberg (2024.11)

VOOがダントツ純資産総額が大きく経費率も最安値ですね。

リッヒ
リッヒ

時価総額がどんどん増えとるな

VOO・VIG・VONGのベンチマークと特徴

それぞれのベンチマークと特徴を、簡単に解説していきます。

VOOの概要

VOO

ベンチマークは【S&P500】
米国の株式市場に上場している大型株500銘柄の時価総額加重平均指数。
およそ500銘柄で、時価総額は米国に上場している約4,000株の8割を占める。
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonTeslaAlphabet(Google)NVIDIA
米国全体の株価指数と言っても過言ではない。
SPYとIVVは同じS&P500がベンチマーク。
米国株式全体をベンチマークとするVTIとはほぼ同等の値動きをする。
VTIについて詳しくはこちらの記事

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ベーシックかつ
世界最高峰のベンチマークよ!

VIGの概要

VIG

ベンチマークは【ETF tracks the S&P US Dividend Growers指数】
10年以上連続増配実績を持つ銘柄で構成される。(REITは除く)
連続増配株を集めているわりに、近年の分配金率は低くVOOとそれほど変わらない。
増配株を集めているだけあって、比較的大型バリュー株が中心
比較的ディフェンシブ銘柄が多め。
NASDAQと名前についているが、NASDAQ市場に限った銘柄ではない。
構成銘柄上位は、MicrosoftAppleUnitedHealthJPMorganJ&JP&GHome DepotVISA

リッヒ
リッヒ

地味やけど底堅い
バリュー株寄りのETFやな

バリューETFについて詳しくはこちらの記事

VONGの概要

VONG

ベンチマークは【ラッセル1000グロース・インデックス】
ラッセル1000(大型株)のうちのグロース株で構成される。
グロース銘柄中心のため、上昇相場ではリターンはS&P500を凌ぐ
景気敏感株を多く含むので、下落局面ではディフェンス力は低め
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonteslaAlphabet(Google)NVIDIA

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個人投資家が好きそうな
グロース株ETFよ!

グロースETFについて詳しくはこちらの記事

VOO・VIG・VONGの過去リターン

前項の特徴を踏まえた上で、過去リターンを見ていきましょう。

まずは、Bloombergから引用した直近のリターンです。(がワーストがベスト)

リターンVOOVIGVONG
3ヶ月+7.50%+5.90%+9.04%
年初来+27.29%+21.26%+31.07%
1年+33.88%+26.88%+37.81%
3年+11.05%+9.63%+10.87%
5年+15.67%+12.87%+19.38%
引用:Bloomberg (2024.11)

3銘柄ともにすべての期間でプラスですが、グロース株を多く含むVONGのパフォーマンスがほとんどすべての期間で2銘柄をアウトパフォームしています。

一方で、バリュー株ETFのVIGのリターンはすべての期間で2銘柄に劣後しています。

また、VOOのパフォーマンスはバリューのVIGとグロースのVONGの中間といったところで、安定したパフォーマンスを見せています。

リッヒ
リッヒ

直近1年では大きな差が生まれとるな

VOO・VIG・VONGの運用実績【47ヶ月間】

わが家の旧NISA口座とジュニアNISA口座での運用実績ですが、それぞれ2020年の12月の購入ですので47ヶ月間程度の運用利回りとなります。

保有期間中にも分配金を受け取っていますが、ETFは分配金自動再投資ができないのでキャピタルゲインのみの実績です。

VOO運用実績(47ヶ月間)

47ヶ月間の運用実績はドルベースで+62.16%、円ベースで+133.80%の上昇でした。

11月のS&P500も最高値を更新していますので、先月比ではドルベースで+5.38%の上昇をしています。

リッヒ
リッヒ

ドル高の恩恵で円ベースでは
大きな含み益になっとるな

ここ
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為替リスクはプラスにも働くのよ!

VIG運用実績(47ヶ月間)

47ヶ月間での運用実績はドルベースで+45.62%の上昇、円ベースで+113.03%の上昇でした。

11月はバリュー株も大きく上昇したので、先月比ではドルベースで+4.99%の上昇でした。

リッヒ
リッヒ

10月は下落やったな

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安定はしてるわね!

VONG運用実績(47ヶ月間)

47ヶ月間での運用実績はドルベースで+68.45%の上昇、円ベースで+142.87%の上昇でした。

11月はグロース株も大きく上昇したので、先月比ではドルベースで+5.24%の上昇となっています。

リッヒ
リッヒ

テスラにけん引されたな

ここ
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半導体はメッチャ下がったわ!

為替によるリターン

円ベースでのリターンが大きいのは、ETFを購入した2020年年末が円高($1≒105円前後)だったため、円安の現在は為替リターンも受け取ることができます。

さらに『お得なドル転方法』でドル転していますので、無駄な経費もかかっていません。

SBI証券は米国ETFの定期買付ができ米国株の取扱数も豊富ですので、米国株投資をはじめる人におすすめなネット証券です。

また、円安が止まらない為替相場ですが変動も大きいのでFXでリターンを狙うこともできます。ここ屋もFXでお小遣い稼ぎ頑張っています。

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VOO・VIG・VONGのリターン推移

VOOVIGVONGのリターン推移を見てみます。

リターン
(ドルベース)
47ヶ月
(10月末)
46ヶ月
(10月末)
45ヶ月
(9月末)
44ヶ月
(8月末)
43ヶ月
(7月末)
42ヶ月
(6月末)
41ヶ月
(5月末)
40ヶ月
(4月末)
39ヶ月
(3月末)
38ヶ月
(2月末)
37ヶ月
(2024年1月末)
36ヶ月
(12月末)
35ヶ月
(11月末)
34ヶ月
(10月末)
33ヶ月
(9月末)
32ヶ月
(8月末)
31ヶ月
(7月末)
30ヶ月
(6月末)
29ヶ月
(5月末)
28ヶ月
(4月末)
27ヶ月
(3月末)
26ヶ月
(2月末)
25ヶ月
(2023年1月末)
24ヶ月
(12月末)
23ヶ月
(11月末)
22ヶ月
(10月末)
21ヶ月
(9月末)
20ヶ月
(8月末)
19ヶ月
(7月末)
18ヶ月
(6月末)
17ヶ月
(5月末)
16ヶ月
(4月末)
15ヶ月
(3月末)
14ヶ月
(2月末)
13ヶ月
(2022年1月末)
12ヶ月
(12月末)
11ヶ月
(11月末)
10ヶ月
(10月末)
9ヶ月
(9月末)
8ヶ月
(8月末)
7ヶ月
(7月末)
6ヶ月
(6月末)
5ヶ月
(5月末)
4ヶ月
(2021年4月末)
VOO62.16%56.78%54.75%52.59%47.37%47.31%43.37%37.62%41.59%37.53%32.99%28.22%23.06%11.14%15.95%22.15%22.41%17.71%13.66%12.53%7.09%7.28%10.0%3.64%8.92%2.87%0.04%9.72%9.96%2.17%12.46%12.68%22.57%14.23%17.40%26.65%26.86%22.71%20.61%21.54%19.11%15.48%12.36%12.44%
VIG45.62%40.63%40.90%40.05%34.56%30.38%29.72%26.23%30.43%27.41%24.26%21.08%16.56%7.25%11.49%16.87%18.43%13.56%10.32%12.54%6.59%8.69%11.03%8.59%12.26%4.26%▲0.69%7.94%8.80%2.47%10.56%10.74%15.78%10.25%13.13%19.93%19.75%17.11%13.03%15.89%13.86%9.32%10.40%8.82%
VONG68.45%63.21%59.10%55.72%50.38%55.26%47.40%39.64%43.45%41.24%35.72%28.96%23.87%9.72%13.34%20.03%18.97%14.73%10.31%5.11%0.76%▲1.75%▲1.0%▲8.44%▲2.73%▲6.72%▲7.70%2.33%2.30%▲6.85%1.84%4.53%17.38%8.19%12.40%28.77%29.23%23.60%22.38%22.39%20.87%14.42%7.10%10.47%
右にスクロールできます

47ヶ月間リターンを眺めるとグロース株ETFのVONGのパフォーマンスがトップで、11月も高値を更新しました。

S&P500指数VOOも高値を更新しており、グロース株にくらいついています。

一方で、バリュー株中心のVIGは緩やかな上昇が続いており、他2銘柄からは後れを取っています。

VOO・VIG・VONGの値動きに見える米国市場の展望

VOOVIGVONGの値動きに注視することで、今後の米国市場の展望を見ていきます。

VOOを市場全体の平均と考えるであれば、VONGはオフェンシブ銘柄(ハイリスク・ハイリターン)、VIGはディフェンシブ銘柄(ローリスク・ローリターン)と捉えることができます。

そして、その特徴がもたらす相関性は以下のようになります。

・上昇相場ではVONG(グロース株)がもっともリターンが大きい

・調整局面ではVIG(バリュー株)がもっともリターンが大きい

・市場平均のVOOは常に値動きが安定している

2023年からはAIブームもあってグロース株のターンが続いています。2024年は大統領選によって更なる飛躍をしましたが、2025年も上昇相場が続くとは限りません。

どこかで調整局面を迎える場面では、バリュー株のターンに転じるかも知れませんね。

VOO・VIG・VONGのチャート比較

VOOVIGVONGのチャートを比較することで、今年の上昇相場の状況を確認してみましょう。

こちらが、直近1年のチャート比較です。

昨年末から3銘柄ともに大きく上昇していますが、グロース株ETFのVONG(青)がもっとも大きなリターンを叩き出しています。

一方で、バリュー株中心のVIG(緑)はそこまで急激な上昇ではなく、ジリジリと底値を切り上げている印象です。

また、その中間に位置するVOO(赤)ですが、バリューが強い期間でもグロースが強い期間でも平均的なリターンを狙えます。

3銘柄の株価が直近1ヶ月でどのように変動しているのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

11月初旬は3銘柄とも一度ストンと落しましたが、大統領選でトランプ氏が当選したことによって爆上げをしています。

上昇も下落もグロース株ETFのVONGがもっとも大きい一方で、バリュー株ETFのVIGがもっとも穏やかですね。

S&P500のVOOはその間といったところでしたが、3銘柄とも着地点はほぼ同じでした。

ある程度のリスクを受け入れてでも資産の最大化を目指すのであれば投資対象はグロース株が適しているように思えますが、保有資産を守りながら効率的に資産を増やしたいのであれば投資対象はバリュー株が適しています。

リッヒ
リッヒ

バランスがとれてるのが
S&P500ってとこやな

ここ
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どれがいいかは投資目的と
リスク許容度によるわね!

1ヶ月リターンの推移による今後の米国市場予想

2024年も残り1ヶ月となりましたが、直近の1ヶ月のS&P500のヒートマップを見て今後の米国市場を予想してみましょう。

ここ
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個人的見解よ!

11月のS&P500振り返り

11月も多くの銘柄が上昇していますが、大型株の中にも上昇できていない銘柄が目立ちます。

今年の相場をけん引してきたメガテック株や半導体銘柄はなりを潜め、代わりにバリュー株や中小型株が大きく上昇しています。

大きく上昇した銘柄

・PLTR(パランティア)…+47.01%
・GPN(グローバルペイメンツ)…+20.52%
・GDDY(ゴーダディー)…+22.62%
・PAYC(ペイシー)…+40.26%
・DAY(デイフォース)…+22.27%
・EPAM(EPAM)…+26.77%
・GRMN(ガーミン)…+27.56%
・WFC(ウェルズ・ファーゴ)…+18.24%
・TSLA(テスラ)…+28.27%
・DIS(ディズニー)…+22.33%
・WBD(ワーナーブラザーズ)…+37.48%
・AXON(アクソン・エンタープライズ)…+43.01%
・VST(ビストラ・エナジー)…+22.0%

メガテックで大きく上昇したのはTSLAくらいでしたが、他にも10%以上上げた銘柄がゴロゴロしていました。

一方で、一部は大きく下げた銘柄もあります。

大きく下落した銘柄

・AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)…▲18.05%
・MPWR(モノリシックパワー)…▲39.97%
・QRVO(クォルボ)…▲31.93%
・AVGO(ブロードコム)…▲10.92%
・QCOM(クアルコム)…▲11.14%
・NXPI(NXPセミコンダクター)…▲11.37%
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…▲28.60%
・TGT(ターゲット)…▲12.06%
・EL(エスティローダー)…▲16.66%
・LLY(イーライリリー)…▲12.77%
・AMGN(アムジェン)…▲11.37%
・BIIB(バイオジェン)…▲12.88%
・REGN(リジェネロン)…▲18.60%
・NEM(ニューモント)…▲12.05%

半導体関連はボロボロですね。半導体指数も▲10%ほど下げています。

大統領選が影響してヘルスケア銘柄も下げていますね。

リッヒ
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VOO・VIG・VONG 47ヶ月間運用実績公開:まとめ

VOO・VIG・VONGの 47ヶ月間運用実績を公開して、今後の米国市場の見通しをまとめます。

VOO・VIG・VONGの運用実績

・VOO(S&P500)は安定している
・VIG(バリュー株)は波が小さい
・VONG(グロース株)はボラティリティーが高い

運用実績から見える今後の米国株相場

・市場は利下げ期待で上昇を続けている
・短期的にはメガテックを中心に調整を迎える可能性も
・大統領選挙を控えて株価のボラティリティが高まる

2024年も順調な米国市場ですが、11月にもさらなる飛躍が待っていました。

今後も利下げが続くことで株高が期待されますが、また何か予測不能な事態が起こるかも知れません。

その時に判断を誤らないように、知識という防具を備えておきたいでね。

自分の投資目的とリスク許容度を理解して、投資対象を判断してくださいね。

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最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!

当ブログの『米国ETFまとめ記事』はこちら

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