【中東緊迫で金利上昇】メガテック急落の中でエヌビディアが上昇した理由

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昨日の米国市場は大きく下落しました。

中東懸念から原油価格が上昇し、長期金利も4%まで急騰しています。

グーグルやアップル、テスラやアマゾンが大きく株価を下げる中で、エヌビディアだけが上昇をしているようです。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

10/7 米国市場の値動き

昨日の米国市場は3指数そろって下落しました。

中東情勢が緊迫しているようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきます。

米主要3指数の値動き

プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。

その後ヨコヨコが続くのかと思われましたが、引けにかけて大きく下げていきました。

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の3.783から4.029に上昇しました。

ドル円は再び円安方向に向かっていますが、中期的には円高傾向にあります。

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が下落していることが分かります。

マグニフィセント7はNVDAが+2.24%と大きな上昇。他6銘柄は下落。TSLAが▲3.70％、AMZNが▲3.06%、GOOGが▲2.47%、AAPLが▲2.22%と大きく下げています。

上げた銘柄を探す方が難しいのですがピックアップしてみます。

スーパー・マイクロ・コンピューターは画像処理半導体を10万個出荷していることを明らかにしたことで、次回決算に向けて期待が高まったようです。このニュースがエヌビディアの上昇の要因となったようです。

一方で、大きく下落した銘柄もありEG（エベレスト・リ・グループ）▲8.47%、VST（ビストラ・エナジー）▲5.16%、DECK（デッカーズ）▲4.78%、NEE（ネクステラエナジー）▲4.25%、ADBE（アドビ）▲3.93%、PRG（プログレッシブ）▲3.85%などが下げています。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち1セクターのみが上昇、他10セクターが下落した1日となりました。

原油価格の上昇によってエネルギーセクターが上げていますが、他はすべて下げています。

特に公益事業や通信などは大きな下落によって、先週末の上昇をかき消してしまいました。

他にも1%以上下げるセクターが多い中で、素材や資本財の下げ幅は限定的。景気後退懸念が高まっても、このようなセクターは強いのかも知れません。

トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。

S&P500チャート分析

昨日のS&P500は▲0.90%下落して、終値では5,695まで下げています。

前日には高値付近まで上げていたS&P500ですが、昨日は大きく下落してサポートラインを試す展開。

とはいえ、そこまでの悪材料ではないので正常な調整によって、足を貯めているようにも見えます。

週末に発表される経済指標によっては、さらに上値を更新してくれるかもしれませんね。

FEAR&GREEDインデックスは、74から70に下げEXTREME GREEDからGREEDに変わりました。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

ウォール街のストラテジストが米国株に楽観

ウォール街の有力ストラテジストが、米国株に対する楽観姿勢を強めています。堅調な労働市場や景気の底堅さ、金利低下が背景にあるようです。

モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏とゴールドマン・サックス・グループのデービッド・コスティン氏は、雇用統計や追加利下げ見通しを根拠にS&P500の向こう1年の予想を引き上げています。

今後は『良いニュースは良いニュース』となりそうですが、ウィルソン氏は金融株の投資判断をオーバーウエートに引き上げ、ヘルスケア銘柄と生活必需品株に対する判断を引き下げたようです。

グーグル独禁法敗訴でアプリ容認命令

Googleの親会社のアルファベットは、アプリストアに対する独禁法違反の訴訟に対して敗訴しました。

これによりアプリ開発業者が立ち上げるのを妨げる制限を撤廃しなければならないとの判断を下されています。

グーグルの株価は大きく下げていますが、そもそもアンドロイドアプリはアップルと競争しているので独禁法にはかからないように感じるのですけどね。

新型iPhoneに対する期待は過剰だった

AI機能を搭載した新型iPhoneへの投資家の期待は過度に楽観的だったようです。

最新機種への期待は高く5-10％の販売台数の伸びを織り込んでの株価上昇が続いていましたが、投資判断は『買い』から『ホールド』に引き下げられました。

株価は4月の安値から一時は40%高まで上げていましたが、その楽観は打ち砕かれるかもしれませんね。

10月の注目イベントについて

10月になりましたので今月の経済指標のスケジュールを確認しておきましょう。

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

まとめ

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おかげさまで好評いただいています。低価格に抑えておりますので値上がりする前にお手に取ってください。

昨日の米国市場は大きく下落しました。

せっかく雇用統計による上昇が米国市場を盛り上げてくれるのかと思っていたのですが、そう簡単に上昇は続かないようです。

一方で、中東情勢は緊迫化して、原油価格上昇から再びインフレ急騰のリスクに晒されています。

今週から決算シーズンに突入しますが、今後もボラティリティの高い相場が続きそうですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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