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【エヌビディアさらなる急落リスク】ダウからナスへ資金移動はじまる

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市場分析

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昨日の米国市場はこのところ好調だったダウが下落しましたが、S&P500とナスダックは上昇しました。

少し前まではCPI前日ともなれば市場に緊張感が走ったものですが、すでに投資家の興味はインフレではないようです。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
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記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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9/10 米国市場の値動き

昨日の米国市場はS&P500とナスダックは上昇しました。

CPIの発表を前に楽観が広がっているようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…+0.45%
・ダウ…▲0.23%
・NASDAQ100…+0.90%

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンするとダウを中心にジリジリと下落していきました。

その後は買い戻しと売りが交錯しましたが、引けにかけてナスダックを中心に上昇しました。

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ダウは反落ね!

リッヒ
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ハイパーグロース株はまちまちやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲2.36%
・COIN(コインベース)…+2.20%
・CRWD(クラウドストライク)…+0.47%
・DDOG(データドッグ)…+0.39%
・DOCS(ドキシミティ )…▲1.06%
・MQ(マルケタ)…+0.81%
・U(ユニティ)…▲2.45%
・UPST(アップスタート)…▲4.35%

小型株ETFのVTWO(Russell2000)は▲0.05%の下落でした。

長期金利(米10年債利回り)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の3.703から3.640に下落しました。

今週も下落からはじまった長期金利ですが、昨日も大きく下げています。

CPIの発表を前に利下げ観測を織り込んでいるようです。

リッヒ
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もう少し下を目指すんやな

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、半数以上の銘柄が上昇していることがわかります。

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両極端な相場だったわね!

マグニフィセント7では新作発表のあったAAPLだけが▲0.36%と下げていますが、他6銘柄は上昇。特にTSLAが+4.58%と爆上げ、AMZNとMSFTも2%以上も上げていますね。

エネルギーや銀行が売られる中で、半導体や不動産には大きく買われた銘柄もありました。

昨日大きく上昇した銘柄

・ORCL(オラクル)…+11.44%
・AVGO(ブロードコム)…+5.25%
・DLR(デジタル・リアルティ・トラスト)…+4.97%
・EQIX(エクイニクス)…+3.96%
・MRNA(モデルナ)…+3.49%
・AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)…+3.39%
・PODD(インシュレット)…+3.36%

オラクルは好決算の発表とともにアマゾンとの提携が好感されました。

一方で、大きく下落した銘柄もありHPE(ヒューレット・パッカード)▲8.52%、GM(ゼネラルモーターズ)▲5.44%、APTV(アプティブ)▲5.36%、JPM(JPモルガン)▲5.19%、GS(ゴールドマン・サックス)▲4.39%、FANG(ダイヤモンドバック)▲4.31%などが下げています。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち8セクターが上昇3セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・不動産…+1.36%
・情報技術…+1.07%
・一般消費財…+0.96%
・公益事業…+0.43%
・ヘルスケア…+0.22%
・資本財…+0.16%
・通信…+0.05%
・生活必需品…+0.02%
・素材…▲0.03%
・金融…▲0.82%
・エネルギー…▲1.78%

不動産と情報技術が1%を超える大きな上昇をした他、多くのセクターが上昇しています。

一方で原油価格の急落によってエネルギーセクターが大きく下げています。

これまで好調だった金融も、大手銀行株の下落によって下げていますね。

トレンドをいち早く見つけることは難しいことですが、気付いたころには『これずっと上げてない?』ってなります。それが今は不動産と公益事業ですかね。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は+0.45%上昇して、終値では5,495まで上げています。

未だに50日移動平均線を上に抜けられないS&P500ですが、昨日は長い下ヒゲをつけての上昇です。

ダブルトップのチャートから何とか下落に耐えている状況ですが、簡単に上昇できる状況ではないようです。

今夜にはCPIの発表が控えていますので、ボラティリティが高まる可能性もありますね。

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今は耐えてくれていればいいの!

FEAR&GREEDインデックスは、42から40に下げましたがFEARのままです。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

トランプ、ハリス大統領選討論会

民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領は、10日(日本時間11日午前)に2か月後に迫った大統領選に向けて討論会を開催します。

ハリス氏はどこまでトランプさんの攻撃を回避して自己をアピールできるのかに注目が集まっています。

両候補が直接論戦を交わす唯一の機会となる可能性があり、世論調査では拮抗している状況をどちらが優位にするのか重要な1日となりそうです。

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どっちがいいのかもわからないわ!

JPモルガン社長『アナリスト予想は楽観過ぎる』

米大手銀行のJPモルガン・チェースのピント社長は、来年の経費と純金利収入に対するアナリスト予想は楽観的過ぎると述べました。

これによってJPモルガンの株価は一時7%安となり、売りは銀行全体に広がりました。

ゴールドマン・サックスのCEOもトレーディング部門で10%減益を予想していますので、これまで大きく上昇してきた銀行株の株価も、このあたりで減速してしまいそうですね。

リッヒ
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相場全体にも影響がありそうやな

エヌビディア『ブラックウェル』のリリースに注目

エヌビディアの次世代AI半導体『ブラックウェル』のリリースが遅れていることに、同社の株を保有している投資家は注目しています。

ブラックウェルは6カ月前に発表されていますが、技術的な問題でリリースが遅れているとのこと。

ジェンスン・フアンCEOは『ブラックウェルによる収益化は近い』と述べていましたが、その後株価は急落しています。

フアンCEOは日本時間の今夜11時過ぎにゴールドマン・サックスの会議に登壇する予定ですが、ブラックウェルについて言及することがあるのかに注目が集まっています。

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更なる遅延は暴落を呼ぶわよ!

9月の注目イベントについて

9月にも重要な経済指標が発表されますので、スケジュールの確認をしておきましょう。

9月の注目イベント

*9/11 消費者物価指数(CPI)
・9/12 生産者物価指数(PPI)
・9/13 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・9/16 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・9/17 小売売上高
*9/17・18 FOMC
・9/24 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・9/27 PCEデフレーター
・9/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

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昨日の米国市場のまとめ

【9/10米国市場の値動き】
・S&P500…+0.45%
・ダウ…▲0.23%
・NASDAQ100…+0.90%
・長期金利は3.640に下落
【経済トピックス】
・トランプ、ハリス大統領選討論会
・JPモルガン社長『アナリスト予想は楽観過ぎる』
・エヌビディア『ブラックウェル』のリリースに注目

昨日の米国市場は好調なダウに利食いが入り、ナスダックが買われました。

CPIの発表を今夜に控える中で、大統領選も佳境を迎えています。

これまで相場をけん引してきたエヌビディアにも大きな動きがありそうですから、米国市場のボラティリティは一気に跳ね上がりそうですね。

慌てて売る状況となるとは考えにくいですが、安心して寝ていられる場面でもなさそうですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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