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【エヌビディアの上昇は終わりなのか】失業率上昇で利下げ観測高まる

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市場分析

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昨日の米国市場は4日連続の上昇となりました。

前日は独立記念日で市場はお休みでしたが、休み明けにも買い圧力が残っていたようです。

また、雇用統計が発表されましたが失業率の上昇により利下げ観測の高まりから、長期金利が急落しています。

英国では政権が交代してEUでも混乱が広がりそうですが、米大統領選挙もどうなるんでしょうね。

7月も好スタートを切った米国市場ですが、どこまで上昇するか確認していきましょう。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
リッヒ

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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7/5 米国市場の値動き

昨日の米国市場は上昇しました。

雇用統計の発表が影響したようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…+0.54%
・ダウ…+0.17%
・NASDAQ100…+1.02%

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしてもナスダックを中心に上昇していきました。

その後も押し目という押し目はなく引けにかけても上昇していきました。

週間ベースで見るとS&P500+1.95%、ダウ+0.66%、NASDAQ100+3.60%の上昇でした。

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7月も好スタートを切ったわ!

リッヒ
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ハイパーグロース株はまちまちやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲1.48%
・COIN(コインベース)…▲0.56%
・CRWD(クラウドストライク)…+0.65%
・DDOG(データドッグ)…+2.33%
・DOCS(ドキシミティ )…+4.29%
・MQ(マルケタ)…▲1.08%
・U(ユニティ)…▲0.13%
・UPST(アップスタート)…+0.56%

長期金利(米10年債利回り)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.365から4.278に下落しました。

前日にも大きく低下していた長期金利ですが、昨日も大きく下落しました。

雇用統計が上ブレたことで、利下げ観測が高まったようです。

リッヒ
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こりゃ4.0に向かうかな

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄の方が多かったように見えます。

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メタちゃんが爆上げね!

マグニフィセント7はNVDAが▲1.91%と大きく下げましたが、他6銘柄も大きく上昇。

METAが5%を超える上昇で上場来高値更新。他にも2%を超える上昇などにより新値を更新したのがAAPL、GOOG、MSFTで、AMZNも新値と同水準でした。TSLAだって1週間で27%の急騰。

半導体や金融、エネルギーに下落が目立ちますが、多くの銘柄が上昇した1日となりました。

昨日大きく上昇した銘柄

・META(メタ)…+5.87%
・BAX(バクスター・インターナショナル)…+5.28%
・AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)…+4.88%
・WRK(ウエストロック)…+3.54%
・STZ(コンステレーション・ブランズ)…+3.50%
・PARA(バイアコム)…+3.05%
・COST(コストコ)…+2.67%
・WMT(ウォルマート)…+2.64%

一方で、急落した銘柄もありLUV(サウスウエスト航空)▲5.74%、FSLR(ファーストソーラー)▲3.89%、MU(マイクロン)▲3.82%、VLO(バレロエナジー)▲3.61%、UAL(ユナイテッド航空)▲3.06%などが大きく下げています。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち8セクターが上昇3セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・通信…+2.39%
・生活必需品…+1.07%
・ヘルスケア…+0.88%
・情報技術…+0.58%
・一般消費財…+0.49%
・公益事業…+0.33%
・素材…+0.17%
・不動産…+0.15%
・金融…▲0.21%
・資本財…▲0.52%
・エネルギー…▲1.06%

メタやグーグルの急騰によって通信セクターが2%を超える上昇。

ウォルマートとコストコの上昇によって生活必需品も上げています。

続落していたヘルスケアもリバウンドしています。

週間ベースで+3.44%の上昇でトップパフォーマーとなった情報技術も好調が続いていますね。

一方で、原油価格の急落に伴ないエネルギーが1%を超える下落。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は+0.54%の上昇して、終値では5,567まで上げています。

3日連続で新高値更新となったS&P500ですが、更新回数は今年になって34回目。

祝日明けで買い圧力が貯まっていたようです。

とはいえ、そこまで出来高は上がっていませんので、機関投資家は夏休みに入っているようです。

これで完全にレンジ相場を上抜けできたと考えていますが、RSIも76まで上げていますので割高水準が続いています。

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7月もロケットスタートね!

FEAR&GREEDインデックスは、44から54に上げGREED寄りのNUETRAL変わりました。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

失業率4.1%に上昇した6月の雇用統計

6月の雇用統計では雇用者数と賃金の伸びが鈍化した一方で、失業率は2021年11月以来の水準に上昇しました。

6月雇用統計

【失業率】
結果 4.1%(予想 4.0%)
前回 4.0%
【非農業部門雇用者数】
結果 20.6万人増(予想 19.0万人増)
前回 21.8万人増(速報値27.2万人増)
【平均時給】
(前年同期比)
結果 3.9%増(予想3.9%増)
前回 4.1%増
(前月比)
結果 0.3%増(予想0.3%増)
前回 0.4%増

失業率は4%付近でもみ合ってくれると良いのですが、このまま上抜けしてしまうと景気後退懸念が高まってしまします。

雇用の持続的な減速とインフレ鈍化とが相まって、早ければ9月にも利下げを断行するとの見方が高まっています。

60%台だった9月の利下げ観測も70%を超えてきました。

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年内2回もあり得るわね!

エヌビディアの投資判断を引き下げ

ニュー・ストリート・リサーチのアナリストは、エヌビディアの株式投資判断を『買い』から『ニュートラル』に引き下げました。

昨年から猛烈に上昇してきたエヌビディアの株価は、すでに上昇余地がなくなったと考えているようです。

エヌビディアの株価は2023年に約240%上昇、今年に入ってからも156%値上がり、S&P500やNasdaq100を大きくアウトパフォームしてきました。

ただし、この判断はアナリストの中でも異例で、90%近くがまだ買いを推奨しています。

言うだけ言っておけば万が一下落した時に『わたしは言いましたよね!』と少数派を名乗れますので、アナリストのポジショントークと言えそうです。

リッヒ
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決算を見ればわかるやろな

目標達成には『まだ距離がある』NY連銀総裁

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、インフレ率はFRBが目指している2%に向かっているが目標達成には『まだ距離がある』との見解を示しました。

『われわれは仕事を成し遂げることにコミットしている』と表明していますが、すでにPCEではコア指数が前月比で0.1%の上昇にまで減速していますので、これ以上の引き締めは米経済を壊しかねません。

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徐々に緩めていってほしいわね!

7月の注目イベントについて

7月も引き続き重要な経済指標のスケジュールを確認しておきます。

7月の注目イベント

*7/11 消費者物価指数(CPI)
・7/12 生産者物価指数(PPI)
・7/12 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・7/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・7/16 小売売上高
・7/26 PCEデフレーター

・7/30 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・7/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
*7/30~31FOMC

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

まとめ

【7/5米国市場の値動き】
・S&P500…+0.54%
・ダウ…+0.17%
・NASDAQ100…+1.02%
・長期金利は4.278に下落
【経済トピックス】
・失業率4.1%に上昇した6月の雇用統計
・エヌビディアの投資判断を引き下げ
・目標達成には『まだ距離がある』NY連銀総裁

昨日の米国市場は4日連続の上昇となりました。

失業率が上昇し雇用者数の伸びも鈍化していますので、米景気は十分に冷め始めているようです。

一方で昨年から元気がなかったメガテックの上昇が止まらず、次々と上場来高値を更新しています。

日本では新NISAのスタートによりFANG+やSP10、テックトップ20などのメガテック中心の投資信託も流行っているようですが、こんな時ほど楽観のし過ぎには注意したいところです。。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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