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Follow @RamTky昨日の米国市場はS&P500とナスダックは上昇するもダウは下落しました。
どちらにせよ大きな変動はありませんでしたが、29日に控えているPCEデフレータの発表までは慎重な相場が続きそうですね。
一方で、アップルがEV開発計画を白紙に戻すといったサプライズを発表しました。これまでかけてきた資金をドブに捨てることになりますが、市場はこのことに好感したようです。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
2/27 米国市場の値動き
昨日の米国市場はS&P500とナスダックは上昇しました。
経済指標の発表などはありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
米主要3指数の値動き
・S&P500…+0.17%
・ダウ…▲0.25%
・NASDAQ…+0.37%
プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンすると一旦急落しました。
その後ナスダックとS&P500は反発して引けにかけても上昇していきましたが、ダウは買い戻されることはありませんでした。
PCEコア指数待ちね！
ハイパーグロース株はいい感じやな
・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ）…+5.22%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ）…+2.72%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…+0.06%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ）…+1.24%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ ）…+2.39%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ）…+5.01%
・U（ﾕﾆﾃｨ）…▲6.11%
・UPST（ｱｯﾌﾟｽﾀｰﾄ）…+3.35%
ユニティは決算が嫌気されて一時は▲16%下げていましたが、昨日は大きな陽線で引けています。
長期金利（米10年債利回り）
昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値4.281から4.308に上昇しました。
2週間ほど大きな変動のない長期金利ですが、昨日もわずかな上げに留まりました。発表される経済指標にサプライズがないことは良いことなんですが、もう少し金利水準が下がってくれると株高につながるんですけどね。
4%は切って欲しいな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上げた銘柄の方が多かったように見えます。
アップル久しぶりの上げね！
マグニフィセント7では4銘柄が上げ3銘柄が下げ、1%以上動いたのはメタの+1.1%のみでした。
最近は大型株よりも一回り小さな銘柄の方が上げ幅が大きいようです。
・NCLH（ﾉﾙｳｪｰｼﾞｬﾝ･ｸﾙｰｽﾞ）…+19.84%
・CCL（ｶｰﾆﾊﾞﾙｸﾙｰｽﾞ）…+7.65%
・AZO（ｵｰﾄｿﾞｰﾝ）…+6.66%
・ALB（ｱﾙﾍﾞﾏｰﾙ）…+5.82%
・PANW（ﾊﾟﾛｱﾙﾄﾈｯﾄﾜｰｸｽ）…+3.95%
・KMX（ｶｰﾏｯｸｽ）…+3.65%
ノルウェージャン・クルーズが爆上げしていますね。好決算を発表したとのことですが、EPSの損失は拡大したにもかかわらずガイダンスが好感されたようです。カーニバルもロイヤル・カリビアンも連れ高ですね。
パロアルトネットワークスは決算後の急落から連日大きく戻しています。
一方で、急落した銘柄も多くHES（ヘス）▲3.09%、DPZ（ドミノピザ）▲2.77%、AMGN（アムジェン）▲2.75%、UNH（ユナイテッドヘルス）▲2.27%などが下げています。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち9セクターが上昇、1セクターが下落した1日となりました。
・公益事業…+1.65%
・通信…+1.0%
・一般消費財…+0.48%
・金融…+0.41%
・素材…+0.39%
・不動産…0.16%
・ヘルスケア…+0.13%
・生活必需品…+0.1%
・資本財…+0.08%
・情報技術…±0%
・エネルギー…▲0.05%
公益事業が爆上げしていますが、ここまで大きな上昇を見せることは珍しいですね。
また、通信の上昇はネットフリックスがけん引しました。
一方で、エネルギーの下落はエクソンモービルとシェブロンの間で石油ブロックに関するいざこざが発生していることによります。ダウ指数が下落したのもこのあたりが原因です。
情報技術は息切れやな
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.17%上昇して、終値では5,078まで上げました。
4ヶ月ほど大きな調整のないS&P500ですが、昨日もわずかに上昇しました。
企業業績が良く、これから利下げがはじまるであろう相場において、株価が上がっていくのは当然のことなのかも知れませんが、投資家の楽観が広がりすぎるのには抵抗を感じます。
だからといって全降りすることはおすすめしませんが、下落時にカウンターパンチを打てる程度のキャッシュポジションは確保しておいた方が良さそうですね。
プルインベストは怖いわね！
FEAR&GREEDインデックスは78のままでEXTREME GREEDです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
アップルがEV開発計画を白紙に
アップルが10年近く続けてきたEV開発計画を中止することを明らかにしました。
近年のEV需要の低下などを受けて、EV開発に携わってきた2,000人程度の従業員のほとんどをAI部門に移すようです。
数十億ドルを費やしてきたプロジェクトの中止はサプライズでしたが、投資家はアップルの判断に好感して株価は上げていますね。
アップルカーが街を走る未来を想像していた人にとっては残念なお知らせとなりましたが、またいつか開発を再開してくれるかもしれませんね。
個人的には非常に残念よ！
利下げはゆっくりとしたペースに
これまでのFRBによる政策金利は『利上げはエスカレーター、利下げはエレベーター』と言われるように、歴史を振り返るとゆっくりとした利上げと急激な利下げが常でした。
ところが今回の政策金利は急激な利上げに対して、利下げペースはゆっくりとなることが予想されています。
確かに過去の利上げと比べると、今回の利上げは急激なことが分かりますね。
今後の米国経済や雇用などが急激に悪化しない限りは、利下げペースも様子を見ながらとなりそうですね。
株式にはそれほど悪いことではないな
米ミリオネア過去最多に迫る
米国の401kと言われる確定拠出年金で、残高が100万ドル以上のミリオネアの数が過去最高に迫る勢いとのこと。
なんと2023年末の100万ドルを超える口座数は、20％も増えて42万2000件になったと言います。
人口比率から言えば0.13%程度ですから、日本の富裕層（1億円以上）よりも少ないと思った方もいると思いますが、401Kは年金制度のひとつです。実際に米国のミリオネアの数は2,450万人を超え、人口比率は7.27%ですね。
為替も加味すればもっと差が付くわね！
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2月の注目イベントについて
2月の経済指標のスケジュールを確認しておきましょう。
・2/28 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・2/29 PCEデフレーター
・2/29 シカゴ購買担当者景気指数（PMI）
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
【2/27米国市場の値動き】
・S&P500…+0.17%
・ダウ…▲0.25%
・NASDAQ…+0.37%
・長期金利は4.308に上昇
【経済トピックス】
・アップルがEV開発計画を白紙に
・利下げはゆっくりとしたペースに
・米ミリオネア過去最多に迫る
昨日の米国市場はS&P500とナスダックは上昇しました。先週末の急騰相場からも落ち着いた値動きで悪くない感じですね。
一方で、29日に発表されるPCEデフレーターでは、インフレの再燃を懸念する声も上がっています。
どうやら米国の消費や雇用は強く、利下げが必要な状況とは程遠いようです。
今後は利下げを期待するのではなく、企業業績の良い銘柄に絞って投資をしていく必要がありそうですね
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう！
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