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Follow @RamTky昨日の米国市場はわずかに上昇して、週間ベースでも3週連続の上昇となりました。
今週は消費者物価指数を中心とした経済指標が下ブレたことで、利上げ観測が遠のき株価の上昇につながりました。
今後は月末にかけて株式にとって大きな材料がありませんので、市場がどちらに向かうのか難しい局面になりそうですね。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
11/17 米国市場の値動き
昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
メガテックにいくつかニュースがあったようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
買い圧力に支えられた米主要3指数
・S&P500…+0.13%
・ダウ…+0.01%
・NASDAQ…+0.08%
プレマーケットでは値動きのなかった相場は、マーケットがオープンすると下落していきました。
その後は買い圧力に支えられて、引けにかけては上昇していきました。
終わってみると3指数ともに横ばいとなり、株価を上げる材料に乏しい中で投資家は方向感を見失っているように見えます。
来週は少し下げそうね！
ハイパーグロース株はまずまずやな
・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ）…+1.02%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ）…+2.20%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…+1.38%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ）…+0.38%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ）…▲2.99%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ）…+0.51%
・U（ﾕﾆﾃｨ）…+1.04%
長期金利（米10年債利回り）
昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値4.493から4.493と変わらずでした。
前日には大きく低下していた長期金利ですが、昨日は結局は変動ありませんでした。
日中に大きく低下したのは米国のつなぎ予算が承認されたことによるものでしたが、再び戻ってきてしまいましたね。
4.5を上回ればまた株価には逆風やな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が上昇していることがわかります。
エネルギーが強かったわね！
GAFAMではAMZNが+1.65％と上昇していますが、MSFTが▲1.68%、GOOGが▲1.27%と下落しています。
AAPLやNVDAはほとんど値動きはありませんでしたね。
まずは大きく上昇した銘柄をピックアップしていきます。
・AXP（アメリカンエクスプレス）…+2.21%
・WBD（ワーナーブラザース）…+3.78%
・DG（ダラーゼネラル）…+2.80%
・ROST（ロス・ストアーズ）…+7.22%
・XOM（エクソンモービル）…+2.44%
・MRO（マラソンオイル）…+3.27%
指数同様にそれほど大きな値動きをした銘柄は少なく、比較的おとなしい1日となりました。
AMATは対中輸出規制に違反した疑いで調査されていると報道されたことで急落していますね。
一方で、大きく下落した銘柄はありAMAT（アプライドマテリアルズ）▲4.02%、HUM（ヒューマナ）▲2.89％、MOH（モリーナ・ヘルスケア）▲3.29%、SBUX（スターバックス）▲1.53%、NKE（ナイキ）▲1.53%などが下げています。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち8セクターが上昇、3セクターが下落した1日となりました。
・エネルギー…+2.15%
・一般消費財…+0.83%
・金融…+0.7%
・資本財…+0.62%
・素材…+0.35%
・ヘルスケア…+0.3%
・公益事業…+0.25%
・情報技術…+0.02%
・不動産…▲0.02%
・生活必需品…▲0.11%
・通信…▲0.5%
原油価格が反発したことでエネルギーセクターが大きく買われました。
週間ベースで見ると驚くことにパフォーマンスの良い順として、不動産+4.52%、素材+4.16%、公益事業+3.61%と今年低迷していたセクターが反発していることが分かります。
1ヶ月ではエネだけがマイナスやな
S&P500チャート分析
昨日のS&P500はわずかに上昇して、終値では4,514まで上げました。（+0.13%）
4日連続で上昇しているS&P500ですが、9月の高値付近で揉み合っています。
直近数ヶ月の含み損を解消する戻り売りが集中しているようですが、この先ブレイクアウトできるのかに注目です。
チャート的には悪くありませんが、少し急激に上昇してきた分の反落が予想されます。
年初来高値まであと1.66％よ！
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
アレクサ担当部署のレイオフを発表したアマゾン
アマゾン・ドット・コムは音声アシスタントのアレクサ担当部署で数百人規模のレイオフを実施することを発表しました。
事業を最優先に進める上で必要な部署へシフトしていくと語りましたが、もちろん注力する部署とは生成AIのことですね。
これによってアマゾンの株価は1.65％と大きく上昇しましたが、上昇来高値を更新するためにはおよそ30％のアップサイドがあります。
他のメガテックに比べたらアマゾンの投資妙味はまだ大きいかも知れませんね。
このまま衰退する企業だとは思えないわ！
ChatGPTのオープンAIがCEOを退社
生成AIで注目を集めているChatGPTの開発元であるオープンAIは、CEOのサム・アルトマンの退社を明らかにしました。
取締役会で『率直さを欠いている』と判断されたようですが、最高責任者が退任されてしまうって日本ではなかなか考えられない社会ですね。
オープンAIは世界的にもAI業界をけん引する存在であるとともに、株式を世に売り出すことで世界最大級の新興企業となります。
それでMSFTは下落したんやな
SF連銀総裁インフレ2％の軌道確信持てず
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は、インフレ率が２％の目標に向けた軌道にあるか当局者は確信を持てていないと述べました。
FRBが引き締めてきた金融政策には遅効性があるため、どこまで実体化したのかどうかはまだわからないといったところです。
デイリー総裁は2024年のFOMCでの投票権を持つ予定ですから、今後の発言にも注目が集まります。
デイリー総裁は比較的ハト派よ！
11月の注目イベントについて
11月も重要な経済指標の発表が続きますので、スケジュールを確認しておきましょう。
・11/22 ミシガン大学消費者信頼感指数（確報値）
・11/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・11/30 PCEデフレーター
・11/30 シカゴ購買担当者景気指数（PMI）
今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。
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まとめ
【11/17米国市場の値動き】
・S&P500…+0.13%
・ダウ…+0.01%
・NASDAQ…+0.08%
・長期金利は4.493と変わらず
【経済トピックス】
・アレクサ担当部署のレイオフを発表したアマゾン
・ChatGPTのオープンAIがCEOを退社
・SF連銀総裁インフレ2％の軌道確信持てず
昨日の米国市場はわずかに上昇して、週間ベースでも3指数ともに上げて終えました。
買われすぎとささやかれる中でもヒタヒタと上昇している相場ですが、どこか勢いがなくなってきたように感じます。
来週は23（木）がサンクスギビングデーで休場、翌日の24（金）は相場が半日となります。
実質マーケットがオープンするのが3.5日間しかありませんので、それほど値動きはないと予想されています。
われわれ個人投資家も来年に向けて投資スタンスをどうするのか考えるのに、良い期間になるかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう！
レッツ エンジョイ ライフ！
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