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Follow @RamTky昨日の米国市場はナスダックを中心に大きく下落しました。
9月のFOMCが終わり声明文の発表とパウエル議長の記者会見によって、株価が大きく下げています。
おおむねこれまでと変わらぬスタンスのFRBに対して、楽観していた市場の期待が外れたと失望したようです。
このまま高い水準の政策金利が続いたとして、アメリカの経済は耐えることができるのでしょうか。
それでは9/20の米国市場を振り返り、9月FOMC金利据え置きも『高く長く』の政策金利に株価が下落した米国市場について解説していきます。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
9/20 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落しました。
9月のFOMCが開催されてパウエル議長から政策金利についてのスピーチがありましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
大きく下落した主要3指数
・S&P500…▲0.94%
・ダウ…▲0.22%
・NASDAQ…▲1.53%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンするとナスダックが下落していく中でダウは上昇していきました。
その後FOMCの発表待ちでヨコヨコしていたのですが、パウエル議長の記者会見がはじまるとドーンと下落していきました。
そこまでタカ派な意見変更はなかったと感じましたが、やはり2024年の政策金利予想が高まったことが投資関係者に嫌気されたようです。
来年も高金利維持ってことね!
ハイパーグロース株もボロボロやな
長期金利(米10年債利回り)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値4.364から4.427に急騰しました。
日中には落ち着いていた長期金利ですが、FOMCでのパウエル議長の記者会見がはじまると一気に上昇していきました。
おおむね予想通りのスピーチ内容でしたが、市場は全てを織り込んでいたわけではなかったようです。
しばらくはジリジリ上昇しそうやな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が下落したことがわかります。
メガテックが弱かったわね!
マグニフィセント7は全て大きく下落しており、半導体を含めてテック系を中心に大きく株価を下げた1日となりました。
大型株がこれだけの下落をしたら、市場からいくらの資金が抜けたのでしょうか。
どれも年初来で大きく上昇してきた銘柄ですから、もう少し下げしろがありそうですね。
一方で、地合いの悪い相場でも上昇している銘柄もあり、UNH(ユナイテッドヘルス)+2.39%、AMGN(アムジェン)+2.71%、T(AT&T)+2.23%、IBM(インターナショナル・ビジネス・マシーンズ)+2.26%など。
個別企業の株価変動について
それぞれ理由が気になるわね!
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち3セクターが上昇、8セクターが下落した1日となりました。
・生活必需品…+0.13%
・公益事業…+0.13%
・不動産…+0.07%
・ヘルスケア…▲0.04%
・資本財…▲0.37%
・素材…▲0.45%
・エネルギー…▲0.6%
・金融…▲0.7%
・一般消費財…▲1.13%
・情報技術…▲1.58%
・通信…▲2.01%
多くのセクターが下落していますが、生活必需品と公益事業や不動産はわずかに上昇しています。
一方で、下落したセクターの中には1%以上の大きな下落をしたセクターもあり、長期金利の上昇時には急落に注意したいセクターが浮き彫りになりましたね。
上げも大きいセクターは
下げる時も大きいな
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は大きく下落して、終値では4,402まで下げました。(▲0.94%)
昨日1日で1%近い下落をしたS&P500ですが、非常に厳しいチャート形状になりました。
50日移動平均線からも離れつつありサポートラインに接近していますが、4,330を下抜けるようなことがあれば200日移動平均線まで急落する恐れがあります。
今回のFOMCで材料出尽くしとなれば良いのですが、上昇できるような材料が出るまでは厳しい相場が続くと考えています。
10月からはじまるQ3決算に期待ね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
利上げスキップも追加利上げを示唆したFOMC
19日、20日に9月のFOMCが開催されましたが、利上げはなく政策金利は5.25-5.50が維持されました。
ただし、年内にあと1回の利上げをしたのちに、長期にわたりその水準を維持する公算が高いことが示唆されています。
声明文が発表されたのちにパウエル議長の記者会見がありましたが、その時のスピーチを抜粋しました。
『適切であれば追加利上げに動く用意があり、インフレがわれわれの目標に向かって持続的に低下していると確信が持てるようになるまで、政策を景気抑制的な水準に維持する考えだ』
われわれは時間とともにインフレ率を目標の2%へと押し下げる上で十分に景気抑制的となるような金融政策スタンスを達成し、それを維持することにコミットしている
これまでと言っていることはほとんど変わらず、勝利宣言とは程遠いコメントに対して市場は嫌気したようです。
市場が楽観視過ぎていたのよ!
高くを長くが意識されるドットプロット
9月のFOMCでは政策金利の予想推移を示すドットプロットが発表されています。
年内の5.6%といった予想は変更されていませんが、2024年末の予想が4.6%だったのが5.1%に上方修正されています。
FRBは現在の金利水準をより長く維持することを考えているようです。
見方によっては『高い水準の金利下でも米国の景気は耐えることができる』と判断しているとも言えそうです。
景気が後退すれば予定より早く
利下げに転じることもあるやろな
自動車労組スト難航、合意には程遠い
全米自動車労組(UAW)と大手自動車メーカーとの労使交渉は難航を極め、合意とは程遠いことが明らかになりました。
GM(ゼネラルモーターズ)はUAWに対して、平均報酬を年間15万ドル(約2200万円)に引き上げると提案したことを労組側は拒んでいます。
GMやフォードなどは従業員への報酬を上げることで、近年激化している自動車価格のたたき合いから脱落してしまうことにつながるため、労組の言いなりにはなれないといった難しい状況です。
さらにテスラに置いて行かれるわね!
9月の注目イベントについて
9月にはFOMCをはじめとして重要な経済指標の発表が続きますので、スケジュールの確認をしておきましょう。
今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。
経済指標を確認するのに
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まとめ
9月FOMC金利据え置きも『高く長く』の政策金利に株価が下落した米国市場をまとめます。
昨日の米国市場はFOMCの影響で大きく下落しました。
政策金利の据え置きが発表されるも『年内あと1回の利上げの可能性は残しつつも来年も高い金利を持続する』といったタカ派寄りの政策が発表されました。
一方で、原油価格の上昇や平均時給の高止まりなど、企業業績を圧迫する理由は多数あることで再びリセッション懸念が高まりつつあります。
インフレ退治が終盤を迎えており、政策金利の引き下げを予想していた市場関係者の楽観は一気に崩れ落ちました。
まだもう少し底の深い下落が続きそうですが、こんな時こそ我々個人投資家は買い場が近いと準備しておきたいところです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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