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【楽観広がる米国市場は続伸】10ヶ月ぶりの高値を更新したS&P500

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市場分析
こんなことがわかる記事

・6/12米国市場の値動き
・S&P500指数の展望
・米国経済に関するトピックス

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週の明けた昨日の米国市場は、ナスダックを中心に大きく上昇しました。

先週に続けて株式市場に強気な投資家が多いようです。

とはいえ、今週には消費者物価指数(CPI)の発表とFOMCを控えていますから、そろそろ米国市場も反落することも考えられます。

資産が増えたと喜ぶ声も増えていますが、あまり浮かれ過ぎると足元をすくわれるかもしれませんね。

それでは6/12の米国市場を振り返り、【楽観広がる米国市場は続伸】10ヶ月ぶりの高値を更新したS&P500について解説していきます。

リッヒ
リッヒ

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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6/12 米国市場の値動き

今週はじめの米国市場は大きく上昇しました。

ビッグイベントを控えた相場ですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

上昇を続ける米主要3指数

昨日の米国市場は3指数ともに上昇しました。

昨日の米主要3指数

・S&P500…+0.93%
・ダウ…+0.56%
・NASDAQ…+1.53%

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンするとナスダックを中心に上昇していきました。

先週に続けて好調な米国市場ですが、そろそろ警戒感を高める水準にまで高騰している相場と言えそうです。

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今月も上昇が続いているわね!

リッヒ
リッヒ

ハイパーグロース株まちまちやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…+5.0%
・COIN(コインベース)…▲5.11%
・CRWD(クラウドストライク)…+1.06%
・DDOG(データドッグ)…+2.16%
・DOCS(ドキシミティ)…+3.19%
・MQ(マルケタ)…+3.38%
・U(ユニティ)…▲0.85%

終値では変わらなかった長期金利

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.743から変わらずでした。

マーケットがオープンすると一時は3.8にタッチした長期金利ですが、引けにかけて戻していきました。

今週も先週同様の水準でスタートしましたが、消費者物価指数(CPI)の結果次第では高騰する可能性もあります。

リッヒ
リッヒ

サプライズはなさそうやけどな

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が上昇したことが分かります。

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今週もテックが好調ね!

昨日もテック系が買われた一方で、ディフェンシブ銘柄が売られています。

GAFAM、TSLA(テスラ)、NVDA(エヌビディア)も全て1%以上の上げ幅を記録しており、指数の上昇をけん引しました。

特に半導体やソフトウェア銘柄には、5%を超える上昇を見せた銘柄もありました。

昨日大きく上昇した銘柄

・ORCL(オラクル)…+5.99%
・ADBE(アドビ)…+4.54%
・AVGO(ブロードコム)…+6.31%
・INTC(インテル)…+5.52%
・MPWR(モノリシック・パワー)…+4.85%
・AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)…+3.42%

ディフェンシブ銘柄の中にはPFE(ファイザー)+2.39%、LOW(ロウズ)+2.03%など上昇した銘柄もあった一方で、PG(プロクター&ギャンブル)▲0.79%、CVX(シェブロン)▲0.96%、KO(コカ・コーラ)▲0.43%など下げている銘柄もありました。

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金融株も弱かったわね!

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち8セクターが上昇3セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・情報技術…+2.13%
・一般消費財…+1.56%
・通信…+1.06%
・資本財…+0.7%
・ヘルスケア…+0.42%
・素材…+0.08%
・生活必需品…+0.04%
・不動産…+0.01%
・公益事業…▲0.17%
・金融…▲0.22%
・エネルギー…▲1.04%

大型株がけん引した上位3セクターは、1%以上も上げており今年の上昇常連組ですね。

一方で、いつものようにエネルギーセクターは弱く1%以上の下げとなりました。

今年の相場は大きく上げていますが、マイナスパフォーマンスのセクターもあります。

インデックス1本で投資をするでも良いのですが、セクターETFで相場のうねりを拾っていく投資ができると、資産形成のスピードは上がりそうですね。

リッヒ
リッヒ

上位セクターがいつ転落するか
わからんけどな

10ヶ月ぶりに高値更新したS&P500

昨日のS&P500は大きく上昇して、終値では4,338まで上げています。

直近1年の週足チャートを眺めると、S&P500は昨年8月につけた高値を更新してきました。

このまま順調に上がり続けることは難しいと考えていますが、次は昨年3月につけた高値の4,500を目指す展開です。

すでに年初来で+13%も上昇しているS&P500ですが、年末予想を4,500と発表しているアナリストもいます。

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まだまだ上がって欲しいわね!

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

CPIは利上げ停止に十分な理由になるのか

日本時間の13日21:30には米消費者物価指数(CPI)の発表がありますが、利上げ停止に十分な理由となる水準にまで低下しているのかに注目が集まっています。

すでに発表されている市場予想通りであれば、政策金利はすでにターミナルレートに達していると考えても良いのかも知れません。

5月消費者物価指数(CPI)

【総合CPI】
〈前年比〉
・結果…???%(予想…4.1%)
・前回…4.9%
〈前月比〉
・結果…???%(予想…0.2%)
・前回…0.4%
【コアCPI】
〈前年比〉
・結果…???%(予想…5.3%)
・前回…5.5%
〈前月比〉
・結果…???%(予想…0.4%)
・前回…0.4%

FRBが注目しているコアCPIですが、もしも市場予想通りに5.3以下に低下しているようなら、これ以上の利上げをする必要もなさそうですね。

ここ
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逆に予想よりも上振れしてたら
株価は急落するかも知れないわね!

ヘッジファンド株高観測強める

米国市場が堅調に上昇を続けていることを背景に、ヘッジファンドを中心とする大口投機家はショートポジションを減らしているようです。

すでに多くのショートポジションが買い戻される中で、上昇懸念を恐れるヘッジファンドがポジション整理するようであれば、さらに株価は踏み上げられるかも知れません。

リッヒ
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FOMC次第やろうな

米委員会がマイクロソフトによる買収を差し止め要求

米連邦取引委員会はマイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの買収を阻止するために、連邦裁判所に差し止めを求めました。

アクティビジョン買収は欧州でも反トラスト法当局から厳しい精査を受けていますが、買収計画の成功か否かによってマイクロソフトの株価への影響は非常に大きなものになると予想されます。

ここ
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ここ屋はマイクロソフトの
更なる成長を信じているわよ!

6月の注目イベントについて

6月も重要な経済指標が続きますので、スケジュールを確認しておきましょう。

6月の注目イベント

*6/13 消費者物価指数(CPI)
・6/14 生産者物価指数(PPI)
*6/13~14 FOMC
・6/15 小売売上高
・6/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・6/15 フィラデルフィア連銀景気指数
・6/16 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・6/27 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・6/30 PCEデフレーター
・6/30 シカゴ購買部協会景気指数(PMI)

今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。

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まとめ

【楽観広がる米国市場は続伸】10ヶ月ぶりの高値を更新したS&P500をまとめます。

まとめ

【6/12の米国市場の値動き】
・S&P500…+0.93%
・ダウ…+0.56%
・NASDAQ…+1.53%
・長期金利は3.743と変わらず
【経済トピックス】
・CPIは利上げ停止に十分な理由になるのか
・ヘッジファンド株高観測強める
・米委員会がマイクロソフトによる買収を差し止め要求

今週はじめの米国市場は大きく上昇しました。

今夜には消費者物価指数(CPI)の発表を控えていますが、それでも投資家には楽観が広がっているようです。

誰もが楽観している市場では、足元をすくわれやすいと警戒していた方が大ケガをすることはありません。

とはいえ、このままスルスルと市場が上昇するようだと機会損失にもなってしまいます。

やはりタイミングを見計らうよりは、常につみたて投資をしていることが吉なのかも知れませんね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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