⇩クリックでランキングの応援をしてください。
(応援してくれるみなさん、いつもありがとうございます。)
昨日の米国市場は大きく下落してしまうと思わせるニュースがありましたが、日中の買い戻しにより下落幅を縮小させました。
生産者物価指数(PPI)や小売売上高の発表があり、経済の失速が利下げ観測を高めているようです。
一方で、クレディ・スイスが兼ねてからの不祥事に懸念がありましたが、とうとう破綻の危機にまで差し迫っています。
世界的メガバンクが破綻に追い込まれるほど、金融システムの懸念が高まっているんですね。
それでは3/15の米国市場を振り返り【クレディ・スイスショックは限定的】下落幅を縮小させた米国市場について解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
3/15 米国市場の値動き
昨日の米国市場は前日の上昇から一転して下落となりました。
生産者物価指数(PPI)など重要な経済指標の発表がありましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
マイナスを回復させた米主要3指数
昨日の米国市場は日中大きく下落するも、下落幅を回復させた1日となりました。
・S&P500…▲0.7%
・ダウ…▲0.87%
・NASDAQ…+0.05%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
日中には何度か買戻しが入り、引けにかけて大きく上昇していきました。
ナスダックが強かったわね!
全体的に下落していますが、大型株の下落は比較的限定的なモノとなりました。
ハイパーグロース株はまちまちよ!
急落した長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.685から3.462に低下しました。
前日は少しリバウンドしていた長期金利ですが、昨日は再び下落に転じています。
経済指標の発表や地銀の破綻など債券市場を取り巻く環境は複雑ですが、債券投資家は買い向かっているようです。
1月の水準にまで下げたな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、セクターによって明暗が分かれたように見えます。
エネルギーはガタガタね!
大型株やテック系などはそれなりにプラスの銘柄が散見されます。
特に通信セクターはGOOGL(グーグル)+2.44%、NFLX(ネットフリックス)+3.0%、META(メタ)+1.92%など大きく上昇した1日となりました。
また、生活必需品やヘルスケアなどのディフェンシブ銘柄もしっかり上昇していますが、金融、素材、資本財あたりは3%以上の下落をした銘柄も多かったようです。
中でもエネルギー銘柄は急落していますね。原油在庫のダブつきが原因のようですが、エネルギー銘柄が反転する日はいつになるのでしょうか。
一方で、弱い小売りが発表されたにも関わらず、WMT(ウォルマート)+1.11%、PEP(ペプシコ)+1.79%、PG(プロクター&ギャンブル)+1.42%など生活必需品銘柄が上昇していましたね。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち3セクターが上昇、8セクターが下落した1日となりました。
・通信…+1.23%
・公益事業…+0.71%
・生活必需品…+0.2%
・情報技術…▲0.34%
・ヘルスケア…▲0.36%
・不動産…▲0.38%
・一般消費財…▲0.9%
・資本財…▲2.31%
・金融…▲2.56%
・素材…▲3.73%
・エネルギー…▲5.17%
通信セクターだけが1%を超える大きな上昇をしており、公益事業や生活必需品も何とかプラスをキープしました。
通信セクターは年初来で10%高や
それ以外のセクターは下落した1日となりましたが、特にエネルギーセクターは▲5%を超える急落を見せました。
世界的な供給過多によって原油在庫のダブつきが原油価格を押し下げているようです。
エネルギーは1ヶ月で▲13%下落よ!
前途多難のS&P500
昨日のS&P500は下落したことで、終値では3,892まで下げています。
前日は大きく上昇したのですが、昨日は再び下落に転じています。米国市場は前途多難ですね。
先日の記事にも書いたのですが、S&P500が上昇していくためには多くのレジスタンスを突破する必要があるため、相当明るいニュースがないと厳しいかも知れませんね。
やはり政策金利ね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
株価急落するクレディ・スイスは誰も救えない?
クレディ・スイス株は一時31%安を記録するなど急落していますが、筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンクですら追加投資をすることはないと語っています。
同行の株価は1日で24%安となり過去最大の下落率を記録、同時に上場来安値も更新しいおり、クレディ・スイス社債の保証コストは2008年の金融危機と同様な水準に上昇しています。
クレディ・スイスは株価と社債価格の急落を受けて、スイス国立銀行に対して同行を支援する姿勢を公に示して欲しいと求めましたが、『クレディ・スイスの規模が大きすぎて救える機関はない』とアナリストは語っています。
一方で、米大手銀行はエクスポージャー管理をしているため、クレディ・スイスから生じるリスクは限定的となりそうです。
減少に転じた小売売上高
昨日発表された2月の小売売上高は減少に転じ、根強いインフレと米利上げが消費需要に重くのしかかりはじめたことを示しました。
13カテゴリーのうち家具や百貨店など8つで減少しており、唯一のサービス分野である飲食店は2.2%減と過去1年で最も大きく減少しています。
予想外に低下した生産者物価指数(PPI)
2月の生産者物価指数(PPI)の発表がありましたが、予想外に低下して米経済の一部で物価圧力が和らぎつつあることが示唆されました。
財とサービス両方の価格が下落していますが、財の下落は鶏卵のコスト低下によるもので、サービス価格の抑制には機械や自動車の低下が影響しているとのこと。
消費者物価指数(CPI)の先行指標ともなり得る生産者物価指数(PPI)ですから、インフレ抑制が順調に進んでいることを示唆するとともに、米経済が冷え込みはじめたことを懸念する結果となりました。
予想外にロシア増産で石油が供給過剰
世界の石油市場が供給過剰が進んでおり、原油価格が急落しています。
ロシアの生産が予想に反して増える一方で、需要の持ち直しが鈍いことが影響しているようです。
石油需要の伸びは上向くと見込まれていましたが、長引くリセッション懸念によって迷が続いているため石油在庫は1年半ぶりの高水準に達しています。
エネルギー銘柄が急落しとるな
3月の注目イベントについて
3月も重要な経済指標の発表が続きますので、相場に大きな影響を与えそうなイベントをピックアップしておきます。
来週はいよいよFOMCやな
まとめ
【クレディ・スイスショックは限定的】下落幅を縮小させた米国市場をまとめます。
現在の米国市場は経済指標の影響よりも、クレディ・スイスを含めた金融システムへの懸念によって揺れ動いています。
リーマンショックのような連鎖倒産さえなければ、リセッションが起こることはないと考えていますが、一時的な下落要因であってほしいですね。
来週に目を向けると3月のFOMCが控えており、政策金利の引き上げ率に注目が集まっています。
つい1週間前までは0.5%の利上げが有力視されていましたが、現在は利上げストップの予想まであります。
どちらにせよ米国の政策金利は近々下がっていくメインシナリオであることには変わりありませんので、長期的には今が買い場なのかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
記事が良かったと思ったら⇩クリックしてもらえると励みになります
SBI証券の新サービス『クレカ積立』でお得にポイントがもらえるサービスです。
SBI証券『クレカ積立』について詳しくはこちら
通常の申し込みページよりもお得な『+15%の紹介特典』がもらえるURLです。
ビットコインと言えば500円から仮想通貨が買えるコインチェック!
このリンクから会員登録すると、もれなく1,000円プレゼントされます!
*紹介URLをクリックして表示されたページから、別のページに移動してしまうと、報酬対象外になります。
コメント