【1/31 注目の決算発表9銘柄】株価変動と気になる今後の展望

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昨日の米国市場はナスダックを中心に、大きな上昇となりました。

重要な企業決算が発表され、市場が織り込んだ結果でしょうか。

それでは早速【1/31 注目企業の決算発表9銘柄】株価変動と気になる今後の展望について解説していきます。

マーケットの振り返りは、こちらの記事で詳しく解説しています。

注目の決算発表

昨日も市場に影響のありそうな企業決算がありましたので、決算結果について見ていきたいと思います。

1/31（火）
・XOM（エクソン・モービル）
・CAT（キャタピラー）
・MCD（マクドナルド）
・PFE（ファイザー）
・GM（ゼネラルモーターズ）
・SPOT（スポティファイ）
・AMD（ｱﾄﾞﾊﾞﾝｽﾄ･ﾏｲｸﾛ･ﾃﾞﾊﾞｲｼｽﾞ）
・AMGN（アムジェン）
・UPS（ユナイテッド･パーセル）

XOM（エクソン・モービル）のQ4決算

国際的な石油会社のひとつであるXOM（エクソン・モービル）の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが売上高をミスしました。

プレで決算発表のあったエクソン・モービルの株価は+2.16%の上昇をしました。

昨年は通期で過去最高益を達成したのにもかかわらず、自社株買いの発表もないことから失望売りが予想されましたが、場中には株価が上昇しています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年の夏から右肩上がりで上昇していることがわかります。

エクソン・モービルの株価は、昨年9月のボトムから+38%の上昇をしています。

現在の株価は200日移動平均線の上にありMACDも上昇トレンドに入っているため、チャート的には非常に強い状況ですが、石油株は少し買われすぎなのかも知れないと考えています。

CAT（キャタピラー）のQ4決算

建設機械や大型エンジンの米国大手メーカーのCAT（キャタピラー）の決算は、売上高はコンセンサス予想を上回りましたがEPSをミスしました。

プレで決算発表のあったキャタピラーの株価は+3.52％の下落をしました。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、非常にきれいな上昇をしていることがわかります。

昨年9月のボトムから+55%も上昇しており、現在のキャタピラーの株価は50日、200日移動平均線の上にあります。

しかし、昨日の下落により年初来リターンは+5%にまで上昇幅を縮小してしまいました。

MCD（マクドナルド）のQ4決算

みなさんご存知の大手ファストフード・チェーンMCD（マクドナルド）の決算は、売上高もEPSもコンセンサス予想を上回りました。

プレで決算発表のあったマクドナルドの株価は▲1.29％の下落をしました。

決算の内容を見る限り、株価が下落するような要因は見当たりませんでしたから、ホールド継続でいいと思います。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、前回決算で株価が跳ねた後にレンジを形成しています。

マクドナルドの株価は50日移動平均線を試す展開でしたが、昨日の決算結果を受けて少し下落しています。

PFE（ファイザー）のQ4決算

米国の大手医薬品メーカーPFE（ファイザー）の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが売上高をミスしました。

プレで決算発表のあったファイザーの株価は、ガイダンスミスもありましたが+1.40％の上昇をしました。

コロナ関連事業が減速し、ワクチン売り上げは前年比64％減、経口治療薬は58％減となる見通し。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、現在のヘルスケア特有の悪いチャートをしていますね。

昨年10月から12月にかけて+30%の上昇をしましたが、そこから1ヶ月半で▲20%の急落をしています。

現在のファイザーの株価は、200日移動平均線のはるか下に沈みMACDも下落トレンドを示しています。

GM（ゼネラルモーターズ）のQ4決算

米国の大手自動車メーカーのGM（ゼネラルモーターズ）の決算は、売上高もEPSもコンセンサス予想を上回りました。

プレで決算発表のあったゼネラルモーターズの株価は+8.35％の上昇をしました。

ゼネラルモーターズは23年について、生産台数の増加が業績を加速させるとの見通しを発表しています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、中期的にレンジ相場を形成していることがわかります。

現在のゼネラルモーターズの株価は、50日と200日移動平均線を試す展開が続いていましたが、昨日の決算発表で窓を開けての上昇をしました。

上値抵抗線をブレイクアウトできれば、もう一段高を目指すことができそうですね。

SPOT（スポティファイ）のQ4決算

音楽ストリーミング・プロバイダーのSPOT（スポティファイ）の決算は、売上高もEPSもコンセンサス予想を下回りました。

プレで決算発表のあったスポティファイの株価は+12.72％の爆上げをしました。

決算の数字だけを見ると株価が爆上げする要素はないのですが、新規会員数の伸びが好感されたようです。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年12月から上昇トレンドに転換していることがわかります。

昨年1年で▲66%も下落していたスポティファイの株価は、12月のボトムから+55%の上昇をしています。

昨日の上げは出来高も伴っていますので、今後もグイグイ上昇していけるのではないかと考えています。

AMD（アドバンスト・マイクロ・デバイシズ）のQ4決算

米国の半導体メーカー大手のAMD（アドバンスト・マイクロ・デバイシズ）の決算は、売上高もEPSもコンセンサス予想を上回りました。

アフターで決算発表のあったアドバンスト・マイクロ・デバイシズの株価は、時間外で+1.41％の上昇をしました。

パソコン用半導体の需要が低迷する一方で、収益性の高いサーバー向け半導体需要が伸びていることが好感されました。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年10月から反転上昇していることがわかります。

現在のアドバンスト・マイクロ・デバイシズの株価は、50日移動平均線の上にあり、200日移動平均線を試す展開です。

半導体銘柄はこれまで大きく上昇していましたが、今後も需給バランスを考えると見通しは明るいかと考えています。

AMGN（アムジェン）のQ4決算

バイオ医薬品メーカーのAMGN（アムジェン）の決算は、売上高はコンセンサス予想を上回りましたが、EPSは予想通りでした。

アフターで決算発表のあったアムジェンの株価は、時間外で▲0.42%の下落をしました。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年一度跳ねた株価が垂れていることがわかります。

現在のアムジェンの株価は、200日移動平均線も下抜けしてしまいMACDも下落トレンドにあるので、今すぐのエントリーはオススメできないかも知れません。

UPS（ユナイテッド･パーセル）のQ4決算

米国内外で宅配サービスを展開するUPS（ユナイテッド･パーセル）の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが売上高をミスしました。

プレで決算発表のあったユナイテッド･パーセルの株価は+4.67％の上昇をしました。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、三角持ち合いを上抜けしたことがわかります。

現在のユナイテッド･パーセルの株価は50日と200日移動平均線が均衡しており、昨日の決算結果を受けて上にブレイクアウトしました。

今週の注目決算

今週はさらに決算が本格化します。

メガテック企業の決算発表もありますので、注目決算のスケジュールを確認しておきましょう。

まとめ

【1/31 注目企業の決算発表9銘柄】株価変動と気になる今後の展望をまとめます。

マイクロ経済が不安定な中で企業の価値を決めるのは、やはり業績によるところが大きいようです。

今夜にはMETA（メタ・プラットフォームズ）を中心に注目の決算発表が続きます。

自分の資産を預けるのであれば、保有銘柄の決算発表はしっかりと確認しておきたいところです。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

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