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昨日のS&P500はわずかに下落したことで、3日連続の上昇とはいきませんでした。
企業決算が本格化しており、アフターでマイクロソフトの決算発表がありましたが、株価は予想外の変動をしています。
一方で、ウォール街では今年の米国市場は▲17%も下落すると警告している関係者もいるようです。
それでは1/24の米国市場を振り返り【2023年米国市場は▲17%下落する】マイクロソフトの決算結果は?について解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
1/24米国市場の値動き
昨日の米国市場はわずかに下落しました。
2日間大きく上げてきた分の利確が入ったようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
ダウ上昇、ナス、S&P500はわずかに下落
昨日の米国市場はダウは上昇しましたが、ナスダックとS&P500はわずかに下落しました。
・S&P500…▲0.07%
・ダウ…+0.31%
・NASDAQ…▲0.27%
プレマーケットでは売られていた相場は、マーケットがオープンすると3指数ともに上昇していきました。その後はもみ合いながらも上昇していきましたが、引けにかけて少し下げています。
ナスダックは2日間で+5.11%上昇していましたから、利確が入ってもおかしくない状況でした。
全体的に下落していますが、中型バリューの売り圧力が強かったようです。
ハイパーグロース株も下げたわ!
再び下げはじめた長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.521から3.455に下げました。
1週間ほど上げていた長期金利ですが、今週になって下げはじめています。
昨年11月あたりから徐々に水準を切り下げている長期金利ですから、今後も下げていく公算が高いと考えています。
3.5挟んだレンジが続きそうやな
ほとんど変わらなかったVIX
昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日の終値19.81から19.20に低下しました。
昨日もVIXと株価が同時に低下するといった不可思議な現象が起きていますが、依然としてVIXは低い水準にあります。
市場にネガティブな要因が広がるようだと、VIXは再び上昇していくと考えます。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上げた銘柄と下げた銘柄は半々といったところです。
規則性はなかったわ!
GOOGL(グーグル)が独占禁止法で提訴されたことにより、▲2.09%と大きく下げています。
他にも、AMZN(アマゾン)▲1.23%、AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)▲2.39%、ENPH(エンフェーズ・エナジー)▲3.93%、OXY(オキシデンタル・ペトロリウム)▲3.11%あたりが大きく下落しています。
一方で、上昇した銘柄もありましたが、株価を大きく上げた銘柄数はわずかでした。
大型株のマイクロソフトの決算発表をアフターに控えて、今後続々と相場に影響を与えそうな企業決算の発表が予定されていますから、投資家も買い控えしてるといった印象でした。
MSFTの決算結果は
記事の後半で解説しとるで
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち6セクターが上昇、5セクターが下落した1日となりました。
・公益事業…+0.55%
・素材…+0.48%
・資本財…+0.45%
・生活必需品…+0.3%
・不動産…+0.18%
・金融…+0.07%
・一般消費財…▲0.28%
・情報技術…▲0.29%
・エネルギー…▲0.41%
・ヘルスケア…▲0.66%
・通信…▲0.96%
前日までの上昇相場とは順位がまるで逆転しています。
堅調だった通信セクターや一般消費財、情報技術などはパフォーマンスが劣後しており、逆に軟調だった公益事業や素材、生活必需品セクターといったところが上昇しています。
この結果を見ても、2日間の上昇の巻き戻しが入っただけと考えるのが妥当でしょう。
相場が良ければシクリカルが上昇するわよ!
ダウントレンドを突破したS&P500
昨日のS&P500はわずかに下落して、終値では4,016にまで下げています。
昨年1年かけて続いてきたダウントレンドの上限を2日連続で上抜けしていますので、突破したと考えても良さそうです。
現在の株価も200日移動平均線の上にありますので、明日以降の相場でしっかりと上抜けできるかを確認したいと思います。
大型株の決算次第になりそうね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
米企業活動が7ヶ月連続の縮小に
米国の企業活動を測る指数となる総合購買担当者指数(PMI)速報値は、活動が縮小に向かっていることを示唆しました。
1月のサービス業PMIは46.6と前月から1.6ポイント上昇しているものの、7ヶ月連続で50を切りました。(50は活動の拡大、縮小の分岐点)
企業は物価高と金利上昇の影響を心配しており、供給と労働者不足への懸念は依然として高いようです。
NY証券取引所がシステム障害
昨日のニューヨーク証券取引所では、取引開始時に多数の大型株がシステム上の問題により、一時的に取引停止といった異例の事態が起きました。
影響を受けた250以上の銘柄を公表していますが、これによって昨日の相場に少なからず影響があったとも考えられます。
S&P500は今年▲17%下落すると警告
米資産運用会社GMOの共同創業者ジェレミー・グランサム氏は、S&P500は今年▲17%下落すると投資家に警告しています。
米国株のバブル崩壊はまだ当分終わらないとする論文を発表したグランサム氏ですが、2023年末までにS&P500は3,200にまで下落するとなると、年初来では▲17%、現在からは▲20%の下落となります。
絶対ハズレて欲しい予想やわ
今後10年の相場のけん引は新興国
投資銀行のモルガンスタンレーは、新興国市場の株式が今後10年の勝者になると見込んでいます。
先週までに新興市場の債券と株式には記録上最大の資金流入しており、特にインドなどの経済は米経済より高い成長に向かうとの見方を示しています。
インドは人口増加している上に産業の発展が著しい新興国です。中国と違って政府も経済成長には積極的な姿勢を見せています。
これまでは先進国の工場などが中国に集中していましたが、今後アップルをはじめとするビックテックはインドに目線を向けているようです。
今月の注目イベントについて
今後も重要な経済指標の発表をはじめ、米国市場に大きな影響を与えそうなイベントが目白押しです。
1月もまだ経済指標の発表が続きます。今後も注目イベントについてはウォッチしていきたいと思います。
注目の決算発表
昨日も市場に影響のありそうな企業決算がありましたので、決算結果について見ていきたいと思います。
1/24(火)
【プレ】
・JNJ(ジョンソン&ジョンソン)
・VZ(ベライゾン)
・GE(ゼネラルエレクトリック)
・MMM(3M)
・LMT(ロッキードマーチン)
【アフター】
・MSFT(マイクロソフト)
・DHR(ダナハー)
・TXN(テキサス・インスツルメンツ)
MSFT(マイクロソフト)のQ2決算
米国のソフトウエア大手であるMSFT(マイクロソフト)の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが、売上高をミスしました。
アフターで決算発表のあったマイクロソフトの株価は、引け後の相場では一時+4%高と上昇しましたが、最終的には▲1.01%下落しました。
売り上げは前年比でわずか+2%しか成長しておらず、来期の売り上げ不振の見通しを発表したことが投資家に嫌気されたようです。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、まだダウントレンドの中におり50日移動平均線を試す展開が続いています。
マイクロソフトの株価は、2021年12月から2022年11月にかけて▲37%も下落してしまいました。
現在はボトムから13%ほど上昇していますが、MACDもゴールデンクロスを発生させていますから、今後の上昇が期待できそうです。
だてに何十年もトップ10に君臨してないわよ!
JNJ(ジョンソン&ジョンソン)のQ4決算
ヘルスケア製品メーカー最大手のJNJ(ジョンソン&ジョンソン)の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが売上高をミスしました。
プレで決算発表のあったジョンソン&ジョンソンの株価は、売上高ガイダンスもミスしましたが場中で株価が動くことはありませんでした。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、今年に入って株価が急落しています。
昨年10月の安値から年初にかけて+12.5%ほど上昇していましたが、年初からは▲5%近く下落しています。(昨日の大きな陰線がついているのはNY証券取引所のシステムエラーです)
ジョンソン&ジョンソンの現在の株価は、50日と200日移動平均線を下に抜けてしまい非常に悪いチャート形状をしています。
エントリーするならもう少し後ね!
DHR(ダナハー)のQ4決算
米国の医療機器メーカー大手のDHR(ダナハー)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。
アフターで決算発表のあったダナハーの株価は、好決算にもかかわらず時間外で▲0.21%下落しました。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、三角持ち合いを形成しながら下値を切り上げています。
現在のダナハーの株価は昨年11月の安値から12%ほど上昇しており、50日移動平均線が200日を上抜けするゴールデンクロスも発生しています。MACDも上昇トレンド入りしており、今後も期待できそうなチャートをしています。
もう爆上げ準備完了ね!
VZ(ベライゾン)のQ4決算
米通信大手のVZ(ベライゾン)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。
プレで決算発表のあったベライゾンの株価は、EPSガイダンスのミスをしましたが場中で+1.99%上昇しました。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年12月には一旦上昇を見せましたが今年に入り下落しています。
年初来の上昇を吐き出す結果となったベライゾンですが、現在の配当金は6.5%を超えていますので押し目買いのチャンスとも言えそうです。
もう少し下げたら大チャンスよ!
TXN(テキサス・インスツルメンツ)のQ4決算
米半導体メーカーのTXN(テキサス・インスツルメンツ)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。
アフターで決算発表のあったテキサス・インスツルメンツの株価は、時間外で▲0.31%下落しています。
直近6ヶ月の株価チャートを見ると、下値を切り上げていることがわかります。
半導体セクターそのものが昨年10月にボトムをつけて上昇トレンドに入っており、テキサス・インスツルメンツの株価も+20%ほど上昇しています。
半導体は全面高よ!
その他注目の決算発表
他にも注目決算がありましたので、簡単な決算結果と株価変動を残しておきます。
今週の注目決算
今週も米国市場では注目の決算発表が続きます。重要と思われる決算についてピックアップしましたので、スケジュールの確認をしておきましょう。
1/25(水)
・TSLA(テスラ)
・ABT(アボット・ラボラトリーズ)
・NEE(ネクステラ・エナジー)
・T(AT&T)
・IBM(アイビーエム)
・BA(ボーイング)
1/26(木)
・V(ビザ)
・MA(マスターカード)
・CMCSA(コムキャスト)
・INTC(インテル)
1/27(金)
・CVX(シェブロン)
・AXP(アメリカン・エキスプレス)
・CHTR(チャーター・コミュニケーションズ)
明日はいよいよテスラやボーイングなどの決算発表があります。他にも注目の大手企業の決算がありますので、今後も引き続き注目決算についてはウォッチしていきたいと思います。
まとめ
【2023年米国市場は▲17%下落する】マイクロソフトの決算結果は?をまとめます。
昨日の米国市場はダウは上昇、ナスダックとS&P500は下落となりました。
昨日のアフターでマイクロソフトの決算発表があり、おおむね好決算と評価されたことで一時は3%の上昇を見せた株価でしたが、アフターマーケットが閉まるころには▲1%の下落となりました。
今夜の相場にどのような影響を与えるのかまだわかりませんが、米国市場がブレイクアウトするには残りの大手企業の決算結果にかかっていることは間違いありません。
明日の明け方にはテスラの決算発表があり、来週にはGAFAの決算発表が控えています。
1月には大きな上昇を見せている米国市場ですが、2023年はどんな年になるんでしょうかね?
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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