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こんにちは!
連日で買い増しをした
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
昨日の米国市場は大幅な下落となりました。前日のFOMCは無事に通過したように見えたのですが、時間差で大きな影を落としています。
市場予想通りの0.5%利上げよりも、ターミナルレートの引き上げ見通しや利下げ開始時期が遅れそうなことが、投資家心理に嫌気されたようです。
昨日の記事でも『FRBと市場とで溝が深まる状況』とお伝えしましたが、やはり市場もその溝を埋めに来たといったところでしょうか。
すでにインフレはピークアウトして、利上げの減速がはじまった米国市場において、投資家の注目はリセッション懸念に移ってきているようです。
それでは12/15の米国市場を振り返り【次の下落要因は〇〇だ!】FOMC受けて時間差で下落した米国市場について解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
12/15米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落しました。FOMCの結果が市場に時間差で影響を与えたようです。
他にも経済指標の発表がありましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
大きく下落した米主要3指数
昨日の米国市場は、3指数そろって大きく下落しました。
・S&P500…▲2.49%
・ダウ…▲2.25%
・NASDAQ…▲3.23%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしてもズルズル安と下がっていきました。引けにかけて多少の回復は見せたものの、ナスダックを中心に大きく下落した1日となりました。
全体的に下落していますが、大型グロース株に売り圧力が集まりました。
ハイパーグロース株もボロボロね!
わずかに低下した長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の3.479から3.459に低下しました。
株式市場に比べて、債券市場の値動きはマイルドなモノとなりました。株式から資金が抜けたのに対して、債券トレーダーはそこまでリスク回避することはありませんでしたね。
やはり10年債利回りは、今後も3.5付近でレンジを形成すると考えています。
リセッション入りするまでは
4%に戻ることはないかも知れんな
急騰したVIX
昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日の21.14から22.83に急騰しました。
こちらもFOMCの1日後に急騰しており、謎の時間差が発生しました。前日の終値よりも8%ほど上昇していますが、今後もVIX高、株安が続く公算が高まりました。
クリスマスラリーは来ないんかいな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が急落したことがわかります。
テスラちゃんは謎のリバウンドね!
ほとんどの銘柄が大きく急落する中で、TSLA(テスラ)が+0.56%と謎のリバウンドをしました。今週に入り3日間で▲13%も急落してきたことで、多少の買い戻しが入ったようです。どうやらCEOのイーロンマスクがまた株を売却していたようです。
テスラ特有のリスクやな
一方で、下落銘柄を数えればキリがないのですが、メガテックは特に急落が目立ちました。
12月に入ってからの下落を取り戻そうと上昇してきた株価は、再び大きく沈んでいきそうですね。特にGAFAMの中でも何とか耐え忍んできたアップルですが、このところの急落が止まらず年初来安値付近まで落としています。
チャートは3角持ち合いを形成しているところですから、上にブレイクアウトできれば短期的に大幅なリバウンドを取れるかも知れません。
長期投資家は買い増しのチャンスね!
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクター全てが下落した1日となりました。
・エネルギー…▲0.67%
・不動産…▲1.45%
・公益事業…▲1.47%
・生活必需品…▲1.69%
・ヘルスケア…▲1.88%
・一般消費財…▲2.12%
・金融…▲2.16%
・資本財…▲2.51%
・素材…▲2.75%
・情報技術…▲3.8%
・通信…▲3.81%
原油価格の反発を受けて、エネルギーセクターだけは何とか小幅下落で耐えています。その他は▲1%以上の下落をしており、ハイテク、通信に関しては▲3%を超える大幅下落をしてしまいました。
ヘルスケアと生活必需品が何とかプラス域で踏みとどまりましした。特に前日まで続伸していたエネルギーセクターが大きく反落しています。
それにしてもFOMCの後で、そこまで大きな値動きのなかった米国市場は今後上昇していく期待を持たせてくれます。
直近1ヶ月ではエネルギーが
ダントツでパフォーマンスが悪いわ!
年初来の下落トレンドに戻ったS&P500
昨日のS&P500は大きく下落したことで、年初来から続く下落トレンドに戻ってしまったようです。
終値では3,895まで下がってしまったS&P500ですが、上昇と下落をくりかえしながら中期的な下落トレンドを形成しています。
CPIの発表ではインフレの鈍化が確認されて、FOMC次第ではブレイクアウトも期待できたのですが、FRBのタカ派意見により株価は抑え込まれてしまいました。
今後も下落が続くようなら、2023年1月末までには3,350をターゲットに下落していく公算が高まりました。
今からまだ▲14%もダウンサイドがあるわね!
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
予想を下回った11月の小売売上高
昨日は11月の小売売上高の発表がありましたが、市場予想を下回る弱い数字がでました。記録的なインフレと利上げが個人消費に大きな影響を与えているようです。
家具などの消費財が▲2.6%、自動車・自動車部品が▲2.3%、インターネット通販が▲0.9%と減少している一方で、外食が+0.9%、食品が+0.8%と増加しました。
モノからサービスへの消費移行が見られる背景には、クレジットカードなどのローン金利の上昇が影響しているようです。今後も一段と消費は縮小していき、景気還俗の懸念は高まっていきそうです。
改善が見えたフィラデルフィア連銀景気指数
昨日発表された12月のフィラデルフィア連銀景気指数は、予想を下回りましたが前月と比較して改善が見えたようです。
改善といっても前月の▲19.4から12月は▲13.8に戻しただけで、大きなマイナスであることには変わりありません。4ヶ月連続でマイナスとなった同指数ですが、わずかでも回復したことからインフレ圧力の緩和が期待されています。
再びマイナスとなったニューヨーク連銀製造業景気指数
昨日発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数は再びマイナスに落ち込みました。
前回の+4.5に対して大幅な落ち込みとなった同指数ですが、回復が期待されていただけに市場に対する影響は大きかったようです。
今月の注目イベントについて
今月も重要な経済指標の発表をはじめ、米国市場に大きな影響を与えそうなイベントが目白押しです。
ビックイベントを終えた米国市場ですが、今後も注目イベントについてはウォッチしていきたいと思います。
まとめ
【次の下落要因は〇〇だ!】FOMC受けて時間差で下落した米国市場をまとめます。
昨日の米国市場は大きく下落しましたが、FOMCの影響が時間差でやってきたと言えそうです。
インフレ圧力も順調に弱まってきており利上げの減速も見えはじめたのに、株価が下落しているところを見ると、市場はリセッション懸念を織り込みはじめたと考えられそうです。
2023年の後半には株価が上昇すると考えている投資家も多いようですが、少しずつ買い向かってもいい時期に差し掛かっているのかも知れません。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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