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こんにちは!
億り人の背中が遠のいていく
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
昨日の米国市場は前日に続き下落したことで、S&P500指数は1ヶ月以上前の水準にまで低下しました。
経済にとって強い指標が発表されたことを受けて、さらに利上げ観測が高まったようです。
一方で、今週からQT(量的引き締め)が最大化して950億ドルが債券市場から引き上げられていきます。
どこをとっても株式市場には厳しい状況ですから、相場を楽観視するには早いかも知れません。
それでは8/30の米国市場を振り返り【利上げ後押しで株価は下落】FFレートはどこまで上がるのか?について解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースと
利上げ観測について解説してるで
8/30米国市場の値動き
昨日の米国市場は、前日に続いて下落しました。
足元の米経済はまだ強いようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
買い支えのない米主要3指数
昨日の米国市場は、前日に続き3指数揃って下落しました。
・S&P500…▲1.08%
・ダウ…▲0.96%
・NASDAQ…▲1.11%
プレマーケットでは買われていた相場も、マーケットがオープンすると急落していきました。
その後はヨコヨコするも買い支えなく低下しています。
ジャクソンホール会合が始まる前からの悪い流れは断ち切れそうにないようです。
今週は下げ続けそうやな
全面的に1%以上下落した相場でしたが、大型株の下げ幅は比較的限定的だったようです。
ハイパーグロース株はまちまちだったわ!
クラウドストライクは昨日、完璧な決算を発表していますので株価は上昇しています。
変動のなかった長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の水準からほとんど変動しませんでした。
市場がオープンすると一時は3.144にまで上昇した10年債利回りでしたが、終値では前日とほぼ同水準の3.112となりました。
一方で、2年債利回りは急騰しています。
昨夜の2年債利回りは3.49に近付く水準にまで高騰しており、逆イールドカーブがさらに進行しています。
前日と変わらなかったVIX
昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日と変わらぬ水準となりました。
(いつものグーグル版が更新されていませんでしたので他から引用しています。)
26.21は決して低い水準ではありませんが、高すぎるといったものでもありません。
株価が下落していると言ってもVIXがこの程度だと、あく抜けするには程遠いといったところでしょうか。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、幅広い銘柄が下落したことがわかります。
こんなヒートマップ見飽きたわね!
TSLA(テスラ)▲2.5%、NVDA(エヌビディア)▲2.11%と大きく下げる弱い相場の中で、BAC(バンクオブアメリカ)+0.56%、WFC(ウェルズファーゴ)+0.5%など銀行株がプラスのパフォーマンスを見せていました。
一方で、原油の急落を受けてエネルギー株は大きく値を下げました。
エネルギーETFのXLEは▲3.4%下落や
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクター全てが下落した1日となりました。
・金融…▲0.55%
・通信…▲0.73%
・ヘルスケア…▲0.86%
・生活必需品…▲0.9%
・情報技術…▲0.92%
・一般消費財…▲1.26%
・不動産…▲1.44%
・資本財…▲1.47%
・公益事業…▲1.64%
・素材…▲2.68%
・エネルギー…▲3.7%
このところ好調だったエネルギーセクターですが、原油価格の急落を受けて大きく下落しています。
一方で、ここ数か月のパフォーマンスが軟調だった金融やヘルスケア、通信といったセクターは、下落したと言えども下げ幅は限定的でした。
逆イールドがさらに進んで
金融には厳しいはずなんやけどな
米国市場に影響がありそうなトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
コンファレンスボード消費者信頼感指数
昨日発表されたコンファレンスボード消費者信頼感指数では、市場予想を上回る伸びを見せ米経済がまだ強いことを示唆しました。
米求人件数は予想外に増加して、前月の数字も大幅に上方修正されました。
求人数が多いということは労働市場がひっ迫していることを示していますので、今後もまだ賃金が上昇する公算が高いです。
『雇用は多い』→『経済は強い』→『高い賃金』→『根強いインフレ』→『利上げを後押し』といった図式が成り立つことで、昨日の株価が下落した要因となりました。
日本も賃金上がって欲しいわ
地区連銀総裁はそろって利上げ意思強める
ジャクソンホール会合を終えたばかりの市場ですが、パウエル議長の意思を受けて地区連銀総裁はそろって利上げに対するコメントを残しています。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁を含む3人の地区連銀総裁は、インフレ抑制に向けた利上げ継続を改めて主張しています。
ただし、どの総裁も『インフレの鈍化が見えるまで』とコメントしていることが救いです。
インフレさえ収まれば何とかなるのよ!
FFレートはどこまで上がるのか?
今年3月から開始されたFFレートの引き上げですが、8月現在では2.25-2.5にまで上昇しています。
株価を押し下げる要因となっている利上げですが、このままどこまで上がってしまうのでしょうか?
9月の利上げは0.75%が有力
9月20-21日で開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)ですが、FedWAatchによると75bp(1bp=0.01%)の利上げが有力視されています。
およそ70%が0.75%利上げを指示しており、今のところ9月利上げが0.5%に下がることはなさそうですね。
9月には3.0-3.25にまで上昇するのね
2023年には利下げしない?
7月の米国市場を押し上げてきた要因は『来年には利下げに転じる』といった観測からでした。
ところがジャクソンホール会合でパウエル議長は『インフレ率が2%になるまで利下げは行わない』と断固たる姿勢を崩しませんでした。
これにより市場予想は大きく変わり、2023年に利下げは実施しないことを指示しました。
年末までには3.75-4.0%にまで上昇させたFFレートは、2023年その水準を下げることなくキープさせるといった指示が高いようです。
インフレの鈍化が見られなければそれ以上も
以前、発表されたドットプロットでは2022年には3.4%程度に上昇させ、2023年には3.75%を目指すことが示されました。
ところが今のFRBは、インフレの根本的な抑制が達成されない限りは利下げを行う意思はないようです。
場合によっては4%を超えるFFレートにまで利上げを継続する可能性も十分にあるってことです。
【利上げ後押しで株価は下落】FFレートはどこまで上がるのか? まとめ
【利上げ後押しで株価は下落】FFレートはどこまで上がるのか?をまとめます。
昨日の米国市場は、利上げ観測の高まりにより続落しました。
サマーラリーで上昇してきた分を大きく吐き出してしまったS&P500は、1ヶ月前の水準にまで低下しています。
この先の見通しも暗い米国市場ですが、今は大きく相場を張ることなくコツコツと積立投資を実践したいところです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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