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こんにちは!
今日は海水浴に来ている
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
昨日の米国市場は、ジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演を受けて大きく下落しました。
7月から上昇トレンドにあった相場でしたが、楽観視していた投資家心理を一気に突き落とした1日となりました。
ジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演は、およそ8分間程度だったにもかかわらず市場は10兆円規模の損失となったようです。
それでは8/26の米国市場を振り返り【8分間で10兆円の損失】概ね予想通りの発言でも米国株は大幅下落について解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースと
パウエル議長の講演について解説してるで
8/26米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落したことで、1ヶ月分の上昇を打ち消すこととなりました。
パウエル議長の講演が要因のようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
2週間ぶりに大きく上昇した米主要3指数
昨日の米国市場は大きく下落したことで、1ヶ月前の株価にまで低下してしまいました。
・S&P500…▲3.26%
・ダウ…▲3.03%
・NASDAQ…▲3.92%
マーケットがオープンしても株価は動くことなくパウエル議長の講演を待っていました。
これまではパウエル議長が話をはじめると株価が上昇することが多かったのですが、昨日は一転して終日下落していきました。
ナスダックを中心に3指数ともに3%以上も下落したのは、6月の中旬以来のことですね。
来週にも引きずらなきゃええけど
全面的に下落した相場でしたが、バリューよりグロースの下げ幅が大きかったようです。
ハイパーグロース株もボコられたわ!
アファームは決算ミスも重なり▲20%以上の大暴落となりました。
上がらなかった長期金利
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、大きく売られることがなく上昇しませんでした。
今週に入りすでに3%を上回るまで上げてきた長期金利でしたが、昨日も前日の終値とほぼ変わることはありませんでした。
通常であれば全面リスクオフとなれば債券も売られ長期金利は上昇することになり、もしくは株が売られ債券市場に資金が流入すれば利回りは低下するといった状況となります。
ここまで株式が下落したにもかかわらず債券利回りに変動がないなんて珍しいことですね。
一気に急騰したVIX
昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、株式市場に恐怖感が立ち込めたことで一気に急騰しました。
少し前までは20を切る水準にまで低下していたVIXでしたが、1日で17%以上も高騰しています。
これまで楽観視されてきた株式市場を、一気に方向転換させてしまったようですね。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上半期の暴落期間を思い起こさせる絵面となりました。
悪夢ね!
大半の銘柄が▲3%以上の下落に直面しており、▲5%、▲7%といった銘柄もあります。
エネルギーと公益株の下落は限定的に見えますが、ハイテク関連はボッコボコですね。
特に前日上昇していた半導体銘柄はヒドいもんです。
1日で下げていい幅超えとるやろ
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターすべてが下落した1日となりました。
・エネルギー…▲0.87%
・公益事業…▲1.54%
・不動産…▲2.46%
・生活必需品…▲2.51%
・素材…▲2.63%
・金融…▲2.82%
・ヘルスケア…▲2.9%
・資本財…▲3.38%
・一般消費財…▲3.72%
・通信…▲4.07%
・情報技術…▲4.21%
1日で3%以上も下落したのが4セクターもあり、情報技術セクターと通信セクターは4%以上も下落しています。
弱気相場でのセクターパフォーマンスはこのような順番になることを覚えておくと今後の参考になるかも知れません。
強気相場では真逆の順番やな
米国市場に影響がありそうなトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
PCEデフレータ
7月のPCEデフレータが発表され、前月の上昇から転じて予想を下回りました。
PCEデフレータって何のことや
PCEデフレータとは、米商務省が毎月末に発表している個人消費の物価動向を示す指標のこと。
引用元:大和証券
個人消費支出(Personal Consumption Expenditure)のデフレーターで、名目PCEを実質PCEで割ったものです。消費段階での物価上昇圧力を測る尺度として用いられます。
CEデフレーターから価格変動が激しい
食品とエネルギーを除いたものを
『PCEコアデフレーター』って呼ぶのよ!
物価上昇(インフレ)の指標って
CPI(消費者物価指数)で計るんやないの?
一般的に重要視されるCPIに比べて、PCEデフレータは調査対象となる範囲が広いとされています。
短期間に生じた消費行動の変化について、CPIでは調整が行われないが、PCEデフレータは代替品などによる行動変化を調整しています。
ミシガン大学消費者信頼感指数
26日には8月のミシガン大学消費者信頼感指数が発表されました。
予想を上回り3ヶ月ぶりの高水準となりましたが、米消費者が先行きへの楽観を強めていることを示唆しています。
ガソリン価格の低下が大きいわね!
1年先のインフレ見通しも和らいどる
10兆円を溶かしたパウェル議長の講演
8月25日からはじまったジャクソンホール会合では、世界の各国から経済界の要人が集まりました。
26日には米FRB議長のパウエル氏が講演したのですが、およそ8分間の演説で株式市場から10兆円が失われたようです。
おおよそ予想通りの発言をしたパウェル議長
ジャクソンホール会合でパウェル議長が語った内容は、おおむね予想通りの内容だったにもかかわらず、株式市場は過敏に反応したようです。
中でもネガティブサプライズとなったのは、利下げの時期だったようです。
インフレ抑制のために行っている利上げに対して、市場では『2023年には利下げに転じる』と予想されてきましたが、パウエル議長はこれを否定する立場を取りました。
最近ではインフレの鈍化が見られたことで、来年には利下げに転じるととを予想した市場は株価を押し上げてきました。
ところが、来年中の利下げが否定される趣旨の発言があったことで、S&P500指数は1ヶ月前の水準にまで押し下げられてしまいました。
6月の底値から回復しつつあったS&P500は、再び高値から▲15%にまで低下してしまいました。
8分間で10兆円を溶かしたパウエル議長
ジャクソンホール会合で講演をしたパウェル議長でしたが、市場にとってネガティブサプライズとなったことで市場から多くのお金が失われました。
2ヶ月ぶりの急落となった株式市場ですが、我々個人投資家と違って世界の大富豪はものすごい金額を失ったようです。
ブルームバーグで面白い記事を見つけたので共有しておきます。
こちらの記事によると、世界の資産家は昨日1日で莫大な富を失ったとのこと。
ジェフ・ベゾスは68億ドル、イーロン・マスクは55億ドル、ウォーレン・バフェット27億ドル、ビル・ゲイツ22億ドル、ラリー・ペイジは50億ドルを失い、世界中でおよそ10兆円が失われたようです。
その分はヘッジファンドの
ショートの利益になったのね!
グラフの右側には年初来で失った資産額が表示されていますが、ビリオネアも大変そうですね。
ベゾフさん、年初来で
380億ドル損失って大丈夫やろか
それに比べたわ我々の損失なんてちっぽけなもんですね。(笑)
【8分間で10兆円の損失】概ね予想通りの発言でも米国株は大幅下落 まとめ
【8分間で10兆円の損失】概ね予想通りの発言でも米国株は大幅下落をまとめます。
昨日の米国市場は、ジャクソンホール会合でのパウエル議長の発言を受けて大幅な下落を見せました。
概ね予想通りの発言だったようにも見えましたが、来年の利下げ開始を否定されたことがネガティブサプライズだったようです。
世界のビリオネアは莫大な資産を失っているようですから、我々の損失なんて微々たるものですよね。
今年中に高値に戻ることはなさそうですが、慌てて売却することなく気長に上昇を待ちましょうね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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