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こんにちは!
米国市場を静観している
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
昨日の米国市場は、方向性がつかめずに『様子見』の状況だったように見えました。
現在の相場は『先週は上昇して今週は下落する』といったうねりを繰り返しながらも、大きな下落トレンドをたどっているようですが、いったいいつまで下落が続くのかは誰にもわからないといった状況のようです。
今後はインフレの動向を見守りながらも、FRBによる政策によって変動する株式市場を静観するしかなさそうですね。
昨日は世界の各国で中銀の総裁たちが、現在の経済に対する見解について議論を交わしていました。
世界のお偉いさんですら、これまでの状況とは一変した舵取りに困惑しているようです。
いつになったらインフレという大敵を倒すことができるのでしょうか?
そこで今回の記事は、6/29の米国市場を振り返り中銀首脳に大敵は倒せるのか?スタグフレーションはそこまで来ているについて解説していきます。
記事の後半では下方修正された米GDPと
スタグフレーションについて解説しているで
6/29米国市場の値動き
昨日はほぼ横ばいとなった米国市場ですが、方向性がつかめずに迷い込んでいる様子が見受けられます。
大きな材料はなかったものの、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
先週の上昇を帳消しにする米主要3指数
昨日6/29の米国市場は、前日の反落を受けて3指数ともほぼ横ばいといった値動きでした。
どっちに振れるか迷っているようね!
・S&P500…+0.02%
・ダウ…+0.24%
・NASDAQ…▲0.026%
マーケットオープンより買いと売りが交錯する不透明な相場が続き、引きまで方向性が定まらない1日となりました。
材料切れの指標の発表待ちか?
全体的に相場が下がる中で、大型グロース株は上昇し小型株ほど売られる展開となりました。
ハイパーグロース株も
上がった銘柄も下がった銘柄があるわね!
ジリっと低下いている長期金利
前日よりはわずかに低下した長期金利(米10年債利回り)ですが、ここ数日ジリジリと水準を下げています。
もう少しで3%を切るといった水準まで下げていますが、このまま続落していくのでしょうか?
3%を切ったら株価は上昇するのかしら?
現在の長期金利が下がっている理由は、株式市場から流出した資金が債券市場に入ってきているだけかも知れませんので、金利低下が必ずしも株式に追い風とは言えそうにありませんね。
中立スタンスを見せるVIX
今週のVIX(S&P500恐怖指数)を眺めると、大きく変動することなく中立スタンスを保っているようです。
30を超えれば恐怖が増え、20に近付けば強欲が増していると判断できるのですが、現在のVIXはどちらに揺れ動くのか待機をしているようです。
当面は20まで下がることないか
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500は指数はほぼ横ばいでしたが、ヒートマップを眺めるとセクターによって大きく異なる値動きを見せていたようです。
グラデーションがハッキリしてるわ!
エネルギーや半導体、金融やレジャーは大きく下げている一方で、メガテックやヘルスケアが買われていました。
原油価格の下落によってエネルギー銘柄が売られていますが、エネ株の下落トレンドは当分続くかもしれませんね。
特にクルーズ株は大きな下落を見せましたが、最近はミーム株のようにイジられてしまっていますね。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち9セクターが下落した1日となりました。
・ヘルスケア…+0.72%
・生活必需品…+0.27%
・通信…▲0.03%
・公益事業…▲0.09%
・情報技術…▲0.16%
・一般消費財…▲0.43%
・金融…▲0.53%
・資本財…▲0.6%
・不動産…▲0.83%
・素材…▲0.93%
・エネルギー…▲2.62%
基本的は値動きの大きくない1日でしたが、エネルギーセクターだけは原油価格に影響されやすいため、大きく反落していました。
それでもやはり、インフレに強いセクターは堅調な上昇を見せていますので、今の相場ではヘルスケアセクターへの投資は必須かも知れません。
今後もヘルスケアセクターには注目や
中銀首脳に大敵は倒せるのか?スタグフレーションはそこまで来ている
昨日は大きな経済指標の発表はありませんでしたが、世界各国の中銀首脳による経済の見通しに対する議論が交わされました。
ECBの年次フォーラムに出席した中銀首脳
ECBの年次フォーラムに出席したパウエルFRB議長とラガルドECB総裁、ベイリー英中銀総裁は、90分間に及ぶパネル討論会で議論を交わしました。
米欧で進行する高インフレに対して、どう向き合うかが議論の中心にあったようですが、米国、欧州、英国のインフレは40年ぶりの高水準に達しています。
8%から10%といった歴史的な高インフレは、消費者の生活を圧迫するだけでなく企業業績や経済活動にも大きな影響を与えています。
低インフレ時代に決別
先進国の中銀は、金融政策の在り方が激変する可能性と向き合わなければならない状況にあります。
長年、中銀が直面してきた敵は低インフレであり、現在の状況とは大きく異なります。
低インフレとしか向き合ってこなかった中銀当局者は、これまでの時代と決別して高インフレに向き合う転換点を迎えています。
景気のテコ入れやゼロ金利政策などの進めてきた当局は、敵を『低インフレから高インフレ』に切り替えて退治に向き合う必要があります。
スタグフレーションは避けられない
インフレ退治のためにフルコミットすると公言しているFRBのパウエル議長ですが、同時にリセッションが避けられないことも示唆しています。
強い経済を足元に急速な利上げに対しても耐え得ると判断しているようですが、果たしてソフトランディングは成功するのでしょうか?
このままインフレが高止まりを続け、リセッションを迎えることになればスタグフレーションが起こることになります。
米GDPは下方修正
米国の1-3月(第1四半期)のGDP(実質国内総生産)確定値は、改定値からは大幅下方修正となり従来の想定以上に米経済が弱い足取りとなっていたことが示唆されました。
個人消費は前期比で年率1.8%増、改定値は同3.1%増だっただけでなく、米GDP1-3月確定値は前期比年率1.6%減と予想の1.5%減よりもアンダーパフォームしました。
4-6月のGDPがマイナスとなれば2四半期連続のマイナスとなり、リセッション入りと定義されます。
もうスタグフレーションはそこまで来ていると言っても良さそうです。
中銀首脳に大敵は倒せるのか?スタグフレーションはそこまで来ているまとめ
中銀首脳に大敵は倒せるのか?スタグフレーションはそこまで来ているをまとめます。
昨日は大きな値動きを見せなかった米国市場でしたが、足元では高インフレとリセッション懸念が渦巻いています。
来週からは決算シーズンも始まり、株式市場には下落のリスクの方が高い状況が続きます。
私が言うのも何ですが、毎日の株価に惑わされることなく長期目線でポートフォリオを構築していきましょう。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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