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こんにちは!
株価続伸の期待が外れた
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
昨日の米国市場は2日連続の上昇とまではいかなかったものの、これまで見せてきた『1日上がって3日下がる』といった最近の下落トレンド相場とまではならずに済んだようです。
重要な指標が発表されたわけでもなく、材料のない中で投資家心理が顕著に表れた1日となったようです。
これからインフレや失業率、小売売上高やFFレートが発表されるたびに、株価が乱高下することが予想される米国市場ですが、いつになったら落ち着くんでしょうね。
私たち個人投資家としては、このまま暴落なんてことが起こるかどうかが気になりますよね。
ただ、どうやらリセッションは避けられないみたいなので注意したいところです。
そこで今回の記事では、6/22の相場を振り返り【リセッションは避けられない】避難?ホールド?それとも買い増し?について解説していきます。
記事の後半ではリセッションに
陥る可能性について解説しているで
6/22米国市場の値動き
昨日の米国市場を眺めると、特別な材料があったワケではないのに1日のうちで大きく株価が上下するといった相場となりました。
現在の不安定な投資家心理を色濃く表した1日となりましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
振れ幅の大きかった米主要3指数
昨日6/22の米国市場は、3指数とも横ばいで終わりましたが、1日のうちでは株価が大きく動きました。
連日の上昇になるかと期待しちゃったわ!
・S&P500…▲0.009%
・ダウ…▲0.20%
・NASDAQ…▲0.17%
マーケットオープン時は3指数ともにマイナス1%程度で始まったのですが、その後大きく上昇していきました。これはパウエル議長の公聴会の内容が好感されたことによるものです。
ナスダックは+1.3%、S&P500が+0.8%まで上昇したところで売り圧力に押されてズルズルと下がる展開となりました。
午後にかけてもう一回上昇したけど
引けにかけてまた下がってしもうたな
明日の相場に不安が残る展開ね!
全体的に売られていましたが、小型のグロース株が比較的買われていました。
大きく上昇したハイパーグロース株もあったで
債券買い戻しで長期金利は低下
株式市場と同様にパウエル議長の公聴会がはじまると、債券市場にも買い戻しが入りました。
長期金利(米10年債利回り)は、3.147と前日よりも急低下しています。
今後3%以下に低下することはあるのかしら?
長期では上昇してきた長期金利ですが、このまま4%、5%と上昇するようなことがあると、株式市場にもダメージがあると推測されます。
ノーリスクで5%とかおいしいな
久しぶりに30を切ったVIX
およそ1週間ぶりに30を切ったVIX(S&P500恐怖指数)ですが、まだまだ低水準とは言えません。
すでに1ヶ月近く高水準で推移しているVIXですが、マーケットの方向感がハッキリしていないことの表われだと感じています。
4月には20を割り込むこともあったのにな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500ヒートマップを眺めると、セクターによって大きな偏りがあったように見えました。
大きく売られたのはエネルギー株でしたが、原油価格の低下に加え投資熱が冷めてきたことが要因だと考えられます。
一方で、ヘルスケアや生活必需品が上昇しており、軟調相場ではディフェンシブ銘柄が底堅い値動きをしているように感じました。
今の相場はディフェンシブ銘柄の方が安心やもんな
その他、前日大きく売り込まれたNFLX(ネットフリックス)が+4.67%とリバウンドしています。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち4セクターが上昇をした1日となりました。
・ヘルスケア…+1.3%
・公益事業…+0.76%
・不動産…+0.62%
・通信…+0.1%
・生活必需品…▲0.24%
・一般消費財…▲0.32%
・金融…▲0.43%
・資本財…▲0.46%
・情報技術…▲0.52%
・素材…▲2.11%
・エネルギー…▲4.04%
エネルギーセクターの下落が止まらず、1日で▲4%以上もの下落しており前日の上昇分を帳消ししてしまいました。
原油価格に踊らされてまうな
昨日のようなヨコヨコした相場でも、ヘルスケアセクターは堅調な上昇を見せており、1週間で4%近い上昇を見せています。
リセッションに備えた投資家心理が垣間見えるわね!
リセッションは避けられない?
リセッション入りの懸念が高まる米国市場ですが、本当にこのまま景気後退が進んでしまうのでしょうか?
また、リセッション入りすることで株価はさらに落ち込んでいってしまうのでしょうか?
パウエル議長もあきらめモード
これまでソフトランディングを目指すと公言してきたFRBのパウエル議長ですが、ここにきてどうやらあきらめモードに突入したようです。
大幅利上げによって、米経済がリセッションに陥る可能性があることを完全に認めた感じですね。
インフレにしてもテーパリングにしても利上げにしても、パウエル議長ってはじめは期待を持たせていい顔をするんですが、結局はタカ派意見に染まっていくんですよね。
まぁ、それが株式市場へのクッション材になっているので、FRB議長として上手に市場参加者と対話しているってことになるんでしょうが。。。
連銀の総裁ですらリセッションへの意見が異なる
FRBの投票権を持つ連銀総裁ですら、リセッション入りへの可能性については意見が異なるようです。
ちなみにボスティック総裁は
今は投票権を持ってないわよ!
連銀の総裁ですら意見が分かれるってことは、経済の見通しが不透明であることの表われですね。
世界の企業経営者はどう見ているのか
次に、世界の企業経営者は経済の見通しについてどう見ているのかを確認していきます。
米国の調査機関である『カンファレンス・ボード』が先週公表した調査結果では、2023年末までにリセッション入りしそうだと答えたCEOは合計で76.1%に達しています。
イーロンマスクも言ってたな
経営幹部750人を対象としたこの調査によると、すでにリセッション入りしていると答えたのが15%、年末までにリセッション入りすると答えた人は43.3%、2023年までにリセッション入りすると答えたのが17.8%と予想しているようです。
一方で、2〜3年以内にリセッション入りしないと答えたCEOは19%だったそうです。
ほどリセッション入りするって
思ってた方が良さそうね!
リセッション入りの要因は利上げだけ?
6月に0.75%の利上げを行ったFRBですが、続く7月や9月も0.5~0.75%の利上げが予想されています。
政策金利の上昇は、インフレを冷ます役割があると同時に景気を減速させてしまいます。
では、利上げが穏やかになればリセッション入りは避けられるのかといえば、他にも懸念はあるようです。
足元のインフレ率は40年ぶりの高水準にまで上昇し、賃金や家賃は根強く上昇を続けています。
原油価格の高止まりにより企業業績は圧迫され、米国市場(S&P500指数)は年初来で▲20%以上の下落を見せベアマーケット入りしています。
2022年第1四半期(1〜3月期)の実質国内総生産(GDP)は、年率換算で前期比1.5%減っていることを鑑みれば、リセッションはすぐそこまで近付いていると推測するに容易です。
結局のところ株式からは避難した方がいいの?
我々個人投資家にとって、もっとも重要になってくるのが『株式から避難した方がいいのかどうか』です。
その答えは『どこで株価が反転するのか』の問いと同じ答えになってしまうため、誰にもわからない問いになるでしょう。
しかし、人によってリスク許容度や投資スタイルがことなるため、自分の中に答えがあるはずです。
自分の中の答えを知りたい人は、こちらの記事が参考になると思います。
絶対おすすめしない方法は、株式からの完全撤退です。
誰もがいつ反転上昇するかわからない状況で、『稲妻が光る瞬間』を逃さないためにも、リスク許容度の範囲内で資産を株式に振り向けておくべきだと考えています。
ちなみに筆者は、『ほとんどホールド』『インデックスだけは積立継続』『買い増しにはまだ早い』といったスタンスで市場を眺めています。
円安過ぎてドル転する気にはなれないわ!
【リセッションは避けられない】避難?ホールド?それとも買い増し?まとめ
【リセッションは避けられない】避難?ホールド?それとも買い増し?をまとめます。
結果だけ見ると微減した昨日の米国市場でしたが、不透明な投資家心理が顕著に表れた1日となりました。
今後においても不安視される株式市場で、些細な材料ひとつで株価が大きく揺れ動く状況が続きそうです。
リセッションを避けて通ることができない状況であっても、自分の投資スタイルを曲げないことが重要だと思います。
数年後に笑っているためにも、今は耐える時期だとジックリ腰を据えようと考えています。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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