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こんにちは!
反転を待ち望んでいる
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
昨日の米国市場は、最近の株価急落に歯止めがかかり、一旦の下げ止まりを見せました。
予想を超えるインフレの発表により、利上げ観測が強まった懸念から急落してきた株価も、ひとまず様子見といったところでしょうか。
今週末にはFOMCも控えており、まだまだボラティリティの高い相場が続きそうですが、米国市場はどこまで下落してしまうのでしょうか?
そこで今回の記事では、6/14の相場を振り返り、下落を続ける米国株の下値予想について解説していきましょう。
米国株の下値予想は
記事の後半で解説しているで
6/14米国市場の値動き
昨日は何とか大幅な下落を避けることができた米国市場ですが、まだ上昇に転じるには材料が不足しているようです。
まずは直近のFOMCを無事に通過する必要がありそうですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
指標が出るのを待つ米国市場
昨日6/14の米国市場は、3指数ともプラスで開始されるも午後には売り圧力が勢力を増し、最終的には買い戻されるといった展開となりました。
・S&P500…▲0.34%
・ダウ…▲0.46%
・NASDAQ…+0.20%
ナスダックは1%の上昇する場面もありましたが、FOMCで指標が示されるまではどちらにも動きづらいといった状況でしょうか。
FOMCで0.75%利上げが決まれば
株価はまた急落するやろな
パウエル議長の記者会見次第ね!
全体的には売り相場でしたが、大型グロース株の上昇によりナスダックがけん引されたようです。
大型バリューに至っては
配当金より国債利回りの方が高くなれば
もっと売られることになりそうやな
2010年来の高水準となった長期金利
3.4%を超えた長期金利(米10年債利回り)は、2010年来となる高水準にまで上昇しました。
もう株に投資する意味がなくなるわよ!
昨日の場中で3.5%に届きそうになったところで反発しましたが、次に3.5%を突破した時には更なる株価急落は避けられそうにありません。
昔のように10%を超えるようなら
みんなで債権に投資すればええんやな
6/15にはFRB保有の債権の償還日を迎えますので、さらに金利が上昇する可能性もあります。
多少反落したVIXはさらに上昇する恐れもある
前日よりも多少は反落したVIX(S&P500恐怖指数)ですが、まだまだ上昇する余地が残されています。
FOMC後のパウエル議長の発言次第では、一気に40を超えるといった恐れもありますので、今から投資するのは避けたいところですね。
40を超えるようなことがあれば
市場は暴落するやろな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500ヒートマップを眺めると、最近の急落相場は一旦止まったようにも見えます。
S&P500指数は▲0.34%と下落したのですが、ヒートマップ自体はそこまで総悲観ではありませんでした。
大型テックの上昇に加え、一部では大きな上昇を見せた銘柄もありました。
一方で、PG(プロクター&ギャンブル)は▲3.12%、KO(コカ・コーラ)は▲3.44%、WFC(ウェルズファーゴ)は▲4.00%と、高配当銘柄が値を下げています。
国債利回りが配当金を超えたら
今後も高配当株は厳しいわね!
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち2セクターが上昇、9セクターが下落した1日となりました。
・一般消費財…+0.7%
・情報技術…+0.55%
・通信…▲0.04%
・資本財…▲0.18%
・不動産…▲0.3%
・エネルギー…▲0.4%
・金融…▲0.55%
・素材…▲0.98%
・生活必需品…▲0.99%
・ヘルスケア…▲1.0%
・公益事業…▲2.25%
これは単に売られすぎた大型株の買い戻しがあって、それにけん引されたセクターが上昇しただけと捉えるのが正解だと思います。
一方で、インフレに強いとされてきた公益事業の下落が目立ちますが、バイデン大統領の支持率低下に嫌気されて売られたのでしょうかね?
支持率は40%を切って39%
不支持率は58%だそうよ!
トランプの時より悪いらしいな
下落を続ける米国株の下値予想
今年に入り高値から▲22%の下落をしたことでベアマーケット入りしたS&P500ですが、どこまで下落してしまうのでしょうかね?
少し上昇相場が続くと『下落は底を打った』と言う声が聞かれ、連日急落すると『まだまだ下落は序盤でこれから大きく暴落する』というコメントを目にします。
実際にどこまで下落するのかわかる人はいませんが、ある程度の予測をしておかなければ投資戦略も立てられませんね。
そこで今回はテクニカルチャートを利用して、下落する米国株の下値を予想してみることにしました。
所詮、素人の予想だから
エンタメ程度に聞いておくのよ!
ハズれても責任取れんしな
フィボナッチラインはS&P500の次の下値は3500と予想
現在のS&P500は3735まで下落していますが、フィボナッチ数列を利用したテクニカルチャート『フィボナッチライン』を引いてみると、次の転換点は3500付近を示しています。
直近で反転するようであれば、目安は3500と考えている投資家も多いようです。
これが大底になるかは定かではありませんが、一旦のサポートラインになる可能性は高いと言えそうです。
コロナショックの大底から2022年の最高値でフィボナッチラインを引くと、以下のようなチャートが見えてきます。
そんなテクニカル信じられるのか?
これまでも多くの転換点を当てているわ!
上の赤い部分が高値から23.6%のライン(S&P500は4198)となり、2022年3月のサポートラインになっています。このラインは、2021年4月から6月までの抵抗線にもなってきました。
次に薄い黄緑のラインが高値から38.2%のライン(S&P500は3815)となり、2022年5月に下落した下ヒゲのサポートラインになっていますが、2021年1月の抵抗線になっているのがわかると思います。
今回は38%ラインを6/13(月)にした抜けてしまったことから、次は高値から50.0%のライン(S&P500は3505付近)がサポートラインとなる公算が高いです。
このラインも2021年8月から11月のレジスタンスとなっていることから、強いサポートを受けることが予想されます。
現在値の3735からは
▲6.2%のダウンサイドってことやな
最高値から▲25%の下落はツラいけど
もう少しの辛抱ってことね!
(ちなみに次のラインは高値から61.8%のところにあり、S&P500は3195です。そこまでのダウンサイドは現在値より▲15%近くあります。)
フィボナッチラインとは
フィボナッチラインを知らない人のために、簡単に解説しておきます。
フィボナッチラインとはテクニカル分析のひとつで、反落時の安値(押し目)や反発時の戻り高値の目安として、多くの投資家に利用されています。
テクニカルに使用されるフィボナッチラインは、フィボナッチ数列を利用した『フィボナッチ比率』をチャートに落とし込む手法です。
安値と高値をつないでフィボナッチ比率で割ったフィボナッチラインは、これまでも多くの転換点を当ててきたようです。
信じるかどうかはあなた次第やで
フィボナッチとは
ちなみに『フィボナッチ』とは、12~13世紀に実在したイタリアの数学者のことです。
フィボナッチ数列は、1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597, 2584, 4181, 6765, 10946, 17711, 28657… となり、どの項も、その前の2つの項の和となります。
『フィボナッチ数列』は自然界に数多く存在し、例として花の花弁の枚数が3枚、5枚、8枚、13枚のものが多く、ヒマワリの種は螺旋状に21個、34個、55個、89個…と並ぶことなどがあげられます。
イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ(Leonardo Fibonacci)(本名はレオナルド・ピサノ(Leonardo Pisano)というが、父の名前のボナッチの息子という意味のfilius Bonacciが短縮されてフィボナッチと呼ばれるようになった)に因んで名付けられた数列である。
【下落を続ける米国株の下値予想】フィボナッチラインから見える米国市場の大底まとめ
【下落を続ける米国株の下値予想】フィボナッチラインから見える米国市場の大底をまとめます。
昨日の米国市場は一旦の急落の『踊り場』のような1日でした。
とはいえ、インフレの鎮静化が見えなくなった今は利上げ観測が高まることで、株式市場には良い材料が見当たりません。
今週開催されるFOMCではどのようなことが議論され、パウエル議長は記者会見で何を発言するのかに注目が集まっています。
フィボナッチラインを信じるのであれば、S&P500は3500付近で底を打つ可能性もあります。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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