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こんにちは!
含み益が溶けまくりの『ここ屋』よ!
最近の米国市場は、『終わりのはじまり』と言われるような下落相場が続いています。
特にハイパーグロース株や小型株には厳しい状況ですね。
起きたらすぐ資産をチェックしている筆者は、毎朝が『おはギャー』です。(涙)
今までの相場が異常だったと理解はしているものの、自分のポートフォリオがリスクの高い資産に偏っていることを再認識させられる1週間になりました。
私のブログを見ている人の中にも、同様に含み益が溶けていることに危機感を抱いている人も多いのではないでしょうか。
毎日の相場の値動きにハラハラする銘柄を保有することが、自分には向いていないんじゃないかと思うこともあります。
そこで今回の記事では、『終わりの始まり?』こんな時に持っていると安心な米国ETFは〇〇について解説していきたいと思います。
『終わりの始まり?』米国市場が続落
これまで上昇続きだった米国市場に慣れてしまった人にとって、今回のような下落があると『もう終わりだー』と感じてしまうかも知れません。
1週間で大きな下落をしたように感じる米国市場ですが、数字だけを追いかけるとそこまで大きな下落ではないことがわかります。
1週間の指数の値動き
代表的な指数の1週間の値動きを切り取ってみると、曜日によって上げ下げをくり返していますね。
小型株のRussell2000は1週間で▼3.65%と大きく下落していますが、NASDAQ100は▼1.96%、S&P500は▼1.22%、ダウ・ジョーンズは▼0.91%と、3指数は2%以内の下落に留まっています。
2%以下の下落であれば、長期で見れば『誤差』の範囲ですね。
長期金利は株式市場には追い風
リスクオフの市場の流れを受け、10年債利回りは1.3台まで低下しています。
市場の資金が株式から債券に流れることで、利回りは低下しています。
通常ですと長期金利が低下すると、リスクプレミアムが増加することからハイパーグロース株を中心とした株式は上昇するのですが、今回の下落では長期金利と共に株式も低下をしています。
長期金利が下がれば
株価には有利になるはずや
セクターローテーションのはじまり
米国市場はセクターローテーションが起きています。
これまでは、2020年のコロナショックを皮切りに、金融緩和による株式価格の高騰が続いていました。
しかし、テーパリングの開始と共に、インフレの加速による利上げが急がれると、金融相場の終わりを告げられました。
好調だったハイテクセクターや一般消費財セクターに替わって、これからの主軸はディフェンシブセクターに傾くことが予想されます。
ディフェンシブと聞くと、値上がりが小さく魅力を感じない人もいるかも知れませんが、『下がりにくい』ことは同時に『上がりやすい』ことを表します。
市場全体の上昇が期待できない相場の中で、今後の上昇を取りたいのであればセクターローテーションに乗る他に選択はないかも知れません。
今後の相場を占うには重要な1日
12/3(金)は、今後の相場を占い意味では重要な1日となりました。
1週間で大きな下落をしたように見えた米国市場でしたが、特に週末の1日だけを切り取ると今後の展望が見えるような気がします。
グロース株は全体的に売られており、特に小型株は大きな下落をしています。
逆に大型のバリュー株は、そこまで下がっていない印象です。
やはり、機関投資家をはじめとした大型の資金がディフェンシブ銘柄に移行していることがわかります。
セクターローテーションのはじまり
特にセクターローテーションを感じた要因は、12/3(金)のセクター別パフォーマンスによるものでした。
市場全体が下落する中で、プラスで終わったのが生活必需品セクターと公益事業セクターでした。
逆に大きく売られたのが、一般消費財セクターと情報技術セクターでした。
これまで株価を大きく上昇させてきたセクターは『割高』から売られることになり、『割安』で放置されてきたセクターに資金が流れていくことが既定路線のようです。
業績相場に強いセクターは?
現在の米国市場では、金融相場から業績相場にローテーションしていると言われています。
これまでは、金融緩和措置により金余りによる金融相場が続いていましたが、これからは金融引き締めによる業績相場のはじまりです。
一般的には、金融相場の方が株式価格は上昇しやすいと言われていますが、その中でも業績相場に強いセクターはあります。
生活必需品やヘルスケアなどは、景気や相場に関係なく人々が生きていく上で必要な消費のために、業績相場でも比較的堅調な値動きをすると考えられています。
一方で、将来の成長に期待することで株価を上昇させるグロース株にとっては厳しい時代に突入するかも知れませんね。
こんな時に持っていると安心な米国ETFは〇〇
株式市場が下落傾向にあり、これからも大きなリターンが期待できない相場の中でも、比較的安心して保有することができるETFを紹介します。
バリュー株こそが今後の主流
これまでの株式市場の上昇をけん引してきたのがグロース株であったことは、周知の事実です。
しかし、最近の相場を眺めると小型株を中心としたグロース株は大きく売られています。
一方で、大型のバリュー株は上昇とまではいかなくとも、大きな下落はしていません。
では、バリュー株とグロース株のバリュエーションはどのような関係にあるのでしょうか。
バリューとグロースは逆転する?
バリュー株とグロース株の直近10年の値動きを比較すると、グロース株が大きくアウトパフォームしています。
グロース株ETFのSPYG(青)がバリュー株ETFのVTV(赤)を大きくアウトパフォームしていることが見て取れます。
GAFAMを中心としたグロース株が堅調だったことを考慮すれば当然の結果とも感じますが、それ以前もグロース株が強かったわけではありません。
リーマンショックのボトムとなった2009年を転換点として、グロースがバリューを上回るように切り替わっています。
それまではバリューの時代といわれ、リーマンショック前まではバリューがグロースを大きくアウトパフォームしてきました。
再びこのような時代に突入するとは断言できませんが、バリューとグロースのどちらが優勢になるのかは、10年周期で転換してきたことから今後バリューのターンが訪れてもおかしくはありません。
バリュー株を代表するセクターは
バリュー株と一言でいっても、そのセクターはいくつかに分かれます。
特に大型のバリュー株の中には、バフェット銘柄としても有名なKO(コカ・コーラ)やPEP(ペプシコ)、WMT(ウォルマート)、COST(コストコ)、PG(プロクター&ギャンブル)などがあげられます。
これら生活必需品セクターは、成熟した大型株が多くバリュー株を代表するセクターと言えます。
その他に、JNJ(ジョンソン&ジョンソン)、PFE(ファイザー)、MRK(メルク)、ABBV(アッヴィ)なども人々の生活に根付いたバリュー株として区分されます。
こんな時に持っていると安心できるETFは
生活必需品セクターやヘルスケアセクターなどは、グロース株のような急上昇はしないものの底堅い値動きをすることから、比較的安心して保有することができると言えそうです。
また、大型バリュー株を中心としたETFなども業績相場では底堅い値動きをするため、比較的ディフェンシブ銘柄と言えます。
大型バリュー株ETFならVTV
VTVはバンガード社のバリュー株ETFです。
特に大型バリュー株を中心としたETFのため、今のような相場にはピッタリなETFだと言えそうです。
連続増配株ETFのVIGもバリュー中心
VIGは連続増配株を集めたETFですが、連続増配株の中には熟成された大型株が多く、そのほとんどがバリュー株であることから業績相場では効力を発揮するETFだと言えそうです。
VIGに関しては筆者も保有しているため、その実績を公開している記事がありますので参考にしてみて下さい。
ヘルスケアセクターETFのVHT
VTHは、ヘルスケアセクター銘柄を集めたバンガード社のETFです。
近年はコロナウイルスのワクチン開発や経口治療薬などで大きな値動きをしている銘柄もありますが、基本的にはヘルスケアは底堅いセクターと言えます。
生活必需品セクターETFのVDC
VDCは、生活必需品セクター銘柄を集めたバンガード社のETFです。
生活必需品は景気が低迷しようが、インフレがモノが高くなろうが人々の生活には欠かせないセクターのため、底堅い値動きをするETFの代表です。
こんな時に持っていると安心な米国ETFは〇〇まとめ
こんな時に持っていると安心な米国ETFは〇〇をまとめます。
インフレの長期化が既定路線の米国市場ですが、雇用統計が発表されたことでテーパリングのペースが早まり、利上げ開始時期の繰り上げや利上げ回数が増加する予想が強まっています。
これにより市場は下落基調にありますが、今後はさらに傾向が強まりセクターローテーションが起ころうとしています。
我々、個人投資家もいち早くトレンドに乗り、少しでも初期の上昇から取りに行けることが資産形成の近道と言えそうです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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