【S&P500下落トレンド転換のサイン】テスラ急落ロケット爆発？

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決算発表が続く昨日の米国市場は、テスラなど大型株の決算ミスにより下落に転じています。

4月に入りレンジ相場で動いてきましたが、ここにきて暗雲が立ち込めています。

S&P500のチャートを眺めると不吉なサインが出ており、昨年同様であればこれから短期の下落トレンドに転換する公算が高まっています。

それでは4/20の米国市場を振り返り【S&P500下落トレンド転換のサイン】テスラ急落ロケット爆発？について解説していきます。

4/20 米国市場の値動き

昨日の米国市場は下落しました。

テスラの決算ミスが大きく影響しているようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

下落した米主要3指数

昨日の米国市場は3指数そろって下落しました。

プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンすると上昇していきました。

日中には株価は回復するのかというところまで上昇したのですが、引けにかけて下落していき大引けには買い戻されました。

株式市場に対して決定打となるような経済指標などがない中で、投資家もトレンドを探しているようです。

わずかに下落した長期金利

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値3.591から3.536に低下しました。

下落したといっても週明けの水準にまで戻したといった程度ですが、直近1ヶ月ほど3.3から3.6のレンジで推移しています。

債券に関しても市場の動きを捉えることができないといった様子です。

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、大きな下落をしている銘柄が目に付きます。

前日のアフターで決算発表のあったTSLA（テスラ）が▲9.75%といった急落をしています。

同じく決算ミスによりT（AT&T）の株価は▲10.41%下げています。

また、TSMC（台湾セミコンダクター）の決算の影響で、同じ半導体メーカーのNVDA（エヌビディア）も▲2.96%と連れ安です。

大型株の決算発表につられて下げている米国市場ですが、上昇している銘柄もありました。

前日に決算発表のあったLRCX（ラムリサーチ）が高騰しており、半導体需要に暗雲が立ち込める中で半導体製造装置は好調のようです。

一方で、テスラやAT&Tのように決算ミスのあったセクターは連れ安となっており、今の相場が決算によって大きく変動することが浮き彫りになりました。

セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち1セクターのみが上昇、9セクターが下落した1日となりました。

生活必需品セクターのみがわずかにプラスとなりましたが、その他セクターはマイナスに沈んでいます。

特に不動産、一般消費財セクターは1%以上の下落をしており、景気後退の足音が聞こえる1日となりました。

下落トレンドがはじまるS&P500

昨日のS&P500は下落して、終値では4,129まで下げています。

2月の高値をレジスタンスとしていたS&P500ですが、見事に跳ね返されることによって今後は短期の下落トレンドに転換してしまう可能性が高まりました。

2022年からMACDがデッドクロスした回数は5回ありましたが、その全てで大きく下落に転じています。

昨日の下落によってMACDが少し下を向きはじめましたので、このまま下落に転じる公算が高まっています。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

メスター総裁あと1回の利上げ支持

クリーブランド連銀のメスター総裁はインフレ抑制のために、あと1回の利上げを支持する考えを示唆しました。

同時に、銀行セクターのストレスは景気を鈍らせる可能性にも触れています。

あと1回の利上げにより政策金利は5.0-5.25となり、このレートは市場予想とも一致します。

次の焦点は利下げ時期となると考えていますが、未だFED当局と市場予想とは大きな乖離があります。

予想を下回ったフィラデルフィア連銀景気指数

昨日発表された4月のフィラデルフィア連銀景気指数は、予想を大きく下回り製造業の景気低下が示唆されました。

およそ3年ぶりの低水準となった同指数ですが、新規受注指数や雇用指数などは改善されており、そこまで悲観するような内容でもなかったようです。

フィラデルフィア連邦銀行が毎月第3木曜日に発表するペンシルベニア、ニュージャージー、デラウェア州の製造業の景況感を示す経済指標。
景況指数はアンケート調査の結果を指数化した指標で、なかでも製造業景況指数は今後の景気動向を占う「先行指標」とされています。

スペースXの大型ロケット空中で爆発

イーロン・マスク氏率いる米宇宙開発企業スペースＸは、開発中の大型ロケットのの打ち上げを実施したが、発射から数分後に空中で爆発しました。

スペースＸは爆発の原因について今のところ詳細を発表していませんが、テスラの株価などにも影響がないとは言い切れませんね。

4月の注目イベントについて

4月もまだ株価に影響しそうな経済指標の発表が続きます。

おおむね重要な経済指標の発表は無事に通過していますが、5月FOMCの利上げは経済指標によって決まりますから、今後も引き続きウォッチしていきたいと思います。

注目の決算発表

昨日も市場に影響のありそうな企業決算がありました。

4/20（木）
・PM（フィリップモリス）
・T（AT＆T）
・UNP（ユニオン・パシフィック）
・AXP（アメリカン・エキスプレス）
・TSMC（台湾セミコンダクター）

注目の決算発表が多かったため、別の記事でアップしています。

今週の注目決算

今週もまだ注目決算の発表があります。市場に大きな影響を与えそうな企業決算をピックアップしておきます。

それぞれの決算発表については、また当ブログでも追いかけていきたいと考えています。

まとめ

【S&P500下落トレンド転換のサイン】テスラ急落ロケット爆発？をまとめます。

昨日の米国市場は3指数ともに下落しました。

テスラなどの大型株の決算発表が大きく影響しているようですが、来週にかけてGAFAMなどのメガテック決算の発表が続きます。

今年に入り上昇してきた米国市場ですが、4月には短期のレンジ相場が続いています。

来週発表される企業決算次第では、FOMC前に株価急落なんてこともあり得ますね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

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