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こんにちは!
含み益ゾーンに突入した
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
中長期のインフレ期待が速報値より下方修正されたことを受けて、昨日の米国市場は大きく上昇しました。
4週間ぶりに相場が上昇したことで、底打ちを期待する投資家が現れる中で、まだまだ今後のダウンサイドを懸念するアナリストも多いようです。
プロの投資家ですら方向性が定まらない中で、我々個人投資家はどのようなスタンスで相場と向き合えばよいのでしょうか?
それでは6/24の米国市場を振り返り【中長期インフレ期待下方修正】週間ベースで大きく上昇した米国市場は底打ちしたのか?について解説していきます。
記事の後半では下方修正された
インフレ期待について解説しているで
6/24米国市場の値動き
昨日の米国市場を眺めると、投資家心理の不安の中心にあるインフレについて、少し和らぐのではないかと憶測が流れたために、株式市場は上昇したと考えられます。
とはいえ、これで相場が底打ちしたと考えるには少し早いのではないかと感じています。
ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
大きく上昇した米主要3指数
昨日6/24の米国市場は3指数とも大きく上昇したことで、週間ベースでも4週間ぶりのプラスとなりました。
まだ下落トレンドからは抜けられてないわよ!
・S&P500…+2.94%
・ダウ…+2.74%
・NASDAQ…+3.39%
マーケットオープンとともに急激に上昇した3指数は、日中も売られることなく引けにかけても買い圧力が強まる展開となりました。
来週も期待できそうな相場やな
まだダウンサイドの心配もあるわよ!
バリュー、グロース、大型、小型関係なく全体的に大きく上昇しています。
少しだけグロース優勢やな
ハイパーグロース株もいい感じだったわ!
再び上昇してきた長期金利
株式市場がリスクオンとなる中で、債券市場から資金が流出したことにより、長期金利(米10年債利回り)は再び3.138まで上昇してきました。
なかなか3%は切れないわね!
以前と比べて長期金利の水準が3%といった高水準でも、株価が上昇できる環境が整ってきたようです。
また金利急上昇すれば株価は下がるやろな
久しぶりに低下しはじめたVIX
これまで30を超える高水準が続いてきたVIX(S&P500恐怖指数)ですが、久しぶりに27まで低下をしました。
当面の間は大きな指標が出るワケでもありませんから、このまま株式市場からは恐怖が抜けていく公算が高いです。
鬼の居ぬ間の洗濯やな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500ヒートマップを眺めると、久しぶりに全面緑の心が現れるような相場となりました。
こんな日が続くことを願うわ!
特にこれまで売られてきた銘柄のショートカバーが目立ち、狼狽売りしてしまった個人投資家は機関の養分になってしまったようですね。
特に最近は金融が大きく売られていたために、反発も大きかったようです。
まだまだ戻り売りもありそうやな
一方で、VZ(ベライゾン)やUNH(ユナイテッドヘルス)などの下落していますね。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクター全てが上昇した1日となりました。
・通信…+4.02%
・一般消費財…+3.81%
・情報技術…+3.54%
・資本財…+3.51%
・素材…+3.43%
・金融…+3.35%
・不動産…+2.73%
・生活必需品…+2.1%
・エネルギー…+2.07%
・ヘルスケア…+1.97%
・公益事業…+1.79%
半分以上のセクターで3%以上の上昇が見られましたが、原油価格の上昇でエネルギーセクターも久しぶりの上げ相場となりました。
エネルギーセクターから投機筋が抜けると
今後はダウンサイドの方が大きいかもな
インフレの鎮静化は期待できるのか
昨日の米国市場はインフレの鎮静化が期待されたことで株価が上昇したようですが、本当にインフレはピークを迎えたのでしょうか?
6月の米ミシガン大学消費者マインド指数によると、消費者のインフレ期待は和らいできた様子です。
下方修正された中長期インフレ期待
6月の米ミシガン大学消費者マインド指数によると、中長期のインフレ期待が速報値から下方修正されたようです。
速報値では5-10年先のインフレ期待は3.3%だったのに対して、3.1%に下方修正されました。
これによって、FRBによるFFレート利上げペースの切迫感を和らげる可能性があることから、昨日の株式市場の上昇に一役買ったようです。
とはいえ、まだまだ高水準のインフレ期待に対して、FRBが利上げ観測を弱めるとは思えませんけどね。
6月FOMCでの0.75%利上げの決め手となったのは
6月FOMCでの0.75%利上げの決め手となったのは、米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)だったようです。
パウエル議長はFOMC後の記者会見で、ミシガン大学消費者マインド指数の上昇を見て『強く目を引く統計だった』とコメントしています。
14年ぶりの高水準となった速報値に対して大きく反応したFRBは、市場予想の0.5%を上回る0.75%の利上げを断行したようです。
速報値が下方修正されたとわかった
FRBはどう反応するか楽しみね!
7月FOMCで0.5%の利上げで済んだら
株価は爆上げするやろか?
FedWatchの利上げ予想も、7月の利上げが0.75%が有力視されていますが、0.5%を予想する人も増えたようです。
【中長期インフレ期待下方修正】週間ベースで大きく上昇した米国市場は底打ちしたのか?まとめ
【中長期インフレ期待下方修正】週間ベースで大きく上昇した米国市場は底打ちしたのか?をまとめます。
昨日は大きく上昇した米国市場でしたが、週間ベースでも4週間ぶりのプラスとなりました。
ミシガン大学消費者マインドによる中長期インフレ期待は下方修正され、市場はインフレに対して楽観したようです。
とはいえ、実際のインフレ率は消費者物価指数で判断されますので、株式市場の下落は底を打ったと判断するのは少し早いかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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